今日は久しぶりに、ビジネスのお話をしてみましょうか。

ビジネスにおける、「キャッシュポイント(お金になる場所)の見抜き方」というお話です。

 

何を売りにすれば、お金になる?

「大好きなことをして、お金を稼いでいきたい」という場合、「でも、なかなかお金にならない」ということがあるかと思います。

どこで稼げばいいのか分からなかったり、自分の強みが分からなかったり、いろんなことがあるでしょう。

 

で、ビジネスでは「お金になるポイント」というのがあって、それをキャッシュポイントと呼びます。

このキャッシュポイントをしっかりと掘り当てられると、お金がざくざくとわき出してくる、というものですね。

でも、「すでに発見されているキャッシュポイント」というのは、基本的に大企業や体力がある組織に占領されているものです。

まあそれは当然で、おいしいものほど力がある人が取るものですから。

 

その競争に勝てない場合は、新たなキャッシュポイントを見つける必要があると。

じゃあ、どういう部分にキャッシュポイントがあるのか、どこを中心にして掘ってゆくとよいのか、そのコツを説明しましょう。

 

キャッシュポイントは、クリエイティビティーを発揮した場所にある

もう結論から言うと、「キャッシュポイントは、クリエイティビティーを発揮した場所にある」ということです。

簡単に言うと、「工夫したことを、もっと掘り下げてみましょう。それを極めると、どんどんお金になりやすいですよ」ということです。

 

たとえば私の場合、過去に写真加工技術を作りました。

これは私がアニメを作っていたときに、背景コストが高いので、「写真を絵のように見せることで、背景コストを下げよう」として開発したものでした。

アニメは大失敗したんですが、一方でこの写真加工技術はそれなりに売れて、今でも売れ続けているんですよ。

それは、その写真加工技術は「私が独自に工夫をした点」だったからですね。

すなわち、クリエイティビティーを発揮した部分だったと。

 

他の例で言うと、以前に「一本の爪楊枝で、弁当用の箸代わりにした高校生」を紹介しましたよね。

忘れた方のために再度説明すると、とある高校生が弁当を食べようとしたのに、箸を忘れたことに気がついたと。

すると、友人から一本の爪楊枝をもらって、それで食べたわけです。

というのも、普通のご飯では爪楊枝では食べられませんが、弁当のご飯は固まっていたり、汁物がなくて、おかずも爪楊枝で食べられるようなものばかりなんですよ。

だから、お箸を忘れたとしても、爪楊枝が一本あれば食べられると。

 

なら、あえて「弁当のおかずを爪楊枝一本で食べられるような形」にすると、移動しながらとか、活動しながらでも食べられますよね。

そういう忙しい現代人に向けて売り出せば、グッズだろうがノウハウ本だろうが、「これは売れそうだ」と分かるわけです。

 

独自な工夫点が、売りとなるポイント

これらの「短時間で写真を絵のようにする」とか、「お箸の代用として、一本の爪楊枝を使う」というのは、独自に見つけ出したクリエイティビティーですよね。

これが売りとなる、分かりやすいポイントなんですよ。

 

クリエイティビティーというのは、基本的に「比較されないもの」です。

自分独自の工夫なんですから。

すると、そんな「自分しか持たないいいポイント」があることで、お客さんから「それ、いいね!」と言われるようになる、ということです。

 

で、そういうのは「お客さんのため」にやる以前に、「自分のため」に、すでにしているものです。

大好きなことって、誰もがいろんな工夫をしているものなんですから。

逆を言うと、キャッシュポイントが見つからないのは、好きなことをクリエイティブにできていないから、もしくは自分のクリエイティビティーに気づいていないから、とも言えるでしょう。

 

たとえば旅行が好きな人で、「観光旅行をしながら生きていきたいなぁ」と思っていたとしましょう。

でも、「観光旅行をする」っていうだけでは、クリエイティビティーは何にも発揮できていませんよね。

むしろ、お金を払わなければできないぐらいです。

だから、こんな状態ではキャッシュポイントは見つけられません。

 

でもそこで、たとえばその人が「私は、旅行ではこういう工夫をしている」というものがあったとしましょう。

これは実際にあった話ですが、アメリカで旅行好きな人が、「最安ルートを見つける」というのが好きで、工夫を凝らして調べている人がいたんですよ。

そして毎週のように旅行に行くので、ついには手作業でそれをするのが面倒になったと。

そこでその人はプログラミングもできたので、ネットでその最安ルートを自動検索してくれるようなシステムを構築したわけです。

 

最初は自分のためだけに作ったシステムだったんよ。

でも、その人はある日、「あれ? これ、売れるかも」と思ったんですよ。

そして一般公開したら、すっごい売れちゃったと。

 

まとめ

そんな風に、キャッシュポイントというのは、クリエイティビティーを発揮した場所にある、ということですね。

ただ単純に「ゲームをしてお金になればなぁ」とか、「フランス料理を食べてお金になればなぁ」、「旅行をしてお金を得られればなぁ」というだけでは、ビジネスにはなりません。

それは、クリエイティビティーが発揮されていないからですね。

クリエイティビティーを発揮せずともできるようなものは、競争の世界か、もしくはお金を払わなければできないことです。

 

逆を言うと、クリエイティビティーを普段から発揮できていれば、どこにでもキャッシュポイントを見つけ出すことができます

私は作るのが好きですが、私がしたことでキャッシュポイントはいくらでも見つかるんですよ。

それは、「工夫をすること」そのものが好きだからですね。

後は、入ってくる金額の大小という問題でしかありません。

 

で、好きなことであれば、誰でもいろんな工夫をしているものです。

なら、その部分に着目して、それを前面に出せば、はっきり言って1ヶ月以内にはお金が入ってくる流れは作れます。

後は、それを深めてゆけばいいだけです。

日を追うごとに、お金が入ってくる流れは大きくなっていくので、モチベーションも上がりますし、「あとこれぐらい時間があれば、独立できるだけの額になるな」という予測もできます。

すると、「意を決して独立する」なんてことをしなくても、未来を楽観視しつつ、楽しいことができる、ということです。

 

だからこそ、ビジネスではクリエイティビティーが大切になる、ということですね。

 

ってことで、今日は「キャッシュポイントの見抜き方」ということで、お話ししてみました。

今日はここまで~。

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