昨日、一昨日と人間関係と感情について説明して、もう少しだけ離せるネタがあるので、今日もそれについてお話ししてみましょうか。
今日は、ビジネスと夫婦関係についてお話ししてみましょう。
ビジネスで成功している人は、夫婦関係もいい
よく、「億万長者は驚くほど離婚率が低い」って言いますよね。
実際にアメリカの離婚率は50%ぐらいあるのに、億万長者の離婚率はたったの8%ぐらいしかないって言うんですよ。
日本ではもっと低くて、日本平均の離婚率は30%ぐらいなのに、億万長者は5%ぐらいしかないとか。
これは「夫婦関係がいいとビジネスもよくなる」というよりも、「夫婦関係もビジネスも、同じメカニズムで動いている」と言えるでしょう。
家事も仕事も、「好きなこと」をやって、「やりたくないこと」は他の人に任せればいいんですよ。
「今、私、とても疲れているの。助けて」
「これ、私はとても苦手なの。助けて」
完璧主義を捨ててこう言えて、人の力を借りられるようになれば、夫婦関係もビジネスもうまくいきます。
逆を言うと、夫婦関係が悪いとビジネスもうまくいかなくなるし、その逆もしかり、ということですね。
というのも、昨日までも言ったように、「何でも自分でやらなきゃいけない」と思っていると、苦手なことまで自分でやらなくちゃいけなくなるんですよね。
ビジネスって、自分の強みを発揮することですからね。
弱い部分で勝負したって、勝てるはずがないわけで。
なら、他の人が好きでできることで、自分よりも上手くできるなら、その人に任せればいいわけです。
そして自分は、できるだけ強みに集中する方が、好きなことで力を発揮できることになります。
同時に、好きなことなら、強みをどんどん伸ばしていけますよね。
これは家事や家族関係ですることでも同じです。
逆に、嫌なことをしていると、できない人がいたらその人を見下したり、攻撃するようになっちゃうんですよ。
というのも、自分よりもできなくて、給料や待遇が一緒なら、そりゃ不公平だと感じて当然ですよね。
夫婦関係でも、嫌なことを我慢してしていると、「自分はこんなにも嫌なことをやっているのに、相手はやっていない。それなのに待遇が同じ夫婦だなんて、不公平だ」って感じて当然でしょ。
だから、我慢して嫌なことをし続けていると、相手を攻撃し始めるわけです。
我慢し続ければし続けるほど、どかーんと大きく噴火して、大きな破壊を生むことになります。
「嫌なことは素直に助けを求める」というスタイルがいい
それを防ぐには、「我慢して相手のためにする」ではなくて、「互いに好きなことをする。嫌なことは素直に助けを求める」というスタイルがいいんですよ。
「私はこれができないの。助けて」と、助けを求められるか、ということですね。
自分が不完全だを認められると、相手が不完全でも受け入れられるでしょ。
「私もここじゃできないから、貴方もこういうのができない部分があって当然よね」と、おおらかになれます。
逆に、自分が「不平不満を一切言わずに、完璧にこなそう」とするから、相手にも完璧を求めてしまい、そこから攻撃が始まってしまうわけです。
部下や仲間を攻撃し始めたら、そりゃビジネスはうまくいくはずありませんよね。
実際に、ウェブでも何でも、攻撃し合っている人たちを見てみると分かるでしょう。
夫婦でも、ビジネスでも、コミュニティでも、攻撃し合っている人たちっていうのは、「完璧でなければならない」と思っている人たちですから。
そして自分のできていない部分を正当化して、相手のできていないところ、相手の間違っているところを正論を振りかざして攻撃します。
その背後には、「私はこれだけ嫌なことをしているのに、少なくとも嫌なことをできるようになろうと苦しんでいるのに、貴方はそれをしないで楽に済ませるなんて、許せない」という思いがあります。
これを互いに続けていたら、そりゃ、関係は破綻して当然ですよね。
逆に、「私はできないことたくさんあるからなぁ」と受け入れている人は、他人にも完璧を求めることはせずに、他人ができないことを許せます。
そして、逆に相手の長所を見るようになります。
すると、相手に「できないことをできるようにしろ」と言うのではなくて、「できることで貢献しようよ」ってなるんですよ。
こっちの方が精神的にもよくて、しかも成果が出ますよね。
嫌なことを我慢してやってしまうから、精神的にも悪くて、成果は出せなくなるんですよ。
だから、好きなことをしている人は、どんどん楽になれて、もっと好きなことができて、成果が出て、喜ばれて、幸せになってゆくわけです。
逆に、嫌なことをしている人は、どんどん苦しくなって、人を攻撃して、攻撃されて、成果が出ずに、不幸になってゆくんですよ。
怖いでしょ。
まとめ
夫婦関係もビジネスも、同じ要素で成り立っているわけです。
自分ができないことを受け入れて、完璧ではなくて、不完全な存在だと受け入れられるか。
だから、我慢せずに、「好きなことだけをしていこう」と思うといいでしょう。
すると、「私、これができないの」と言うことができて、完璧主義を手放して、人からの信頼を得てゆくことができます。
少なくとも、人に完璧を求めない人って、人の長所に目を向けるようになり、人を許せるので、人から好かれますからね。
それだけでも、十分に幸せを味わえるものですよね。
そして、相手からも、好きなこと「だけ」が回ってくるようになるわけです。
そういう風に考えると、夫婦関係もビジネスもうまくいくんじゃないかと思います。
根底は、完璧主義を捨てるってことですね。
ま、夫婦関係がうまくいっている人は、ビジネスもうまくいくから安心してください(笑
ということで、今日は夫婦関係とビジネスについてお話ししてみました。
今日はここまで~。