必要な機材・ソフトウェア

必要な機材

写真撮影をするために必要な機材を以下に示します。括弧でくくったものについては、必須ではありません。

機材名 価格
カメラ RAW形式保存可能なカメラ場合:15,000円~

普通のコンパクトデジカメの場合:5,000円~25,000円

三脚 2000円~
(照明器具) 2000円~

 

  • カメラ
    写真撮影に必要なカメラですが、RAW形式(カメラでの階調や色情報を圧縮しない保存方式)で保存可能かどうかで後々の処理が少々変わります。
    結論から言うと、RAW形式で保存可能なカメラの方が圧倒的に便利で、かつ撮影できる幅も広がります。カメラの選び方について、詳しくは後述します。
  • 三脚
    手ぶれ防止用です。RAW形式保存ができないカメラでは必須です。
    三脚には水準器付きのものが望ましいです。水平に撮影できるため、後々の画像調整が不要になります。水準器付きの三脚でも、通販で探せば2000円とかで売ってますし、その程度のもので十分です
  • 照明器具(室内撮影用、RAW形式で保存できないカメラを使用時)
    室内撮影では、明るさを確保するために照明器具を用います。スタンド型ライトなどでも代用できます。なお、RAW形式で保存可能なカメラの場合は不要です。

 

カメラの選び方

カメラを選ぶ際、以下のようなことを考慮します。

  • 広角レンズの方が、背景向けな画像になる。
    広角レンズの広い領域を撮影できるために有利です。特に室内においては狭い場所で撮影するために、視野が狭くなりがちです。焦点距離28mm以下の広角レンズであることを強く推奨します。背景で壮大さを出したい場合、10mmぐらいの超広角レンズが必要になります。
    広角レンズでは焦点距離に応じた「ぼけ」が出にくく、近いものも遠いものもはっきりと映ります。これも背景画像に適した理由です。
  • RAW形式で保存できるカメラの方が便利
    簡単に言うと、RAW形式で保存できるカメラであれば、1回のシャッターでHDR合成できます。しかしそれができない通常のカメラの場合、露出量(明るさ調整みたいなもの)を変えて5枚連続で撮影しなければなりません。
    これは強い風が吹いていたり、人が動いている場面では使えなくなってしまい、場合によっては後ほど画像修正をする必要が出てきます。プロユースの場合、RAW形式で保存できるカメラにしましょう。
    最近では、広角撮影できてRAW形式保存可能な、安価なコンパクトデジカメも出回っています。一眼レフでなくとも綺麗な背景写真加工をすることができます。

なお、あやえも研究所制作のアニメーション「青と空」では、Canon IXY910ISというカメラを用いています。


これは広角28mmの、RAW形式では保存できない、普通のコンパクトデジカメです。感想としては、広角28mmでも画角は狭いということでした。室内撮影においては部屋の全景を撮影できなかったこともありますし、普通の風景でも画角が狭い問題がありました。
また、RAW形式では保存できないため、5枚連続で明るさを変えて撮影する必要があります。近い場所に大きく揺れる葉っぱなどが入る構図では、風が吹くだけで動いてしまい、使えなくなります。また、5枚撮影するのに、どんなに早く操作しても30秒ぐらいかかってしまうため、車が多い場所や人が動いている場面ではタイミングを取るのにとても苦労しました。
広角レンズでRAW形式保存可能なカメラとなると、デジタル一眼レフに絞られそうになるので、カメラの価格も相当高くなることが予想されます。予算に応じてカメラを選ぶようにしましょう。

必要なソフトウェア

以下に必要なソフトを示します。

  • フォトレタッチソフト……推奨ソフト:Adobe Photoshop
    写真加工をするためのソフトです。複雑な機能は必要なく、基本的な色彩調整(トーンカーブや色相、彩度の調整)ができ、かつ基本的なフィルタ(カットアウトやぼかし表面)があれば大丈夫です。
  • HDR合成用ソフト……推奨ソフト:Mediachance Dynamic PhotoHDR
    写真を絵のような色にするために、HDR(ハイダイナミックレンジ)合成を使います。そのためのソフトウェアです。PhotoshopでもCS3以降なら可能ですが、推奨ソフトウェアのDynamic PhotoHDRを使うことをオススメします。
    Dynamic PhotoHDRは他の同種ソフトと比べても、基本的な機能の他に、空を綺麗に表示する機能があったり、色相をビジュアル的に調整できたりするので、比較検討の結果これを強く推奨しています。
  • (なくてもOK)レンズの歪み矯正ソフト……推奨ソフト:PTLens
    写真ではそのままだとレンズの歪みが含まれていて、そのままだと直線が綺麗に出ません。それを矯正します。Photoshopでも可能ですが、簡単にできるので重宝します。
  • (なくてもOK)ノイズ除去ソフト……推奨ソフト:ABSoft Neat Image
    モアレなどのノイズを除去します。800x600pixelなどの小さい画像を扱う場合、これは必要ないでしょう。こちらもノイズ処理精度の高いNeat Imageを推奨しています。
    Home+ editionかPro+ editionで購入しましょう。16bitイメージを使う場合、Pro+ editionがいいでしょうけど、それでなければHome+ editionでいいでしょう。

 

推奨ソフトウェアを以下に示します。括弧で囲っているのは、なくても大丈夫なソフトです。

カテゴリ ソフトウェア名 メーカー名 価格
フォトレタッチソフト Photoshop Adobe 約8~10万円
HDR合成ソフト Dynamic PhotoHDR Mediachance $55
(レンズの歪み矯正ソフト) PTLens Tom Niemann $25
(ノイズ除去ソフト) Neat Image ABSoft $49.9~$79.9

 

それぞれのソフトウェアは体験版がありますので、そちらで動作確認ができます。

ここからは、これらの推奨ソフトウェアを用いるという前提で説明を行います。

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