「ストーリー作家のネタ帳」第4巻、がしがしと最終チェック中です。

2月5日(金)までにはリリースできたらと思ってます。

 

で、今日は、人の集め方についてお話ししてみましょうか。

「自分から動いて賛同者を集める」スタイルと、「賛同者が集まってくる」スタイルについてです。

 

「自分から動いて賛同者を集める」か、「賛同者が集まってくる形にする」か

とある制作指揮をしているお方とメールのやりとりをしていると、その方からこんな感じのことを言われたんですよ。

「スタッフさんが欲しい場合でも、『自分からどんどん動いて賛同者を集める』スタンスと、『情報発信をしていれば、賛同者が集まってくる』スタンスの、両方があるんですね」

……みたいな。

 

言われてみると、確かにそうですよね。

前者の「自分から動いて賛同者を集める」っていうのは、いい人を見つけて、お願いしていく形ですね。

これは、いわゆる「頭を下げてお願いする」という形です。

多くの場合、これは自分の実力よりもレベルの高いスタッフさんを集めることができるでしょう。

 

一方で後者の「情報発信をしていれば、賛同者が集まってくる」っていうのは、いわゆる「これをしたい人、この指止まれ」ですね。

自分が率先して始めることで、同志が「集まってくる」という流れです。

相手が「私も混ぜて!」と言ってくるので、頭を下げなくてもいいわけです。

ただし、自分よりもレベルの高い人が来るのは珍しいでしょう。

 

どっちも一長一短なんですが、私はあんまり頭を下げるのが嫌なタイプなので、多くの場合で「この指止まれ」形式でやってます。

体育会系な売り込みや営業活動はしないタイプですね。

 

嫌なことをせずとも、人にお願いしなくても、豊かになれる

私も昔は、「嫌なことをしてでも、いいスタッフさんを集めて、作品レベルをメジャーで通用するぐらいに上げることで、成功する」とか思っていたんですよ。

まあ、最初は誰もがメジャーを目指すものですからね(笑

私も最初は、やっぱりゲーム制作でも、本作りでも、メジャーを目指していました。

でも、私にはメジャーの方向は全然合わなかったわけです。

 

なので最近の私は、「嫌なこととかしたくないし、無理にメジャーレベルにしなくてもいいから、大好きな人に囲まれてやっていきたい」と思うようになりました。

なぜかというと、別に無理してメジャーレベルにならなくても、ニッチでマイナーなものを深めるだけで、十分に豊かに生きられると分かったからですね。

大好きなことだけをしてお金を稼げて、ファンに応援されて、しかも自由に生きていけると。

言うなれば、豊かになるには、メジャーの方向に行くだけでなく、「ニッチでマイナーなものを深める」という方向性もある、ということです。

 

多くの人が、「人を集めるには、頭を下げてお願いしなきゃいけない」、「良質なスタッフをそろえないといけない」、「多くの人が成功しているジャンルで成功しなければならない」と思い込んでいるように感じます。

競争とかそういう営業活動が好きなら、それは構わないんですよ。

でも、それが苦手な人の場合でも、頭を下げなくても、賛同者を集めることができるんですよね。

それが、「好きなこと『だけ』をしていれば、賛同者は集まる」、というアプローチになります。

 

「好きなことだけをしていれば、賛同者は集まる」という考え方

どうすればそれができるのかというと、大好きなことだけをどんどん情報発信してゆけばいいわけです。

例えば冒頭の指揮監督の場合、企画とか絵が好きなんですよ。

なら、その「自分の大好きなことだけをまとめた作品」をどんどん発信していくわけですね。

好きなことだから、やっているだけで面白いので、無料でどんどん作品をリリースできることでしょう。

 

すると、それを欲する人が検索サイトとかで調べて、少しずつ来るようになるんですよ。

で、「ああ、この人のサイトには、私が欲している情報がある」と分かるので、お客になり、ファンになってゆくと。

この場合、お客やファンの人がスタッフになるので、スキルは低くてもモチベーションは高い人が多いですし、指揮官のことが大好きな人たちで囲まれることができます。

というか、そもそも「自分の好きな領域だけ」で作品を仕上げてしまうので、スタッフさんをそれほど必要としなくなると。

 

私の場合、こういうスモールビジネスとかクリエイティブなお話、人生のお話が大好きなので、別にお金を取らなくても、どんどんできちゃうと。

他にも、私は「プロットが好きで、デザインもできる」とか好きなことがあったので、「プロットインフォグラフィック」という情報を発信したわけです。

すると、私が語っているようなことを求めている人が少しずつ来るので、お客になって、ファンになってゆくわけですね。

で、私は「私にできることだけ」で活動しているので、さほど多くのスタッフさんを必要とせずに、少数の人たちだけで好きなことができるようになると。

 

もちろん、多くの人とやりとりするのが大好きであれば、そうするといいでしょう。

まあ、それも「好きなことだけをする」に含まれるので、結局は同じなんですが。

 

まとめ

なのでこのブログでは、そういう「情報発信をしていれば、賛同者が集まってくる」というスタイルをメインに扱ってます。

「人に断られても全然気にしない」とか、「競争大好き!」みたいなタフな人は、どんどん積極的に売り込みをするといいでしょう。

ただ、こういうブログを見ている人のほとんどは、そういう体育会系な営業活動はあんまり好きではない人が多いんじゃないかな、と思います。

そういう場合は、「情報発信をしていれば、賛同者が集まってくる」というスタイルを使うといいでしょう。

 

そういう方法があるということを知っていれば、無理に体育会系にならなくても済む、ということです。

「やるぞ! エイエイオー!」とかけ声を書けなくても、「これって面白いよね」と、まったりとしながら夢中になることで、体育会系よりもハイパフォーマンスを出して、しかもファンまで作っちゃいましょう、という常識外れな方法です。

これは気楽に、しかも自分に合った人を集めることができるので、「断られるのが苦手」という方にはオススメですよ~。

 

ってことで、今日は「自分から動いて賛同者を集める」スタイルと、「賛同者が集まってくる」スタイルについてお話ししてみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share