今日は、現状を変える方法についてお話ししてみましょうか。
「どうせ~だし」の罠に気づくと、現状を変えられる、というお話です。
「どうせ~だし」という言葉の恐ろしさ
私は少し前に、いろんなものを捨てるようになって、掃除が苦にならなくなったんですよ。
というのも、部屋の障害物がなくなると、掃除機をかけやすいからですね(笑
だから、掃除はちょくちょくやるようになったんですよ。
でも、やっぱり台所とか、油汚れもあって、掃除をするのはちょっと手間じゃないですか。
たまに台所を掃除したくなったときでも、そういう時に限って、その夜に炒め物をする予定だったりするものなんですよね(笑
「うーん、どうせ汚れるんだし、洗うのはやめとこうか」とよく思っていたんですよ。
ただ、それでも掃除をするようになって分かったんですよ。
「その夜に炒め物をした後でも、さして汚れてなかった」ということに。
で、この「どうせ~だし」っていう言葉は恐ろしいな、と痛感したわけです。
だって、それは「自分の努力が100%無駄になる」って決めつけていることになるんですから。
そんな無駄になることなんて、誰も行動しませんよね。
例えば、トイレだって、使えば汚れるわけで。
1時間後に汚れると分かっていて、なぜトイレ掃除をするのか。
年末の大掃除だって、一年後にはまたほこりが溜まってしまうわけです。
なら、なぜわざわざ大掃除をする必要があるのか。
そして究極を言うと、人はいつか死ぬわけです。
なら、なぜわざわざ生きる必要があるのか。
そういうことになりますよね。
「どうせトイレは汚れるんだし」
「どうせ来年には、またほこりは溜まるんだし」
「どうせみんな死ぬんだし」
そんなこと言っていたら、目の前のことなんて、何もできなくなりますよね。
モチベーションも落ちて、やる気や元気もなくなって、全てが「無意味」になってしまうと。
未来は本当に、「そうなる」のか
そこには、「結末を自分は全て知っている」という錯覚があるように思えます。
「世の中の全ての顛末を、私は知っている」という勘違いですね。
でも現実では、100%そうなることなんてありえなくて、むしろそうでない例外の方が多かったりするものなんですよ。
すなわち、「どうせ~だし」と言って納得している人は、「今自分が予想しうる世界」の中だけで生きているわけです。
自分が今、世の中の法則の、どれだけを知っているのか。
世の中には自分が知らない世界なんて、山ほどあるものですよね。
で、そういう「自分が知らない世界」に飛び出していくことで、初めて新しい可能性が開けるわけで。
すると、「どうせ~だし」って言葉は、そんな可能性を全て打ち壊して、「現状」という自分の殻に閉じこもるための言葉だと分かりますよね。
そういう言葉を使っていたら、現状を変えることなんてできないと。
現状を変えられない人とか、面白さを見つけられない人、楽しいことが分からない人って、この言葉をよく使っていると思うんですよ。
言うなれば、「頭がよすぎる」ということでしょうか。
今までの過去の経験から、未来をイメージしすぎているわけです。
その途中でいろんな可能性があるにもかかわらず、あたかも自分の予想通りに世界が進むと思っているわけですね。
しかも、ポジティブな方に思い込むならまだしも、「ネガティブな方向限定」ですからね(笑
だったら、現状から出られなくて当然ですよね。
まとめ
ということで、「どうせ~だし」という言葉に気づくと、現状を変えられるかと思います。
思い切って掃除をしてみたら、実はあんまり汚れなかったり、逆にすがすがしく料理ができるようになったりするんですよね。
すると、料理が楽しくなるかもしれません。
トイレだって、家の中で一番汚れやすい場所が綺麗になると、他の場所も綺麗にしたくなりますからね。
そうして変えていくと、いつの間にか家の中が綺麗になっていて、すがすがしく生きられるようになるわけです。
で、そんな風にすがすがしく生きていると、意外と「生きていてよかったな」みたいなことに出会えるものなんですよね。
そんな風になってから過去を振り返ってみると、「どうせ死ぬんだし」みたいな考え方は、「自分の殻」の中でしか考えていなかった、狭い世界の話だったな……と気づくわけです。
そう考えてみると、どんどん新しい行動を起こせて、新たな可能性が開けてくるんじゃないかと思います。
すると、現状も大きく代わっているかなと思います。
ということで、今日は現状を変える方法についてお話ししてみました。
今日はここまで~。