- タイトル: 「貴方のシナリオをもっと盛り上げる、五つのプロットテクニック」
- カテゴリ: 電子書籍
- ジャンル: 作家向け教材
- リリース日: 2011年6月
概要
本書はライトノベルや児童文学などの「若者向け」のシナリオ制作に携わるシナリオライターや小説家、脚本家を対象とした、物語の「盛り上げ方」について説明しています。
物語のメインプロット(本筋)をほとんど修正することなく、物語をより盛り上げる、そのような追加可能な要素の説明と、その追加方法を説明しています。
この教材は本(電子書籍)として販売しています。
若者向けの物語を成功させるコツ
- どのようにしたら、物語を劇的に、派手に盛り上げることができるのか。
- どのようにしたら、緊迫感や限界感を演出することができるのか。
- どのようにしたら、物語冒頭の「つかみ」を上手く挿入できるのか。
- どのようにしたら、物語の「幅(内容の密度)」を増やせるのか。
- どのようにしたら、若者向けにウケる内容を作ることができるのか。
- どのようにしたら、効果的な「萌え」を作れるのか。
「盛り上げる」というのは、言い方を変えると「極端にする」とも言えます。
物語をより極端にすると、派手になって盛り上がるというわけです。
若者向けの物語では、リアリティよりも、派手さや極端さが求められるものです。
物語において、極端さを激しくして話を盛り上げれば盛り上げるほど、それだけ起伏ができて派手な内容になります。
例えばヒロインが学校一の美少女であったり、主人公が派手にバトルを繰り広げたりと、若者向けでは現実ではありえないような設定や状況が多く用いられるものです。
これは、若者向けの現場では、リアリティよりも、ある種の派手さ、極端さの方が求められているためですね。緻密な技巧よりも、エネルギーの方が重視される世界だとも言えるでしょう。
シナリオに限らず、この「大人向け」と「若者向け」の違いは、様々な分野で同じ傾向にあるものです。
つまり、大人向けであればあるほど極端さや派手さは少なくなるものですが、若者向けになればなるほど、大人っぽいリアリティよりも、ある種の「派手さ」「極端さ」を組み込むスキルが重要になります。
特に、ライトノベルや児童文学などの若者向けの物語であればあるほど、そのような派手さ、極端さを作り出す「盛り上げる技術」を身につけることが重要になってきます。
そこで本書はそのような「盛り上げるためのプロット技術」を五つほど紹介します。
これらは全て組み合わせて追加可能なので、メインプロットにほとんど手を加えることなく、簡単に組み込むことができるものです。
この「盛り上げる技術」は、物語中にバトルや勝負などの要素を含んでいたりする物語には、特に相性がよく使えるでしょう。もちろん、恋愛やサスペンスにも用いることができます。
「盛り上げる技術」とは、「感動や緊迫感をより強化する技術」と言えるでしょう。
この技術によって、より若者に受け入れられるプロットを作ることができるようになるでしょう。