チェックも着実に進んでいて、新作本は、無事に2月4日(水)夕方にリリースできそうです。
で、新作本は終わって、既に次を考えているんですよ。
なので、今日は教訓めいたお話ではなく、今考えていることを、ちょろっと書いてみようかと思います。
今回のお話は、統合失調についてのお話です。
統合失調が、人の苦しみを生み出している、という考え方
最近ちょくちょく、こことかこことかで統合失調についてお話をしてますが、私たちが精神的に苦しむ根源をたどると、どうやら統合失調に行き着きそうなんですよ。
以前も説明しましたが、統合失調っていうのは、5~15万年前ぐらいに突如として人間に備わった脳機能で、「想像やイメージを現実として味わえる機能」のことです。
だから人間は、物語にハラハラしたり、歌や踊りを楽しめるようになったわけですね。
洞窟に壁画を描くようになったのもこの時期です。
それと、同時にその頃に宗教みたいなものが生まれて、「何か偉大なもの」とか「神」などを考えるようになったのもこの時期でしょう。
そういう風に、統合失調機能は、誰もが少なからず持っているものです。
特に、クリエイター気質の人や表現欲求が強い人、妄想癖のある人などは、統合失調が強い傾向にある人だと言えるでしょう(笑
でも、同時にこれは苦しみをも生み出しているんですよ。
例えばフラッシュバックやトラウマでも、過去の出来事を「現在、あたかも現実のように」呼び起こしていることになりますよね。
そして「私には無理だ」とか「私には価値がない」っていう条件反射や思い込みも、多くの場合、過去に親からそう言われたり、自信を失った経験があるからですよね。
何かあると、親からの「あんたには無理だ」、「あんたがいなければよかった」という価値観が、いろんな象徴や過去の関連する出来事に姿を変えて、無意識のうちに脳内で臨場感を持って再生されます。
それが行動を止めているものなんですよ。
でも、本来それらは「一つの情報」でしかありませんよね。
「あの人はそう評したけど、私は違うと思う」みたいに、人と人との境界をしっかりと作りながら考えるのが、正常な思考なわけです。
でも、親の言葉をあたかも神の言葉のように、全世界を支配する者の言葉として、「正しい」こととして判断しているわけじゃないですか。
自分の意志にかかわらず、自分と他人との境界が作れずにいるわけで。
これって、まさに統合失調的な現象ですよね。
統合失調機能をコントロールすれば、苦しみを取り除ける
ならば、その統合失調をコントロールすることができれば、苦しいことをうまく取り除けるはずですよね。
これは、統合失調の機能をなくせということではありません。
統合失調機能の、ONとOFFができるようにするだけでいいわけです。
すると、物語とか歌にはONにすることで感動して、一方で過去のトラウマや親の愛のない言葉にはOFFにすることで、自分から切り離して考えられるわけです。
そういう、ONとOFFさえする脳機能を作りさえすれば、多くの問題は解決できそうですよね。
で、その方法を考えているところです。
そして、それは可能だと思うんですよ。
というのも、統合失調は最近できた脳機能なので、脳でも新しく発達した前頭葉で発生します。
前頭葉には前頭前野と運動連合野の二つで構成されていますが、ちょうどこの二つで起きるんですよね。
この前頭葉は、私たちが意識できる領域であって、いわゆる「考え方で操作できる」という領域です。
すなわち、私たちが自力で進化できる領域だということです。
一方の海馬や扁桃体は、恐怖を増強させる部分なんですが、これも問題を起こす過程にはあるんですが、いわゆる「古い脳」なので、ここを操作するのは難しいと。
だから、「恐怖の増幅」をさせる前の「統合」部分を思考的に何とかできると、苦しみを根源から絶つことができそうだと予想できるわけです。
そうすれば、カウンセリングとか、コーチングですら必要なくなるわけです。
私たちは、統合失調のONとOFFという、たった一つの機能を追加するだけで、宗教にも似た「神(親や教師、社会)の言葉」を排除できて、「自分なりの冷静な思考」を得ることができると。
そして、正常な価値観を構築することができるわけです。
なら、なぜ人は統合失調を持つようになったのか。
そして、統合失調の真の目的は何だったのか。
そもそも、生物は基本的に、必要のない機能は持たない、作らないものなんですよ。
なら、その根源にアプローチをすれば、解決策が分かるような気もします。
まとめ
そんなことを考えて、最近は統合失調について少しずつ調べているところです。
うまくまとまればいいですね~。
そんな、最近考えていることを書き綴ってみました。
久しぶりに、結論がはっきりしていない思考を書いちゃいましたが。
今日はここまで~。