おかげさまで、「恋愛物語の作り方」も書き上がり、後はチェックをして、仕上げるだけになりました。
今回は「作り方」よりも「お話」的な要素が強いので、シナリオや小説を書いている人だけでなく、普通の「読む側の人」にとっても、面白い内容になったかと思います。
今月中にはリリースできそうなので、お楽しみに。
その関係で恋についてのお話があるんですが、本に入れるにはあまりにも蛇足になってしまうので、このブログで書こうかなと。
ってことで、今日はちょっとした「恋」についての心のお話をしてみましょう。
今日のお話:「自分はモテない」と思い込む要因になった出来事
「自分はモテない男(女)だ」と思い込んでいる人っていますよね。
そういう人は自信がなくなって、次第に異性との距離を置いてしまうようになったりとか。
でも、例えば顔にしろスタイルにしろ、そんなに悪くない人でもそう思ってしまう人がいるんですよ。
こういうのは、だいたい真面目な長男長女タイプの人に多いんですが。
逆に、そんなこと露にも思ってない人がいるものです(笑
ぱっと見でも、「あんた、すっごい自信ありそうに見えるけど、素材はたいしたことないよ……(;´д`)」と言いたくなるような人でも、なんかとても素晴らしい相手を捕まえちゃったりとか(笑
そこには、いくつか原因があると思うんですよ。
同性と同じように異性と付き合うと、うまくいかなくなる
まず最初に、異性の心理を学ばなかったということがあるような気がします。
その一つの例として、男性と女性って、考え方とかコミュニケーションスタイルが違うじゃないですか。
だから、異性とは同性と同じように付き合っても、うまくいかないものなんですよね。
このブログでもこの話題はよく出しますが、男性は論理的な話をして結論を出すのが大好きなわけです。
そして議論形式で会話を発展してゆくと。
この辺を知らない女性は、男性と会話をしても、女性と同じように「共感する」スタイルで接してしまって全然話が続かなくなるわけです。
一方で女性は、相手の気持ちを理解してあげる……っていうスタイルが好きですよね。
だから、こう感じたとか、こう思ったとか、「ホントだよね」とか「分かる分かる」みたいに、感情を理解してゆくことがメインなわけで。
男性側がこれを知らないと、結論を出したり、アドバイスをしちゃって、話が続かなくなるわけです。
同性に好かれる方法と、異性に好かれる方法は違う
他にも、よく目にするのが、女性でも男性でも、異性にアピールするのに自分から自分の価値を下げる場合があるじゃないですか。
「私、寂しいんです」とか「ずっとひとりぼっちなんです」みたいな。
実はこれは、同性にはこれで好かれるんですよ。
でも、異性には逆に「お高くする」方が魅力的に映るものなんですよね。
だって、女性からすると、暇つぶしとか用もないのに群れているような男性って、なんか魅力を感じないものですよね。
この辺の深い心理については「恋愛物語の作り方」に書いているのでここでは省略しますが、しっかりと自立できていない男とか、「寂しい」とか言うような男って、女性にとっては幻滅でしょ。
逆に、一人でも孤高に生きていける強さを持っていて、女性を守る時はしっかりと守る、そういう男性が魅力的に映るものですよね。
男性が「自分はこんなにダメなんです」とか、自分の変な性癖を暴露して笑いを取ったとしても、同性には好かれても、異性には好かれないわけです。
異性にはお高くする方がいい
それと同じで、女性もよく見かけるのが、自分から価値を下げちゃう人がいるんですよ。
例えばクリスマスに一人だと自嘲したり、すねたりひがんだりとか、二次元に走ってしまったりだとか。
普通に魅力的な女性なのに、自分から価値を下げてしまっているわけです。
そして懇願するような態度で恋に接してしまうわけですね。
すると、男性側もそういう「安い女」というのは、魅力がなくなるわけです。
だいたい、一生をかけて大切にしたいようなものを、「安さ」を判断基準にして買う人は、だいたいがしょーもないような男ですよね。
値段が高くても「欲しい!」というぐらいの魅力があるからこそ、無理をしてでも手に入れたくなるわけです。
だから、そんな女性を見て思うのが、同性には下げるのでいいですが、異性にはお高くいきなさい、と。
別に女王様になれというのではなくて、既に自分が持っている魅力や価値に気づくことですよね。
せっかく綺麗にお化粧をして、髪も整えて、可愛い服を着ているのに、安くしちゃうとその上から泥を塗ってるようなものなんですよ。
男性から見ると、もう「なんでそこで泥を塗るーっ!?」と言いたくなるような(笑
もちろん、これは男性にも言えることで。
なぜ「モテない」と思うようになったのか
で、なら、なぜそんな風に「自分はモテない」と思うようになったかというと、私は思春期に原因があると思うんですよ。
今の社会システムでは男性と女性とですれ違いがあって、勝手に「自分はモテない」と思うようになっちゃってるわけです。
一番可愛そうなのが、女性で小学校の頃に、男の子から「ぶす!」と言われてしまい、それを真に受けちゃったことですね。
それがショックで、本当に「私はブスなんだ……」と信じ込んでしまう人がいます。
実際のところは、男の子が女の子に面と向かって直接「ぶす!」と言ってしまうのは、99.9%の確率で、それは「君が可愛い!」と言っていることになるんですよ。
男の子は、本当に不細工だと思っている女の子には、面と向かって「ぶす」とは言いませんからね。
ただ、不幸なことにその言葉そのものを信じてしまったら、実は最高に男性から好かれる素材だったのが、それから自分で泥を塗り始めてしまうわけです。
思春期の男性と女性の「ズレ」が、「好かれていない」という誤解を生んでいる
まぁそれがなかったとしても、女性が思春期で恋とかを感じられるようになるのって、早い子だと小学校高学年でいるかもしれませんが、だいたいが中学~高校生ぐらいですよね。
そういう頃から、女の子同士でも、「恋バナ」とか「誰と誰とが付き合ってるみたいよ」とか、そういううわさ話とかをし始めるわけです。
でも、実は残念なことに、その年代の男の子っていうのは、はっきり言ってアホなわけです(笑
もう恋のコの字も興味ないぐらいのガキなわけで。
以前も言いましたが、実際に私とかは、中学校の時は必殺技の練習をしてましたからね(笑
波動拳や昇竜拳は当然のこと、カメハメ派とか、ありとあらゆるかっこいい必殺技は、もうド真剣に特訓をしてましたから(笑
男性陣はやったでしょ!(笑
で、高校に入ると、私とかはゲームにはまったわけです。
当時はサムライスピリッツというゲームにはまって、ついでに私はパソコンのプログラミングにもはまって。
他の男性では、部活にはまったり、音楽にはまったりとか、男性は恋をするよりも前に、そういう何かにはまるものなんですよ。
男の子が異性を意識し始めるのなんて、高校2年生ぐらいからじゃないかと思ったりもします。
そして同時に、その辺から男の子は体に振り回されるようになるわけなんですが。
ただ、その辺から男の子は大学受験とか就職とかを考えるようになって、やっぱり異性との付き合いは後回しにしがちなんですよ。
今のシステムでは、女の子が好かれる前に自信を失ってしまう環境
今の学校システムだと、上下の学年で接することがほとんどないですよね。
なので、女性によっては小学校から思春期の一番の頃を、恋のコの字も理解しないような男の子に囲まれて過ごしてしまう場合があるわけです。
女の子はうわさ話とか大好きなので、誰か一人でも男性に告白されたり、つきあい始めたら、それが瞬く間に伝わっていくわけです。
で、そういう話を聞く度に、「告白されない自分は、声をかけられない自分は、モテない女なんだ……」と、勝手に思い込んでしまうわけです。
本当は、ただ単純に周囲の男の子どもが女の子に興味がなかっただけなんですよ。
それを誤解しちゃってるだけなわけです。
実際のところ、3~4歳でも年上の男性と交わる環境があれば、だいぶ変わると思うんですよ。
それぐらい差があれば、女性が高校生の頃には、男性は就職も決まって大学卒業ぐらいか、働き始めて既に自立できているぐらいですからね。
だったら、男性側も自立できていて、女性を守るだけの力がついているものなんですよ。
それぐらいの差で、ちょうどバランスがよくなるぐらいなんですよね。
すると、男性も女性に声をかけやすくなりますし、守る力もあるわけですね。
同時に、女性も男性の自立しているところに守られたりとか、男性にできない部分を手助けもできるようになるものです。
でも、今のシステムではそういう交わりがないわけです。
だから、イモどもに囲まれて、いい女性たちが自信を失ってしまうわけです。
男性も、勝手に「モテない」と思い込んでいるだけ
男性も同様で、例えば小学校や中学校の頃では、モテる男の子っていうのは、だいたいがスポーツができる子でしたよね。
体育の授業で、スポーツができる子ほど声援されたわけです。
で、それ以外の子は、声援がなく、勝手に「俺って人気がないんだ……」と思い込んでしまってるんですよ。
実際のところ、女性心理を考えれば、女性は共感することが大切なので、あこがれの男の子とか、個人的に頑張って欲しい男の子がいたとしても、自分一人だけ目立って「頑張って!」とは言えないものなんですよね。
女性も、当時を振り返ってみれば、「波風を立てないためにも、まぁみんなが応援しているような、人気のある男の子を応援していればいいや」みたいな気持ちがあったでしょ(笑
それに、中学から高校で、同年代の男の子って、やっぱりガキだったでしょ(笑
実際は高校2年ぐらいから、男の子はぐっと男らしくなるものなんですが、受験とかあってそれが見えなくなるものなんですよね。
でも、それを過ぎると、やっぱり男性は男らしくなるわけです。
実際のところ、働き始めたりした後に、少し年下の女性と接することがあれば、だいぶ実感は変わりますからね。
中学、高校時代って、男の子にとって女の子って、「自分より上」みたいな感じでしたよね。
成績もいいし、精神年齢も高いですし。
でも、その後になると、男性に力がつくので、急に「女性って弱い存在なんだな」って感じるようになるわけです。
実際は女性が弱くなったんじゃなくて、男性が強くなったんですが。
すると、「あんまり乱暴にはできないな」という実感も出てくるわけで。
でも、当の男性本人が、自分がかっこよくなったこと、力がついたこと、魅力ができたことに気がついてないんですよ。
男性には短期間でぐっと飛躍する時期があるのに、既にそれができている力があるのに、それを実感できる機会が少ない場合もあるわけで。
そういう男女の「すれ違い」みたいなのがあるわけです。
で、勝手に「自分はモテない」と思い込んでるだけなんですよ。
そして男性も女性も、自分から泥を塗り始めてしまうわけです。
「自分がモテない」は、ほぼ幻想だと知る
だから、まずは「自分がモテない」という思い込みは、ただの幻想なんだと思うといいでしょう。
私が知っている周囲の男性にしても、女性にしても、魅力的な人は多くいるものです。
うまく行っている人はそれでいいんですが、うまくいっていない人というのは、自分で足かせをかけてしまい、泥を塗っているような気がするんですよね。
男性は、しっかりと自立して、そして女性を守る優しさを身につけると。
女性は、自分を輝かせて、そして男性を手助けできるようになると。
その場合、同性からねたまれる場合があるでしょうが、その場合はちゃんと根回ししておけばいいでしょう。
女性の場合は、「男性の前だとブリッ子するからね。ゲヘヘ……」と下心を暴露しておけばいいわけです(笑
女性の多くが、「あの子、ブリッ子してる」とかねたむために、ブリッ子は同性に嫌われる内容ですが、現実では男性にはこれがよく効くものなんですよ(笑
お高くするのも同じで、同性に嫌われたりねたまれたりするものは、異性には実際に効果があるものです。
まぁ男性は根回しは必要ないでしょうが、「お前らとの付き合いよりも、女を優先する!」、「そのときは、お前らは放っておく」とでも言っておけばいいでしょう。
だったら、友人も「始まったよ、彼の一人舞台が……」みたいに納得してくれるものです。
まとめ:詳細は「恋愛物語の作り方」で!
ということで、「自分はモテない」というのは幻想だと思えばいいでしょう。
私の周囲の人たちも、魅力ある人でいっぱいなんですから、その魅力に気づいてゆきましょうと。
そして、異性に好かれることは、同性に好かれることとは大きく違うものです。
それについて知っておくことで、より交友関係を広げることができるでしょう。
そういう内容のお話も、「恋愛物語の作り方」に書いていますので、シナリオライティングに関わっていない人にもオススメです。
その「恋愛物語の作り方」は、今月下旬にリリース予定です。
公開をお楽しみに!