「できない」という深層心理を、「できる」に変える、一つの方法(その1)

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「できない」という深層心理を、「できる」に変える、一つの方法(その1)

今日は、「無意識」のお話をしてみましょうか。

以前の記事(「なれる」と思えば次第になれる、「なれない」と思えばなれない)で書きましたが、「できる」と信じていれば、失敗もフィードバックになって、欲求を満たしてゆける……ということをお話しました。

で、今回はその続きで、なら、どうすれば「できない」という思い込みを、「できる」にしてゆけるのか

その一つの方法をお話してみましょう。

 

タイミングよく、メールで質問があったんですよ。

その方は、「自信が先で、結果は後からついてくる~」とか「未来の夢に確信を持てば、それが実現する~」とかよく言われていて、それを実践してはいるものの、実績も何もない自分に自信が持てないでいると。

こういうことって、ほとんどですよね。

「できると思えばできる」って言うけれども、その「できる」と心から思えないのに、どうすればええねん!みたいに思うでしょ(笑

私も経験はあるので、この気持ちはすごく分かるんですよ。

そのために、今日は「深層意識」を書き換える方法について、説明してみましょう。

 

「顕在意識」と「深層意識(無意識)」のお話

最初に、「顕在意識」と「深層意識」について、説明しておきます。

「顕在意識」というのは、私たちが普段考えていることですね。

私たちが理解できることです。

一方で「深層意識」というのは、無意識のことで、私たちが普段意識したり、理解することができない領域のことです。

例えば、「心臓を一瞬でもいいから止めてみろ」とか言われても、できませんよね(笑

なら、心臓は私たちの顕在意識が動かしているのではなくて、深層意識が動かしているということです。

同じように、例えば過去に、大きな事故にあった道があったとしましょうか。

何となく、毎日その場所を避けて通るわけです。

それは、意識していなくても「何となく」で、勝手に体が動いて、行動の習慣ができてしまっているわけです。

 

私たちは「自分の体は自分のものだ。自分が全て動かしている」と思っているでしょ。

でも実際は、自分の体を動かしているほとんどのことは、私たちの「意志」では動かしていないんですよ。

「この心臓は、私のもの」、「この胃や腸は、私のもの」とか言いながら、私たちは心臓を止めることも、胃腸の活動を止めることもできないわけです。

自力で心臓を止められたら、推理小説とかすごいことになりそうですよね(笑

胃腸の活動を自力で抑えられたら、苦しいダイエットとかも、全くする必要ないわけです(笑

でも、残念ながらそれはできないと。

 

同じように、私たちは普通、「自分で自分の人生を決めている」とか思いますよね。

もちろん部分的にはそういうこともあるでしょうが、実際では、私たちの行動のほとんどは、「自分の意志以外の、『何か』によって動かされている」と言えるわけです。

それが、「深層意識(無意識)」ですね。

で、私たちの「顕在意識が操作している領域」っていうのは、「深層意識が操作している領域」に比べて、もうとんでもなくちっぽけなものなんですよ。

 

無意識の強大な力

つまり、私たちは、自分で自分の人生を決めているようでいて、実は「自分の中にある、なにやらよく分からないもの(深層意識)」によって「勝手に決められている」んですよ。

なぜ、その中学校に入ったのか。

それは、「その小学校での貴方の成績では、この中学校ですよ」と言われて、「何となく」で決めたわけです。

なぜその高校に入ったのか。

それは、「その中学での貴方の成績では、この辺りの高校ですよ」とテストで評価されて、「何となく」決めたわけです。

なぜその大学や会社、働き方になっているのか。

「貴方はこの程度ですよ」と評価されたり、「私にできるのは、この程度だよ」と自分で思っていて、「何となく」決めたわけです。

もちろん、入学や就職活動で「頑張った」かもしれません。

意識的に勉強をしたり、意識的に準備をしたでしょう。

でも、「じゃあなぜその会社や、その働き方を選んだの?」と言われると、ほとんどの場合、確固とした答えはなくて、「何となく、慣れていたから」とか、「幼い頃から見知っていた」とか、そういう程度だと思うんですよ。

 

これが、無意識の力なんですよ。

深層意識が、「何となくそっちの方がいい」とすることで、私たちのほとんどの現実が決められていると。

恐ろしいでしょ。

私たちは、「自分の人生は自分のものだ!」なんて思いながら、実際は私たちの中にある、なにやらよく分からないものに、勝手に人生を決められているんですから。

この「深層意識」という強大なモンスターが、私たちの中にいる、ということを知っておく必要があるわけです。

もちろんこのモンスターは、暴力的に私たちの人生を破滅させることもありますし、一方で扱い方や手なずけ方を知っていれば、最高のエネルギーや力を私たちに与えてくれるものです。

ほら、物語でも、よくあるでしょ。

英雄がいて、すっごい力を持っている剣があるけど、その剣には意識があって、最初は英雄の言うことを聞かないわけです。

でも、いったん英雄がその剣の扱い方や手なずけ方を知ったら、とてつもない力を与えてくれる……それと似たようなものです。

 

モンスターを手なずけるには、モンスターの趣向を知ること

じゃあ、どうすれば、その深層意識というモンスターを手なずけることができるのか。

それには、深層意識の好みや趣向を知っておく必要があります。

私たちの中にいるモンスターには、実は「これが好き」、「これが大っ嫌い」っていうのがあるんですよ。

そして、そのモンスターが私たちの意志にかかわらず、好き嫌いで私たちの人生を決めてしまっていると。

そのモンスターが、「嫌われるのが嫌」であれば、貴方がどんなに意識的に人と仲良くなろうとしても、結果として深い仲にはなれなくなります。

そのモンスターが「失敗して人から笑われたくない」と思っていれば、貴方がどんなに頑張ろうとしても、準備だけで終わって、実際に挑戦できなくなります。

他にも、夢が叶う例で言うと、モンスターが「PCって面白いな~。大好き」とか思っていたら、書店に入った時に、「おい、ちょっとこっちに寄っていこうぜ」とかモンスター(無意識)がささやいて、PCの雑誌コーナーに足を運んだりして、情報を楽しく仕入れていたりするものです。

 

そして、モンスターを手なずけて、私たちの意識通りに動かすには、モンスターに「なんでそれが嫌いなの?」、「なんでそれが好きなの?」と、訊く必要があるわけです。

モンスターの特性を知って、初めて扱えるわけですね。

ほら、「風の谷のナウシカ」でも、最初のシーンで、手のひらサイズの子ギツネみたいな、おびえた小動物がいるじゃないですか。

ナウシカのペットになるやつ。「テト」だったか、名前忘れましたが。

最初はその小動物はおびえていて、ナウシカが差し出した指をかみますが、ナウシカが「大丈夫。おびえてるだけだよね」と優しく語ると、小動物はおとなしくなって、ナウシカになつくわけです。

私たちの中にいるモンスターも、その小動物と同じように、何かにおびえていたり、特定のことに不安がったり、威嚇したりするんですよ。

時にモンスターが私たちを傷つけようとしても、「大丈夫だよ」と受け入れれば、そのモンスターは急におとなしくなって、私たちの力になってくれるようなものです。

 

モンスターの趣向が、私たちの行動を決める

モンスターとその人の好みが一致する場合、その人が願ったら、それはすんなり実現します

例えば「PC好きだな~。もう一台マシンが欲しいな」とか思っていて、モンスターも「PC好き! やろうぜ!」と同意すると、いつの間にかお金を作っていたり、不要なPCを持っている人を見つけたりして、どんどん有益な情報が入ってきて、確実に新しいPCが手に入ってゆくものです。

「ちょっと太ったかな。体重落とそうかな」とか思っていて、モンスターも「体重落とすのは好きだし、得意だよ」と思っていれば、すんなり体重は落ちます。

誰にもこういう分野はあると思います。

願うだけで、どんどんそれが叶ってゆく、というジャンルですね。

「アニメの声優を覚えることなら得意だよ」とか、「武器の名前と歴史を覚えるのは得意だよ」とか、だいたいあるものです。

それは、モンスター(深層意識)と私たち(顕在意識)の好みが一致しているから、すんなり、しかもどんどん夢が実現してゆくんですよ。

すると、「声優のライブに行きたい!」とか願うと、情報がどんどん入ってきたり、欲しいものが見つかったり、自然と夢が叶うチケットが手に入れられるようになるんですよね。

 

でもその一方で、私たちが顕在意識で願っても実現しないことは、そのモンスター(深層意識)が「それは嫌!」とおびえているからなんですよ。

「あっちに行こうよ! あっちには、きっと素敵な未来があるよ!」と私たちが言っても、モンスターがおびえているから、そのモンスターが私たちを操作して、行かせないようにしているわけです。

無理矢理にでも行こうとしたら、モンスターは「行きたくないのに、どうして分かってくれないの!」と、破滅的な出来事を引き起こして、夢を壊します。

よくあるでしょ。

お金を貯めようとしても、ある程度貯まったら、突然高額のものを衝動買いしちゃったりとか。

好きな人と仲良くなりそうになっても、突然怖くなってその人との付き合いを避けるようになったりとか。

独立したいのに、いつまで経っても会社勤めから抜け出せないとか。

あるジャンルによっては、モンスターが「それは嫌!」と、私たちの願いと食い違う趣向を持っていることがあるんですよ。

 

その場合、その「深層意識」という名のモンスターを手なずけない限り、いつまで経っても私たちの夢は叶わないわけです。

顕在意識よりも、深層意識の方が、力ははるかに強大ですからね。

じゃあ、どうすればそのモンスターを手なずけられるのか。

どうすれば、深層意識を書き換えることができるのか。

 

この話はちょっと長くなりそうなので、続きは明日か、もしくは次回にでも(笑

ってことで、次回をお楽しみに。(*´д`)

今日はここまで~。

By | 2016-11-29T09:03:59+00:00 2014年 10月14日(火)|心理学|「できない」という深層心理を、「できる」に変える、一つの方法(その1) はコメントを受け付けていません。