「自分から進んで不幸になる」という思考の罠に気がつく

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「自分から進んで不幸になる」という思考の罠に気がつく

心理カウンセラーである心屋氏のページのこの記事を見ていて、「確かに」と思ったことがあるんですよ。
それは、「人を救わない」ということですよね。

氏のページで、「僕は貴方を救わないし、幸せにしないよ」と言っているんですよ。
これは一見、冷たいように見えますよね。

でも、実は「救ってあげるよ」と言うよりも、「救わないよ」と言う方が、結果的に人を救うことになるわけです。

このメカニズムを少し説明してみましょうか。

まぁこれはとても簡単な話で、「救ってください」と言う人がいたとしましょうか。
すると、「じゃあ救ってあげるよ。順番にどうぞ」とした場合、「私だけは、より先に救って欲しい」と誰でも思うものじゃないですか。

すると、「私は他の人よりも不幸です。だから、より救われる重要度が高いんです」と、自分の「不幸度」をより高めることになりますよね。
不幸であればあるほど、より救ってもらえるんですから。
ここに落とし穴があるんですよ。

幸せになりたければ、それは簡単で、自分が持っていないものよりも、持っているものに目を向ければいいんですよ。
それだけで、「これもある、あれもある」ってなって、満ち足りた気持ちになれるわけです。
「これもない、あれもない」って考えるから、欠乏意識にさいなまれて、「私は足りない」となるんですよ。

すると、「私は他の人よりも不幸です。だから救ってください」っていうアプローチをさせてしまうと、その人は、もうありとあらゆる自分にとって足りないもの、すなわち不幸を探し出させることになっちゃいますよね。
自分が救われなければ、さらに「私はこんなにも不幸なんです!」とアピールしなきゃいけなくなるんですから。

だから、「救ってください。こんなに不幸なんです」という人は、さらに不幸になっていくと。
逆に、「こんなに幸せなんです」と言う人は、足りていることに目が行くので、どんどん幸せになっていくと。

簡単なことですよね。

 

この「不幸のアピールグセ」というのは、実は結構多くの人がいるものなんですよ。

それは、次の質問でどう答えるかで分かるものです。

「もし全能の神様がいたとして、貴方を救うことができます。貴方は次の二つのうち、どのようにして助けてもらいますか? 一つ目は、『神様、ありがとう。私はこんなに幸せです』と伝えることで助けてもらう。二つ目は、『神様、私はこんなにも不幸な子羊なんです』と伝えることで、助けてもらう」

これで、感謝を伝えることで助けてもらおうとする人は、豊かになれる人です。
というのも、「もっと幸せになるには、もっと豊かさを見つければいい」と分かっているからですね。

逆に、不幸をアピールして助けてもらおうとする人は、どんどん不幸になっていく人です。
これは、「もっと幸せになるには、もっと不幸になればいい」と思っているからですね。
この矛盾というかカラクリに気がついていないんですよ。

だから、「神様に助けてもらうために、自分から進んで不幸になる」んですよ。

それは神様でなくても、心理カウンセラーでも、成功者に対してでも同じで。
どん底にまで落ちれば落ちるほど、「自分は助けられるべきだ」と思っちゃってるんですよね。

でも、実際のところは、自分でしか自分を助けられないんですよね。
だから、不幸になって、それで終わりになってしまうと。

 

だから、「私は貴方を救わないよ」というアプローチをする方が、結果として人を救えるようになるわけです。
シンプルな原理でしょ。

そういうこともあって、幸せをより感じたいならば、「不幸のアピールグセ」をするよりかは、「感謝のアピールグセ」をするとよいかと思います。
不幸のアピールをして共鳴するのは、同じように不幸な人だけです。
でも、感謝のアピールをして共鳴してくれるのは、豊かさを持った、幸せな人なんですよね。

もし幸せな人たちとつながりたいというのであれば、「感謝のアピールグセ」をつけるといいかなと思います。

ってことで、ちょっとした心理メカニズムのお話をしてみました。

By | 2014-02-19T20:30:45+00:00 2014年 2月19日(水)|心理学|「自分から進んで不幸になる」という思考の罠に気がつく はコメントを受け付けていません。