今朝、「すご!小説家」に縦書き対応の電子書籍テンプレートを公開したんですよ。
すると、今日の夜には「縦書き 電子書籍 テンプレート」のGoogle検索結果で、うちのページがナンバーワンになっていたという(笑

この縦書きテンプレート、ほんと世の中になかったんですよ。
こんな風に、ちょっとしたことでも、簡単に日本一を実現できたりするんですよね。

日本一を作り出すのは、そんなに難しいわけではなくて。
そういう切り口を見つけ出せれば、すっとうまくいく道を見つけ出せるんじゃないかなとも思います。

 

今日のお話は、「頑張る」の使いどころ

さて、ここ最近は「頑張るよりもクリエイティブに!」みたいなお話をいくつかしましたが、今日は「頑張る」の使いどころについて、ちょっと説明してみましょうか。

「頑張る」というのも、使う状況さえわきまえることができれば、別に悪いことではないんですよ。

「頑張る」というのは、言い換えると「無理をする」ということですからね。
普段から使うものではありませんが、いわゆる「勝負所」では、頑張るのも必要になることもあるでしょう。

例えばヒーローショーとかでは、「主人公、頑張れー!」とか参加者に声援を求めますよね。
うちの近所では、「清流光神ハクジャオー」とかいうご当地ヒーローがいますが、ショーでは主人公がピンチになったとき、必ず子どもたちに「ハクジャオー、頑張れー!」と声をかけさせるわけです。
すると、ヒーローのハクジャオーはパワーを得て、敵に打ち勝つ……という流れで。

これは、そのときに頑張らなければ、すなわち無理をしなければ、敵にやられて殺されちゃいますよね。
こういう場面は無理をしなきゃいけないわけです(笑

他にも、例えばオリンピックの決勝戦とかだと、その試合が最後で、次は四年後なわけです。
こういう状況では、「頑張れ!」すなわち「無理をしろ!」と声をかけるのは、効果的ですよね。

 

うつの人に「頑張れ」と言ってはいけない理由

すなわち、「頑張る」というのは、命が奪われる際か、もしくは無理をしてでも乗り越えるような「勝負所」で使うものですね。
でも、普段から使うものではないかな、と思います。

よく言われることとして、「うつの人に『頑張れ』と言ってはいけない」ということがありますよね。

これは、うつの人っていうのは、真面目な人がなりやすいものなんですよ。
そして真面目な人というのは、常に無理をしているものだったりします。

自分の希望よりも親の期待とか、周囲の期待に応えようとして、常にオーバーワークなわけですね。

 

「いい加減(よい加減)」な人は、無理をしない

「今日は仕事に行きたくないな」と思ったら、ちゃらんぽらんな人は、会社に電話して「今日は、風邪を引いて、有給ください……ゲホゲホッ」とか言って、その後に海とかプールで大遊びしていたりするもんなんですよ(笑
会社から電話がかかってきたら、「耳栓して寝てました」でごまかせばいいや、みたいなノリで(笑

実は、これが「いい加減」、すなわち「よい加減」を知っているということです。
自分にとってのベストパフォーマンスのポイントが分かっている、ということです。

でも、真面目な人は、少々風邪気味だったとしても、「行かなきゃ」と言って無理をするぐらいなんですよね。
すなわち、「いい加減(よい加減)」を超えちゃっているわけです

ベストパフォーマンスでなくなるほど、やり過ぎてしまうわけですね。

 

「頑張る」の使いどころの例

例えば東北の震災の時、震災後48時間ぐらい、もしくは一週間ぐらいは「頑張る」を使った方がいい時期でした。
それは、その時に無理をしなければ、命に影響が出てくるからですね。

でも、その後も、被災者は避難生活で無理をし続ける生活になっていたわけです。
そんな状況で、「頑張る」すなわち「もっと無理をする」と言うのは、「いい加減」を超えてしまうことが多いわけです。

 

普段からオーバーワークだと、肝心なところで力を出せなくなる

普段頑張ると、本当の勝負所で頑張れなくなるんですよ。
というよりも、勝負所がどこかも分からなくなるものです。

こういうのは、勉強で「ヤマを張る」ような人は、勝負所が分かってるものなんですよ(笑
「体力は限界に近いけど、ここで引いたら全てがダメになる」という状況はあるものです。
制作とか何度もやっている人は、こういう勝負所がどこか、感覚的に分かるようになるものですよね。

でも、普段から無理をしていたら、そこで踏ん張ることができませんよね。
実力は100%を出し続けるのがいいことで、もし120%とか徹夜とかをしていたら、必ず後にしわ寄せがきて、長期的に見るとデメリットしかないんですよ。

 

まとめ:「もっと頑張らない」ことが、「もっとパフォーマンスが上がる」と知る

だから、真面目な人は、まずは「自分は普段から無理をしている」と自覚することです。
「もっと頑張ろう」じゃなくて、「もっと頑張らないようにしよう」という努力の方が大切なぐらいですね。

たとえるなら、風邪を引いている人なら、少し休んで元気になった方が、パフォーマンスは発揮できますよね。
それと同じで、真面目な人は、「もっと頑張らない」ことが、「もっとパフォーマンスを上げること」だという発想を持つといいんじゃないかと思います。

すると、心に余裕が出てきて、よりクリエイティブになれるし、勝負所でも頑張れるかなと思います。

 

参考になれば嬉しいです。

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