今日は、クリエイティブなお話です。

「強みを生かす独自スタイルを作ろう」、というお話です。

 

ポケモンのキャラ紹介が素晴らしかった

面白いツイートがあったので、ご紹介。

 

見ての通り、ポケモンのキャラ紹介(コジロウとムサシの紹介画像)です。

私はポケモンは完全に守備範囲外で、アニメもゲームも全く知らないんですが、こういうのは見ていて面白いですよね。

キャラの性格とか表情とか、ギャップが味わえて。

 

特にムサシの4枚目は反則的なほど破壊力が高くて。

「さえない眼鏡キャラが、眼鏡を外すとやたら美少女(orイケメン)」的なギャップとか、だいたい高ダメージ不可避ですよね(笑

私の場合、こういうギャップはもれなく萌えもだえてます(笑

 

ストーリーが本当に苦手な場合、どうすればいいか

「キャラクター設定を作るのが好きだけど、一方でストーリー作りが全然できない」という人って、多いと思うんですよ。

特に私はストーリーの組み立て方を提供しているので、「私はストーリー作りが苦手です」という声をよく耳にするんですが。

そして多くの人が、「漫画を描かなきゃいけない」とか、「こういう形にしなきゃ、売れない」と思い込んでいるように感じます。

 

でもそういう場合、あえて「ストーリーそのものを使わない」というスタイルもアリかと思います。

以前も似たような例で、ちびまる子ちゃん(花まるカップリング)の例を紹介しましたが、あれと似たようなものですね。

今回のポケモンキャラ紹介画像も、花まるカップリングの例も、共にシチュエーション説明がメインですが、それでも十分に楽しめることができるわけです。

 

漫画に代わる、新たなキャラ紹介スタイル

なので、「こういう表現方法ってアリだな!」と思えば、どんどん利用するといいでしょう。

今回のキャラ紹介画像だって、いろいろ工夫が入っていると分かります。

  • 4枚画像で1キャラの紹介をする。
  • 1枚目で、全体的なキャラ紹介。メインで見せる服装とか表情、特徴、仕草など。作中のポジションや、キャラの位置づけも。
  • 2枚目で、そのキャラの魅力的シチュエーション紹介。可愛いところ、格好いいところなど。
  • 3枚目で、そのキャラの過去説明。
  • 4枚目で、特殊な状況下での、意外なギャップ説明。意外な服装、表情、特徴、仕草など。

こういうのをテンプレートとして使うのも、十分にアリでしょう。

 

で、こういうスタイルを元に、漫画に代わるストーリー的な面白さを作ることもできます。

それは、こういう4枚セットで、どんどん新たなシチュエーションを紹介してスタイルですね。

 

例えば最初の4枚セットで、自分のオリジナルキャラを紹介します。

で、次の4枚セットは、例えば「このキャラが遊園地に行ったらどう反応するか」という限定シチュエーションで描くわけです。

すると、次の4枚セットは、以下のように構成できるでしょう。

  • 1枚目で、遊園地に遊びに行った状況での、そのキャラ紹介。遊び用の服装や、遊園地でよく見せる普段とは違う表情、特徴や仕草。遊園地でどう遊ぶのか、そのポジションやキャラの位置づけなど。
  • 2枚目で、遊園地にいる状況で、そのキャラの可愛いところ、格好いいところなどの魅力的シチュエーション紹介。
  • 3枚目で、過去に遊園地やそれにまつわる内容で、どういう出来事があったのか、そのキャラの過去説明。
  • 4枚目で、遊園地内の、さらに特殊な状況でのみ見せる、意外なギャップ説明。意外な服装、表情、特徴、仕草など。

こういうのをイメージするだけでも、なんだか面白いですよね。

 

シチュエーション画像だけでも、漫画と同等のものを作れる

こういうスタイルなら、ストーリーなんか作る必要がないと分かります。

シチュエーションとキャラ設定画像だけで、物語と同等のものを作れるんですから。

遊園地の次は、海やプールに行くシチュエーションだったり、体育祭のシチュエーションだったり、お墓参りをするシチュエーションだったり、いろいろ作れますからね。

 

で、漫画とは違って、こういうスタイルは1枚絵をじっくり見るスタイルなので、漫画よりページ数が少なくても十分に見応えがあると分かります。

漫画5~10ページ分にも相当するものを、1枚で実現できるかもしれません。

なら、ページ数が少なかったとしても、十分に漫画と同程度の満足度を提供できると分かります。

 

このスタイルは見方を変えると、「ストーリー組み立て(時系列の組み立て)を、お客にやってもらうスタイル」だと言えるかもしれません。

すると、お客は「自分でイメージする」という楽しみを得られるとも分かります。

それが分かれば、「イメージできるようなキーワードを与えればいい」と、より自分なりのスタイルを仕上げることができるかもしれません。

 

まとめ

そういう風に、自分独自のスタイルを作ることができれば、「キャラ設定が好き」という場合でも、わざわざ細かいストーリーを作る必要はなくなります。

自分の好きなものを、好きなスタイルで作れるわけです。

 

もちろん、以前紹介したちびまる子ちゃん(花まるカップリング)の例のように、キャラ個人ではなく、関係性で表現することもできるでしょう。

その辺は、自分の好きなスタイルを選べばいいと。

 

で、当然ですが、こういう新たなスタイルは、市場がありません。

なので、固定客ができたり、広がるまでは多少の時間がかかります。

でも、そのスタイルの完成度を高めるほど、お客はそのスタイルを味わえて、楽しめて、「もっと見たい!」となります。

それは、今回のポケモンのキャラ紹介でも、「もっとこの人が描いたキャラ紹介を見てみたい」と感じるのと同じです。

完成度が高いほど、一度見れば「もっと見たい!」と感じます。

 

こういう独自スタイルを仕上げることが、「新たな市場を作る」、「ニッチを攻める」ということですね。

すると、自分らしい形で、面倒くさいことや苦手なことを極力排除して、楽しく、魅力的なものを提供できるようになるんじゃないかと思います。

 

ということで今日は、「強みを生かす独自スタイルを作ろう」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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