生活費を除いて、余ったお金を使う時、どういう観点で使っているだろうか。

私が会社勤めをしていた頃、同僚の会社員は、見事に次のふたつしか金の使い道を知らなかった。

ひとつは「憂さ晴らし」、もうひとつは「貯金」

これでは、将来は大きく変えることはできないであろうことは、直感で分かった。

そして、未来を変えていく人は、違うことにお金を使っていることも知っていた。

 

ここで、ひとつ新しいお金の使い方を紹介してみよう。

それは、「自分への投資」のために、お金を使うということだ。

自分の能力を磨くこと。

自分の器を大きくすること。

そのために、積極的にお金を使う、そういう毎月の「自分への投資額」を決めておくといいだろう。

 

大切なのは、自分にとって「面白そう」と感じることに、そのお金を使うこと

「こんなの、将来の何の役に立たないよ」と思っていても、面白そうであったり楽しそうであれば、その毎月の「自分への投資額」から出して、自分を楽しませよう。

すると、「楽しい」という感性が磨かれる。

その感性こそが、将来、人に価値を与えることで新たな収入源となる、重要なスキルとなるのだ。

 

逆に、少しでも「頑張らなきゃ」、「これをやらなきゃ」という風に、義務感があるものには、そのお金は使わないこと。

それは他人が決めた価値観であり、自分らしい感性を育てることにはならない。

感性とは、「好きなこと」で磨かれる。

嫌いなことをしていても、技術は上がるだろうが、感性は鈍る。

貴方が貴方らしい感性を育てること、それが、貴方が貴方らしい道を歩むのには欠かせないことなんだ。

 

もし自分を自制してしまっているのであれば、毎月に「自分への投資額」を決めて、使ってみよう。

すると、次第に感性が育ち、エネルギーも出てきて、やりたいことも見つかってゆくだろう。

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