最近は長文率が高いですね~。

いや、「前向きスピリチュアル」を出してから、今現在は次の本の構想とか執筆とかは全然していないんですよ。

だからなのか、なんかやたら長文を書きたくてしょうがないという(笑

 

今日のお話は、「好き嫌いをしなさい!」というお話

で、今日はタイトルのように、「好き嫌いをすると、やりたいことが見つかる」というお話でもしてみましょうか。

普通は、「好き嫌いは言ってはいけません」って言うものですよね。

食べ物でも、好き嫌いをしてはいけないと。

人付き合いでも、苦手な人とでも付き合いなさい、みたいな。

でも実は、そんな「好き嫌いをなくす」ばかりをしていると、自分が本当にやりたいことは分からなくなるんですよ。

そして、好き嫌いを言いまくる人の方が、やりたいことってすんなり見つかるものなんですよね。

その原理をお話してみましょう。

 

これは「前向きスピリチュアル」でも触れましたが、私たちには「自分らしさ」っていうものがありますよね。

「これが私らしさだ」っていう、自分が自分であるための特徴、みたいなものを持っているものです。

これを「自我」とか「アイデンティティ」とも言うんですが。

で、そういう「自分らしさ」とは何かというと、結局は「価値観」なんですよ。

 

「私らしさ」とは何かというと、価値観の集合体です。

そして、そんな自分らしい価値観を発揮できた時に、人は「私は生きている」と感じます。

逆に、自分の価値観を発揮せずにいると、文字通り「自分を殺して生きる」ことになります。

例えば、肉が好きで、魚は嫌いな人がいたとしましょうか。

すると、肉が好きなので、美味しいお肉を食べている時に、喜びを感じるわけです。

でも、魚ばっかり食べていると、嫌ですよね。

自分の価値観を発揮できないからですね。

 

人間は、価値観が違うことで、いろんな新規開拓ができているわけです。

例えば「狩りが好き」という価値観の人もいれば、「武器作りが好き」みたいな人とか、「道具作りが好き」、「コミュニケーションが好き」、「見張りが好き」みたいな人もいるわけです。

そういう人たちが集まってチームを組むことで、それぞれの長所を組み合わせて、より威力を発揮するわけです。

だから、価値観が違うことって、いいことなんですよ。

それは長所を生み出すことなんですから。

 

好き嫌いが、その人の自我を作る

でも、それなのに、なぜか「好き嫌いはしてはいけません」って言うんですよ。

おかしいでしょ。

特に自我(アイデンティティ)の発達においては、好き嫌いはしなきゃいけないんですよ。

だって、価値観とはすなわち「好き嫌い」ですからね。

思いっきり好き嫌いを言いまくらなきゃいけないわけです。

そうすることで、その人の自我が芽生えて、自分のやりたいこととか、社会に対して何が貢献できるのかとか、どんな自分の能力があるのかとかが分かるわけです。

つまり、長所を育てることができると。

でも、好き嫌いをしなければ、それこそ「のっぺらぼう」になっちゃうわけです。

世の中は全て長所で勝負しているので、長所がないのは「何にもできない」と同義なんですよ。

 

「食事とか、好き嫌いをさせたらダメでしょ」とか言う親がいるでしょうが、それは「好き嫌いをしてはいけません」と従わせることで、「好きになろうね」と促す工夫を知らないだけですよね。

そういう親はただ、自分が楽をしたいだけなんですよ。

そういう親ほど「従いなさい、でないと愛情を奪うわよ」と子を脅して、自分の思い通りに動かして、「親のために子を生きさせる」という、子に抑圧と劣等感を与える親の典型例になるわけですが。

実際、愛情をかけて工夫して好きにさせるのには手間がかかるんですが、「好き嫌い言ってはいけません。でなければ貴方を愛さないわよ」だと、すっごく楽に子を操ることができますからね。

同時に、そういう親自身も、愛情を受けずに好きなことがなんなのか分からないタイプの人がほとんどなんですが。

 

子には自発性を育てることが大切

子には、自分から「こうしよう」と思うようになる、自発性が必要なんですよ。

「人を傷つけてはいけません」と言われて従うだけの子と、「相手が哀しむから、傷つけないようにしよう」と、自発的に相手を思いやる子とでは、雲泥の差でしょ。

それと同じように、「これを食べないといけない」と言われて従うだけの子と、「元気になれるから、食べよう」とか「食べないと、食べ物が可愛そうだから、しっかり食べてあげよう」っていう子とは、雲泥の差ですよね。

それは、親が「好き嫌い」を許せるから、「好きになろうね」と工夫する方向に向かえるわけです。

 

子を支配する親ほど、「好き嫌いをしてはいけません」と命令をします。

そんな「好き嫌いをしてはいけません」で育った子は、価値観が育たないんですよ。

子にとっての行動要因が「嫌われないように行動する」だけなので、自分の中に、価値観(好き嫌い)の体系ができていないわけです。

すなわち、自我、アイデンティティが育っていないと。

だから、自分が何をやりたいのか分からない。

「この一生で何をしたいの?」、「貴方が目指す目標で、これさえ実現できれば死んでもいいというものは何?」と言われても、答えられない。

そういう人ができてしまうわけです。

 

逆に、子の自発性を促す親ほど、「面白いね」、「美味しいね」みたいに、子が自分から行動するように工夫します

そういう子は、「好き嫌い」で行動できます

だって、「嫌われるから行動する」ではなく、「好きだから行動する」になるんですから。

だから、自分の中に価値観(好き嫌い)の体系ができてきます。

好きなことはして、嫌いなことはしない。

人やものに優しくするのが「好き」で、人やものを粗末に扱ったり、傷つけるのが「嫌い」となるわけです。

好きなことをするから、モチベーションが出て、楽しめて、能力も短期間で身について、人に喜んでもらって、もっとやりたくなると。

人生でやりたいことも見つかって、目の前のことに精一杯打ち込みながら、楽しく生きることができるようになると。

これこそが、健全な思考ですよね。

 

で、これが大切なんですが、そういう自発性のある子は「必要なこと」に対しては、好きになるような工夫ができるんですよ。

というよりも、必要なことは、自然と好きになるものなんですよ。

例えば、恋人が英語しかしゃべれなかったら、英語とか必死で学べるでしょ(笑

だって、「英語を学べば、好きな人と一緒にいられる。コミュニケーションできる」っていう、すっごい報酬があるんですから。

モチベーションうなぎ登りですよね(笑

動機が「好き」で動いていると、「必要になること」っていうのは、「好き」を実現させる手段になります。

だから、「必要なこと」は自然と「好きになる」という公式ができるわけです。

 

好き嫌いは、損得勘定以前に必要なもの

これは、損得問題以前の話です。

損得よりも、好きか嫌いかで判断することが先です。

だって、自我の確立なんて、損得以前の重要な話ですよね。

自我ができていなければ、ただの操り人形でしかなく、自分からは何にもできないんですから。

まあ、子を支配したい親とか、信者を洗脳したい宗教とか、兵隊を作りたい国家は別でしょうが、個人からすると、自我の確立は損得以前に重要なことです。

 

子どもとか、遊びでも損得勘定で動いたりしませんよね。

「鬼ごっこする人この指とーまれ!」って幼稚園で遊んでいて、「ここでみんなと遊べば、貸しを作れて、あの人とコネもできるぞ、ぐへへ……」とか思う子なんていないわけです(笑

もう「好き嫌い」だけで遊んでいるようなものです。

だって、子どもは損得勘定よりも、自我を確立してゆくのが優先なんですから。

自我ができて初めて、その人独特の損得が有効になるわけです。

 

だから、やりたいことが分からない場合、たとえ損をしても、まずは好き嫌いで判断することです。

すると、「やりたいこと」が見つかります。

 

だいたい、趣味とか最初は損ばっかりでしょ。

映画を見たりアニメを見たり、本を読んだりするのでも、まずはお金を払うわけです。

私も心理学本を読むのは、趣味だったんですよ。

で、ずーっとお金を払って読んでましたが、これは損得勘定で言うと「損」ですよね。

でも、好きだから、損を受け入れられるわけです。

そして、私が今ブログや本を書いているように、それが未来の可能性につながるんですよ。

 

逆に、嫌いなことをするから、損をすると腹が立つんですよ。

好きでやっていれば、腹が立つことなんかありませんからね。

釣りが好きな人で、丸坊主(一匹も釣れなかった状態)だったとしても、「時間を損した、返せ!」とか思わないんですよ。

「くそー、次こそ」とか思って、再挑戦するものなんですよ。

 

好き嫌いをするほど、健康になる

「好き嫌いをすると、不健康になるんじゃないの?」と思うなら、実際にやってみるといいでしょう。

実は、好き嫌いをすればするほど、健康を求めるようになって、実際に健康になります

逆に、好き嫌いを制限させられた人、いわゆる嫌いなことばかりしている人ほど、不健康を求めるようになって、実際に病気ばかりするようになります

 

それはなぜか。

サラリーマンみたいに嫌いなことばっかりする人ほど、不健康自慢をするんですよ。

それは、不健康になればなるほど、嫌なことをしなくて済むからですね。

風邪を引けば、嫌な会社に行かなくて済むでしょ。

実際、不健康自慢をしている人を見てみるといいでしょう。

ほぼ間違いなく、嫌いなことばかりをしている人たちですから。

 

逆に、本当に「好き」とか「人生でやりたいこと」を見つけた人は、超がつくほど健康に気をつけるようになります。

だって、健康でなかったら、好きなことができないんですから。

念願だったディズニーランドとか海外旅行に行く前に、暴飲暴食とか不摂生とか絶対にしないでしょ。

むしろ、最高のパフォーマンスを発揮できるように、食事や睡眠に気を配るものですよね。

私とか、大好きなことばっかりをしていますが、大好きなことができなくなるような不健康なこととか、絶対にしませんからね。

 

だから、多くの人が、「好き嫌いをするとダメ人間になる」と盛大な勘違いしているんですよ。

本当は、「好き嫌いを言いまくる」という人ほど、健康になります。

逆に、「好き嫌いをしてはいけない」という人ほど、不健康になります。

そしてうつになり、病気がちになり、生きる元気も力も、挑戦する意欲もなくなっていくわけです。

明日に希望を持てないから、退廃的な行動を取ってしまうんですよ。

 

これは健康面だけでなく、仕事でも、人間関係でも、何でも全て当てはまります。

好き嫌いがあって、それを言う方が、仕事もうまくいくし、人間関係もよくなるし、お金も入ってくるし、パートナーとの関係もよくなります。

だから、好き嫌いがある人ほど、好き嫌いをする人ほど、全ての分野が健康的になり、うまくいくようになるわけです。

 

まとめ

「好きなこと」とか「やりたいこと」を見つけたい場合、思いっきり好き嫌いを発揮してみるといいでしょう。

好きなものばっかりを食べて、好きな人とばっかり付き合って、好きな時間ばっかりを過ごすと。

 

そういう好き嫌いの価値観が育つことで、「こういうのをやりたいな」っていうのが生まれてくるわけです。

だから、好き嫌いはしなきゃいけないんですよ。

「好き嫌いを言ってはいけません」というのは、親が子を操るための洗脳道具だと思うといいでしょう。

 

そうすると、エネルギーも元気も出て、モチベーションも上がって、どんどんうまくいくようになるかと思います。

 

ってことで、今日は「好き嫌いをすると、やりたいことが見つかる」というお話をしてみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share