少し前に劣等感を解決して、それで今は心理的効果が出そうなものを、いろいろ試してみているんですよ。

で、いくつか平行してやってるんですが、その一つに「情報断食(だんじき)」ってのがあります。

で、実際にやってみたら、なかなかすごかったので、今日はそれについてお話してみましょうか。

 

情報って、多ければ多いほどいいものなの?

普通、「情報は多ければ多いほどいい」って考えますよね。

でも、現代では、中世の人が一生かけて得る情報が、たった一週間で出回るぐらい、情報がある状態なんですよ。

実際、今でもネットに繋いだり、テレビでも何でも、すごい情報量に囲まれているわけじゃないですか。

私が情報断食をやってみようと思ったのは、「そもそも、そんなに情報って必要なの?」って思ったからですね。

 

例えば、ニュースサイトを開けば、ずらーっと各分野のニュースが流れているわけです。

Twitterを開けば、どんどんつぶやきが入ってくるわけです。

「そこに流れている情報は、本当に自分の人生を満たしているの?」

ふと、そう思ったんですよね。

「もしかして、情報がありすぎることが、逆に自分本来の幸せや豊かさを奪っているんじゃないの?」と。

ほら、ご飯でも、食べ物は必要ですが、食べ過ぎはよくないですよね。

それと同じで、情報も食べ過ぎはよくないんじゃないかと。

いわば、「情報デブ」になってるんじゃないかと思って、ちょっと情報の過食をやめてみようかな、ってノリですね。

私は健康オタクなので、こういう試みをよくやるんですよ(笑

 

情報から距離を置いてみると、こうなった

で、先月ぐらいから、あえて情報から距離を置くようにしてみました。

「そのサイトや情報を見ていることで、気分がよくなるか?」

この評価軸で「○、△、×」の三つに分類して、○以外の情報には触れないように、ばっさりとブックマークを削除する、みたいな感じでシャットアウトしてみました。

さすがにニュースは必要なので、朝にニュースサイトのトピックスのみを一度見るだけで、ツイッターも見ずに告知のみ、ネットサーフィンもせずに、メールも業務用のだけで、そもそもPCに触らないようにしていたり。

まあ、ブックマークをほぼ全て削除しているので、PCを立ち上げても何もすることがない状態になってるんですが(笑

PCに触れるのは、朝のチェックと、ブログを書くぐらいだけで。

私はテレビを持ってませんし、新聞もなく、携帯はほぼ着信専用にしてるので、もうほぼ「情報完全シャットアウト状態」をここ2週間ぐらいやってみたんですよ。

その代わりに、「アファメーション」という、自分にとってプラスの言葉を自分に投げかけるようにしてみました。

 

で、分かったのが、どれだけ私たちは、毎日マイナスのニュースに囲まれているかってことですね。

よくよくニュースサイトの内容を見てみてください。

ほぼ9割5分は、死や争いや苦しみ、哀しみ、不条理、怒り、不足、貧困……そういったネガティブな情報ですから。

ネガティブな世界に入り浸りながら、ポジティブに考えようとか、幸せを味わおうとか、できませんから(笑

ほら、銃弾が飛び交うような戦争まっただ中の戦場にいながら、「豊かさを感じてください」なんて言われても、できないでしょ(笑

その戦場から離れて、お花畑でも、田園でも、そういう場所に身を移して初めて分かったわけですね。

 

ネガティブな世界から離れてみて、初めて気づく豊かさもある

そういうネガティブの嵐から一歩距離を置いてみると、実は世の中って結構平和で、豊かで、のどかなものなんですよね。

実際にどこかで読んだんですが、あるビジネスマンがいて、成績ばかりを追いかけて、追い抜き、追い抜かれの、高速道路の追い抜き車線を猛スピードでぶっ飛ばし続けるような、そんな生き方をしていたわけです。

でも、その人はある日、がんで、余命数ヶ月だと宣告されます。

その人は苦しみながら戦う投薬治療をあきらめて、自分の人生を見つめ直すわけです。

田舎に移り住んで、栄養があって体が喜ぶものをゆっくりと食べ、適度な運動をして、鳥のさえずりに耳を傾け、太陽の光を浴びて、「生物」らしい生き方を始めたと。

すると、今までの生き方が、いかに狭い場所で生きていたのかが分かるんですよ。

この世の中はとても広いのに、小さなスタジアムの中だけで生きていた、それだけが世界の全てだった、みたいな。

そしてその人は安らぎを味わいながら過ごしていると、一年経ったら、がんが全て消えていたと。

私が感じている今の感覚は、まさにそんな感じです。

 

もうね、やってみると分かりますが、これは驚くほど違いますから。

朝に太陽の光と共に起きて、自然と笑顔が浮かびますから。

「わー、今日も朝が来た! やった!」みたいな。

朝起きて、それだけで自然に笑顔ですよ!

こんなこと、今までの私ではありえないことでしたから(笑

 

それに、時間ができるんですよ。

その間に、心理学の本とか、いろんな本を読んでいるわけですが、世の中はこんなにも豊かだったのかと、本当に実感できるようになりますから。

豊かさが分かる、それはすなわち、「幸せを味わえる」ってことですよね。

ネガティブで、奪い奪われるような競争の世界から一歩離れてみると、そこには大きな豊かさがあった、みたいな。

奪い奪われる世界にいると、この「外の世界」があることを認識できないんですよね。

これは本当に、驚きというか。

 

「情報デブ」なのに「心の栄養失調」という状態

「情報は多ければ多いほどいい」っていうのは、言うなれば「豊かになるための情報に限って言うと、多ければ多いほどいい」ってことなんですよね。

しょーもない情報は、デブになるだけですよと。

それどころか、ネガティブで不健康な情報は、毒ですよと。

そんなネガティブな毒を食べ続けていると、そりゃ幸せを感じられなくなって当然だろうな、と思ったりもします。

 

アメリカで問題になっている肥満児は、あれだけ太っているのに栄養失調状態なんですよ。

糖分を含む炭水化物ばかりで、他のビタミンとか食物繊維とかが全然足りていないからだと。

ほら、水代わりにジュースを飲んだり、食事代わりにファストフードを食べてるでしょ。

言うなれば、全部体には毒ですからね、あれ。

アメリカ人は、そういう栄養についてとか、全然学ばないっていうんですよ。

その辺を見ると、食は結構しっかりしている日本人から見ると、とんでもない世界でしょ。

 

それと同じで、「情報」でもしっかりいいものを適量食べるようにすると、「毒でも食べればいい」っていう考え方をしている人たちを見ると、アメリカ人の肥満児を見るような感覚になるんですよね。

みんな、情報をバカ食いしているのに、心の栄養失調になっているんだなと。

スマホを食い入るように見ながら歩いている人で、そんなに情報につかりながらも幸せそうではない人とか見ると、「情報デブだな~」って思いますもん。

確かに、「こういう栄養のある情報を、これだけ食べましょう」みたいなことは、全く教わりませんでしたからね。

「こんなにも多くの情報を取得しているのに、全然幸せにならないのは、なんかおかしいぞ?」って気づいた方がいいんですよね。

情報断食をすると、その辺のバランス感覚が分かった感じです。

いろいろ新しいことが分かって、世界を見る目が変わりましたね~。

 

あ、このブログは、ちゃんと栄養になるように書いてるつもりですので、ご安心を(笑

 

まとめ

とにかく、「情報断食」ってのは、私にとってすごく大きな変化をもたらしたことだけは確実ですね。

先月の劣等感を解決したことと、今回の情報断食を合わせて、なんか2ヶ月前の私と今の私は、もう全くの別人って感じですから。

 

最近は他にもいろいろとやっているので、成果が出たらまた書きます。

ってことで、今日は「情報断食」について書いてみました。

今日はここまで~。

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