今日も精神的なお話です。
「避けられない嫌なことは、歌いながらしよう」というお話です。
教会の洗車サービスチャリティー
私は米軍基地のすぐ隣に住んでいるんですが、私の部屋からは、基地内の教会が見えるんですよ。
プロテスタントとカトリック、両方の教会があって、日曜になると家族連れで教会に来て、お祈りをすると。
そういうのを見ると、「アメリカだなぁ」と感じたりもするんですが。
で、その教会の横とか裏では、ちょいちょいいろんなイベントをやってるんですよ。
それで少し前に、米兵の人が集まって「洗車サービス」みたいなものをやってたわけです。
おそらくチャリティーだろうと思うんですが、基地内の車が会場に来て並んで、洗車をしてもらうと。
そして車の持ち主は、待っている間に寄付をして、軽食をしたり話をしたりして、時間をつぶすと。
陽気に歌いながら洗車をする
その時の、洗車をしている米兵の人が、面白かったんですよ。
それが、「陽気に歌いながら洗車をする」ということですね。
いやまぁ兵士の歌なので当然うまくはないんですが、洗いながら、すっごく楽しそうに歌うんですよ。
だから、会場に来ていた子供とか、とても興味深そうに見ていたりして。
なんと言うか、そういう瞬間って、周囲から見ると「洗車って面白そう」とすら感じるぐらいなんですよね。
実際に、兵士たちも楽しんでいて。
そういうのも、一つの発想のように思います。
すなわち、「避けられない嫌なことは、歌いながらする」ということです。
楽しいことを織り込んで、進めていく
私たちは願いを持って生きていますが、すぐにすべてを実現できるわけでもなくて。
むしろ、乗り越えないといけない苦しい問題は、山ほどあるわけで。
そういう場合、楽しいことを組み込んで、進めていくわけですね。
歌を歌いながらだとか、物語をイメージして楽しんだりだとか、主人公のように振る舞ってみたりだとか、タイムアタックのようにゲーム化して遊んだりとか、いろいろ方法はあると思います。
これはある意味、「こじれ(短期的なごまかし)をうまく使う」とも言えるでしょう。
私は長期的なことから重視して取りかかるのをおすすめしますが、短期ではそういうごまかしも十分にいいかと思います。
長期と短期を、うまく使いこなす
ある意味、「長期戦略と短期のごまかしを、明快に分けて使いこなす」ということですね。
生き方を考えるのが、長期戦略で。
で、その長期戦略が納得できたら、短期のごまかしをうまく取り込んでゆくわけです。
多くの人が、その逆で「長期戦略を持たずに、短期のごまかしで長期的にしのごうとしている」とも言えます。
そういう場合、ストレスがかかるほど、そのごまかしは病的になるんですよね。
お酒やギャンブルにのめり込んだり、無駄な買い物を続けたり、過食とか、SNSで無意味な時間を費やしたり、いろんな依存症があるものです。
そしてそれが、躁鬱だったり、激しい気分の上下につながったりもするんですが。
まとめ
なので、そういう長期と短期の戦略を、きっちり明快に分けるといいかなと思います。
自分の生き方を決められれば、少なくとも元気や底力は出ますからね。
そして長期戦略が決まれば、短期はしんどい問題解決の連続です。
時には、暗く長いトンネルを進まなきゃいけなかったり、払わないといけない犠牲があったり、今までの過ちを精算しなきゃいけないこともあるでしょう。
そこで、歌いながらだったり、物語をイメージしながらだったりと、いろんな工夫をして乗り越えてゆくことで、乗り越えやすくできると。
希望に向かって進むことは、楽しいことではあっても、しんどいことも多くありますからね。
そういう「嫌な時には、歌を歌えるぐらいの余裕」を持てると、肩の力を抜いて、苦しい状態を乗り越えやすくなるかもしれません。
ということで今日は、「避けられない嫌なことは、歌いながらしよう」というお話でした。
今日はここまで~。