雪が降ってはしゃいでしまったので、本日二回目の更新です(笑
今日は、幸せに生きるために本当に必要なものについて、お話ししてみましょうか。
「もっと、もっと」って言うけど、何がそんなに足りないの?
ここ数日は年末の大掃除をしているんですが、大掃除をしながらYouTubeでとあるセミナーの音声を聞きながら掃除していたんですよ。
で、そのセミナーってのは、もう受講生の年収が3000万とかいう状態で、それでもその受講生は「もっと、もっと稼ぎたい」って言っていたんですよね。
そういう受講生がいっぱいいて、「私はこんな旅行をしました」とか、「こんなお金のかかることをしました」みたいなことと一緒に、質問しているわけです。
その空気に当てられてしまって、私も最初は「すごいーっ」と思って、「私もそうなりたい!」とテンション上がっていたんですよ。
でも、次第にげんなりしてきて、哀(あわ)れに思えてきて、最後にはそんな受講者たちが可愛そうになってきたんですよね。
というのも、その動画は心理セミナーだったからですね。
話を掘り下げていくと、実はその人たちは既に生活としては破綻状態なんですよ。
親子関係も最悪で十年以上会っていないとかで、夫婦関係も離婚寸前で、子どもも引きこもってしまって、仕事も好きではなさそうで、自分のことも好きになれなくて、どこからどう見てもボロボロなわけです。
だから、その人たちの心理が分かっちゃったんですよ。
そういう人たちは、「海外をずっと旅行して」とか、「こういうお金がかかることをやって」みたいなことをあえて言わなきゃいけないんですよ。
というのも、そうやって周囲に「すごい」、「私もそうなりたい」と言わせることで、自分の自尊心を満たすことができるんですから。
「私は、人からうらやましがられるような状態なんだ」と信じたいがために。
現実の生活は、ほとんどが破綻状態だから。
そういう人たちを目の当たりにして、「ああ、この人たちはお金がたくさんあれば、問題は全て解決すると思い込んでいるんだな」と感じたんですよね。
ここのブログを見てくださってる方なら、この感覚、分かりますよね。
「『もっと、もっと欲しい』って言うけど、一体何がそんなに足りないの?」ってことですよね。
人が幸せを感じるのは、そんなに多くのものはいらない
実は、人が幸せを感じるのは、そんなに多くのものはいらないんですよ。
人は、大好きな人と一緒にいて、楽しいことをして人に喜んでもらって、美味しいものを食べて、安心してぐっすり眠れる場所があれば、十分に幸せを味わえるんですよ。
そしてそれは、年間150万円もあれば十分に実現できるものなんですよね。
まぁそんな最低限の生活費は必要ですが、後は全て、内面の問題なんですよ。
自分が自分を許せるかどうか、ただそれだけなんですよ。
本当は内面が問題なのに、「お金がもっとあれば解決する」っていうのは、幻想でしかないんですよね。
「お金で目の前の問題を解決できる」っていうのは、確かにあります。
疲れている時にマッサージでもしてもらえば、疲れは取れるものですよね。
でも、「なんでそもそもそんな疲れる生き方をしてるの?」って話なんですよ。
それは言うなれば、骨折しているのに、「お金があれば、もっと痛み止めを打てて、楽に生きられる」って言ってるのと同じなんですよ。
そりゃ、確かにお金があればじゃんじゃん痛み止めを打てるでしょうけど、大切なことを忘れてますよね。
本当に大切なのは、骨折を治すことですよね。
骨折を治せば、高額な痛み止めなんか必要ないんですよ。
それを、多くの人が「毎日がストレスだから」と言って、痛み止めに山ほどお金を使って、だから「もっと年収が上がれば、もっと楽になれる」と勘違いしているんですよ。
「あんなに年収があれば、きっとすごい楽なんだろうな」などと、変な思い込みをしているわけです。
「痛み止め」と「本当の豊かさ」を見極めること
繰り返しますが、人が幸せに生きるためには、そんなに多くのものは必要ありません。
だいたい、縄文時代とか、一日の労働は3時間程度で、後は歌って踊って楽しんでいたって言うんですよ。
だから、新たな土器とか、住み心地のよい住居スタイルとかが発展したわけで。
今は、縄文時代よりも豊かになったはずです。
なのに苦しんでいるのは、「本当の豊かさ」が何なのか、分かってないんですよ。
こういう視点で見てみると、実に多くの人が、「本当の豊かさ」ではなくて、「痛み止め」ばかりを追い求めているって分かりますよね。
会社でストレスをためて、お金を使ってストレス発散をする。
そのお金を稼ぐために、ストレスの溜まる会社の仕事をする……みたいな、笑うに笑えないサイクルに入ってしまうわけです。
「痛み止め」と「本当の豊かさ」の違いを見抜けるようになると、いいかもしれません。
実は、骨折を治すには、「痛み止めを打ちながら頑張る」という状態から少し抜け出す必要があります。
そういう意味でも、社会人になってしばらくして、競争から抜け出して「人生の夏休み」みたいなものを取るのもいいんじゃないかなと思ったりもしますが。
すると、年収競争とか、出世競争、知名度競争、売れっ子ランキング競争みたいな競争から抜け出せて、自分なりの畑を作れるんじゃないかと思います。
癒して痛み止めが必要ない状態なら思う存分動けますし、そこから楽しく上がってゆく、ということですね。
そして、こういう状態になって初めて、「楽しいことをしていれば、お金は後からついてくる」と分かるわけです。
痛み止めを打っている状態では、これが理解しにくいんですよね。
まとめ
なので、もし「もっと、もっと」という思いが芽生えてきたら、「一体何がそんなに足りないの?」と自分に問いかけてみるといいでしょう。
すると、大事なことが分かるんじゃないかなと思ったりもします。
ってことで、今日は幸せに生きるために本当に必要なこと、という内容で、お話してみました。
今日はここまで~。