プロット基礎講座11:設定に統一感を与える手法

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プロット基礎講座11:設定に統一感を与える手法 2016-11-29T09:04:33+00:00

Project Description

“設定にまとまりを与えよう。”

設定に統一感を与える手法

このページでは、世界観やキャラクターなどの設定を統合・変換する手法について説明しています。

  • 設定に統一感を与える手法とは?
  • 密度の高い設定群を作る方法とは?

これによって、設定に統一感を与えて、分かりやすい設定群を作ることができるようになるでしょう。

設定に統一感を与える必要性

設定に統一感を与える方が、読み手にとっては洗練された印象を感じるものです。

例えば家でも、和風建築や中世ヨーロッパ風建築であったり、東南アジア風や、中東風など、様々な様式があるものです。

ですが、一軒の家でも、てんでバラバラの様式で作られていると、ごちゃごちゃに感じるものです。和風なら和風、中世ヨーロッパ風なら中世ヨーロッパ風と、一つにまとめた方が設定として洗練されたイメージを与えて、しかも分かりやすくなります。

では、どのようにすれば、世界観やキャラクター設定に、そのような統一感を与えることができるのでしょうか。

メタファーの相互変換機能

メタファーの特性として、相互変換可能であることが挙げられます。簡単に言うと、「設定の意味」が同じものであれば、別の設定に変換することができます

意味が同じなら、設定は変換可能

例(一):「思い出」の設定変更

簡単な例で分かりやすく説明しましょう。

ヒロインが「主人公との思い出を大切にしている」という意味の設定として、「幼い頃にもらった指輪」というものがあるとしましょう。また別の設定として「主人公との思い出のぬいぐるみ」というものも考えられます。

物語において、指輪を使おうがぬいぐるみを使おうが、物語の本質は何も変わらないと分かります。このように、同じ意味を持つものであれば、設定は置き換え可能になります。

「思い出」の変換例

例(二):「無意識の力」の設定変更

同じように、「無意識の強大な力」という意味の設定を、いろんな世界観で表現することができます。

和風で表現すると妖怪になり、西洋風ではモンスターになり、サイバー系ではウィルスになり、宇宙物ではエイリアンになります。その程度の違いでしかない、ということです。

「無意識の力」の変換例

世界観そのものも、変換が可能

他にも、世界観を変換することもできます。例えば「カトリック風」という世界観設定があれば、全体を入れ替えて「和風」の世界観で表現することもできます。

そのため、もしいくつか複数の世界観のネタを持っていた場合、大抵は一つの世界観設定として融合させることが可能となります。

世界観の統合

設定を統合することで、密度の高い設定群が作れる

つまりは、和風ネタと洋風ネタを別々に持っていたとしても、それらを一つの世界観の物語にまとめて、物語の密度をさらに濃くすることができます。

これは世界観だけでなく、キャラクターやアイテム、過去の経緯や出来事、行動や考え方など、様々な設定を変換することができます

設定は一つの世界観にまとめるほど、効果的になります。そのため、設定を統合することで、より統一性のある世界観やキャラクター設定を作ることができるのです。

まとめ

  • 世界観やキャラクター設定は、一つにまとめることができる。
  • 設定を統合することで、分かりやすい設定群を作ることができる。
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