今日は、クリエイティブなお話でもしてみましょうか。
「手を抜いて、うまくいかせる」という発想についてです。
「手を抜いて、うまくいかせる」という発想
よく、「頑張れば頑張るほどいい」とか、「努力すれば努力するほどいい」、「能力は身につければ身につけるほどいい」みたいなことが言われますよね。
それで、長時間やればやるほどいいとか、働けば働くほどいい、みたいな価値観になってしまうんですが。
そういう状態では、「手を抜くこと」って悪いことですよね。
でも、実際に不労所得を得ようとか、ビジネスオーナーとして遊んで暮らそうと思うと、そういう発想だとできないんですよ。
そういう不労所得を得たり、ビジネスオーナーになる人は、「人やシステムでできることなら、どんどん人やシステムに任せればいいんじゃないか」という考え方をするんですよ。
これが、「手を抜いて、うまくいかせる」という考え方ですね。
そもそも、なぜ全てを自分自身でやらないといけないんでしょうか。
昨日も触れましたが、「私は疲れてるの。助けて欲しい」という場合、「何でも自分でやらなきゃいけない」と思っているから、表現が屈折して、苦しんで、周囲との軋轢が生まれていくわけです。
昨日の例を持ち出すと、「私、今は疲れていて家事をやりたくない。助けて欲しい」と思っていたとしましょう。
で、そんなときに旦那から「洗濯物干してないじゃないか」と言われると、ついカッとなって「あんただって、昨日これやってなかったでしょ!」と反撃してしまうわけです。
でも、逆に、「私、今疲れているの。洗濯物を干すのも苦しいの。お願い、助けて」と素直にお願いすることだってできるわけです。
だったら、周囲の人は人助けができるので、喜んで協力してあげることができるんですよ。
ビジネスでも同じです。
それを、ビジネスで実現するわけです。
「私、これはしたくないの。お願い、助けて」
この言葉を出すことを、自分に許せるかどうかなんですよ。
現実では、全部一人でやる必要などない
これは一対一の関係ですが、社会のような多人数の場合にでも当てはまります。
「私、これができないの。助けて」と表明したら、「その作業、私好きだから、やってあげるよ」と言う人だって出てくるわけです。
逆に、誰かが「私はこれが苦手」というのがあって、自分がそれが好きで得意なら、「私がやってあげる! っていうか、やらせて!」ともできるでしょう。
こうして、ほぼ全員にとって好きなこと「だけ」をして回してゆくことができるわけです。
そう考えると、「自分一人で全てを完璧にやる」という必要なんてありませんよね。
自分にできなければ、人に喜んでやってもらえばいいわけです。
すると、「嫌なことには限りなく手を抜いて、好きなことだけをして、うまくいく」という環境を実現できるんですよ。
この発想転換ですよね。
私たちは小学生の頃から、テストは「一人で解け」って言われましたよね。
カンニングしちゃいけないと。
でも、実際の世界では、全ての問題を一人で解くなんて、非効率この上ないですよね。
好きな人にやってもらえばいいわけです。
それなのに、全部自分一人で抱え込もうとするから、苦しくなって、うつになって、元気がなくなっていくんですよ。
すなわち、「できない自分」を受け入れられるかどうか、ですね。
そして、自分ができなければできないほど、手を抜いてうまくいくようになります。
「能力があるほど稼げる」、「いい仕事を見つければいい」とかいう思想とは、全く別世界の考え方でしょ。
これが、不労所得とか、ビジネスオーナーの世界なんですよ。
ある意味、「多くの人に支えてもらえる、人間的魅力があるほどいい」と言えるかもしれません。
他の表現で言うと、「好きなことだけに集中できる、そんな環境を作れる能力」とも言えるかもしれません。
さらに言い換えると、「お金は『最もやりたくない~』でも触れたように、「人に任せる」ということにお金を使う、ということですね。
まとめ
だから、楽をしていいわけです。
むしろ、どんどん「私はこれが苦手なの。嫌なの。だから助けて」と感情を表明して、相手に喜んでやってもらえばいいんですよ。
それが、不労所得を得たり、好きなこと「だけ」をして生きていくために必要な、自由な考え方の基盤になるんじゃないかと思います。
ストレートでいいと思うんですよ。
屈折した表現をしているから、周囲には同じように屈折した人たちが集まってしまい、マイナスなことを表明できずに、完璧主義になってしまうと。
逆に、素直に「私はこれができないの。助けて」と弱みをさらけ出すことで、素直な人たちに囲まれて、人に信頼されて、喜ばれて、楽をして、しかも楽しいこと「だけ」ができるようになります。
これが分かれば、どんどん人やシステムに任せて、自由を増やしながら、なおかつ収入を増やせるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「手を抜いて、うまくいかせる」という発想についてお話ししてみました。
今日はここまで~。