“世界観を軸に構成したい場合、’スペシャルワールド’を考えるのがいい”
スペシャルワールドとは何か
このページでは、三幕構成内で用いる「スペシャルワールド」について説明しています。
- スペシャルワールドとは何か?
- どのようにスペシャルワールドを構成すればよいのか?
これによって、物語の流れを構築しやすくなるでしょう。
「日常の世界」と「スペシャルワールド(特別な世界)」
ほとんどの物語では、「日常の世界」から「特別な世界」に入る形になります。
それは「ヒロインと恋をする」という世界かもしれませんし、「ライバルとの戦い」や「魔王との戦い」といった世界になるかもしれません。
この「特別な世界」のことを、「スペシャルワールド」と呼びます。
スペシャルワールドを、三幕構成で扱う
先にテーマを作った際、「○○という問題を抱えた主人公が、△△を通して、その問題を解決する物語」だと表現しましたが、この「△△」の部分がスペシャルワールドの内容になります。
このスペシャルワールドを三幕構成で示すと、次のような構成になります。
スペシャルワールドに入り、出るという流れ
第一幕の最初では、主人公は日常の世界にいます。しかし第一幕の最後に、主人公は自らの意志でスペシャルワールドに入ります。
第二幕で問題に取り組み始めて、セントラル・クライシスでテーマとなる問題に直面します。
第三幕で、最後の問題解決に向き合い、クライマックスを経て日常に戻ります。
このような流れで構築することで、物語を整った形で締めくくることができるようになります。
まとめ
- 第一幕で、主人公は日常の世界からスペシャルワールドに入ることになる。
- 第二幕で、主人公はテーマの問題に直面する。
- 第三幕で、問題を解決して、スペシャルワールドから日常に戻る。
クレジット
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Icons made by Freepik from www.flaticon.com is licensed under CC BY 3.0
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