プロット基礎講座6:世界標準のストーリー構成法「三幕構成」

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プロット基礎講座6:世界標準のストーリー構成法「三幕構成」 2016-11-29T09:04:35+00:00

Project Description

“一つの物語があるとするなら、三つは盛り上がりの場面を考えておかなきゃね”

ストーリー構成法の世界標準「三幕構成」

このページでは、三幕構成について説明しています。

  • 三幕構成の構成法とは?
  • 三幕構成の流れとは?
  • 盛り上がりを、どこで組み込めばいいのか?

これによって、ストーリー構成法の最も基礎である「三幕構成」が、どのような構成なのかを理解できるようになるでしょう。

三幕構成とは、三つの区切りでできている

三幕構成とは、ハリウッドを始めとして、ストーリーライティング業界では世界標準となっている構成法の一つです。

三幕構成では、物語全体を「第一幕(始め)」、「第二幕(中)」、「第三幕(終わり)」の三つに分割したという非常にシンプルな構成です。

なお、三幕構成は便宜上、四つ区切りにして「第一幕」、「第二幕前半」、「第二幕後半」、「第三幕」として扱うことが一般的です。

起承転結に対応させて言うならば、第一幕が起、第二幕前半が承、第二幕後半が転、第三幕が結となります。

三幕構成の時系列

三幕構成は、一本の物語を二時間の尺とすると、大体以下のように時間軸で構成されます。

三幕構成の盛り上がり方

三幕構成の盛り上がり方は、以下のようなイメージになります。

三幕構成では、全体で盛り上がる場所が三つほどあり、それらは各幕に一つずつ存在します。それらは以下のような内容になります。

第一関門: 第一幕の終盤で、主人公が日常の世界から、特別な世界(スペシャルワールド)に入る場面。

セントラル・クライシス: 第二幕の後半で、主人公が抱える大きな困難の場面。ここはクライシス(危機)であって、クライマックス(最高潮)ではないことに注意。

クライマックス: 第三幕の終盤で起こる、物語内で最も盛り上がる場面。エンディングの直前。

この構成を元に、プロットを作ってゆくことになります。

雑談コラム: 糸屋の娘

糸屋の娘の例で、三幕構成で区切ってみましょう。

内容は、「糸屋の娘が若者と出会い、むつまじいほど仲良くなるが、身分の違いで泣いて別れて、身分を捨てて結ばれる」というものです。ならば、次のように三幕に構成できます。

● 第一幕: 糸屋の娘が若者と出会うまで。

● 第二幕前半: むつまじいほど仲良くなるまで。

● 第二幕後半: 身分の違いで泣いて別れるまで。

● 第三幕: 二人が身分を捨てて結ばれるまで。

とてもシンプルですね。このように区切って、プロットを構成してゆくことになります。

まとめ

  • 三幕構成は、第一幕、第二幕前半、第二幕後半、第三幕で構成されている。
  • 三幕構成は、二時間の映画で言うと、四つ区切りでそれぞれ三〇分ずつで構成される。
  • 三幕構成は、第一幕、第二幕、第三幕でそれぞれ一つずつの盛り上がりを持つ。
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