今日は、恐怖を少なくする考え方についてお話してみましょうか。
恐怖心って、すごく悪さをしますよね。
「こうしたい」っていう欲求があっても、怖くてできない、みたいなことってあるものですよね。
それをどう乗り越えればいいのか、というお話です。
「最悪」に基準を持たせると、恐怖が減る
で、その多くの恐怖を消す方法って言うのが、「最悪」に基準を持たせる、という考え方です。
どのレベルを「最悪」にするのか、はっきり決める、ということです。
例えば私の場合、「死ぬこと」を最悪だとしています。
それを基準にして考えると、一時的に収入が下がったり、それによって生活費を縮小することとか、全くどうでもいい、楽にできることですよね。
だったら、すんなりと受け入れて、行動に移すことができるわけです。
そういう絶対的な比較対象があると、多くの恐怖は消滅してしまうんですよ。
私たちって、よく「ひどい」とか「最悪だー」とか言いますよね。
でも、それって場合場合で程度が違ってるじゃないですか。
例えば、お気に入りのガラスコップを割って「最悪だ」って言うこともあるかもしれませんし、リストラされて「ひどい」と感じることもあるかもしれません。
でもこれって、目の前に起こっている出来事を、基準もなく、勝手に「最悪」にしてるだけですよね。
よくよく考えてみると、これってとてつもなくでたらめな評価じゃないですか。
そんなこと言っていたら、起こること全てが最悪になっちゃうわけです。
逆に、「最悪」の基準を一つ決めるだけで、「これで失うのはこれぐらいのこと」とか、「これで起こるリスクはこれぐらいのこと」と、客観的に評価できるようになるんですよ。
すると、実生活で起こるようなリスクや出来事のほとんどは、たいしたことがないものだと分かるようになるんですよね。
これは、ポジティブ思考ではないんですよ。
ポジティブ思考は、「何でもプラスに考えようよ」ってことですから。
でも、「ポジティブに考えなきゃ」っていうのは、それだけでしんどいこともありますし、落ち込んでいる時みたいに、どうやってもポジティブには考えられない状況だってありますよね。
そういう場合は、あえて逆に「最悪」をびしっと決めちゃうわけです。
「最もネガティブなのは、これだ!」と、決めると。
「死ぬこと」を-100点としたら、収入が減って「家賃がもっと安い場所に引っ越す」とか「スマホを解約する」みたいなものは、せいぜい-5点とか、その程度ですよね。
そんな風に最もネガティブなことを基準にすると、実はほとんどのことが、楽に実行できるようになるものなんですよね。
まとめ
ってことで、恐怖を感じたときは、「最悪」の基準を元に考えてみるといいかなと思います。
すると、すんなり行動できるんじゃないかなと思います。
ということで、今日は「恐怖を少なくする考え方」についてお話してみました。
今日はここまで~。