最初にご連絡~。

昨日、「『変わらない現状』を変える方法」をリリースして、現在無料配布中です。

期間限定なので、まだダウンロードされていない方は是非どうぞ。

 

で、新作本にちなんで、今日は統合失調についてお話ししてみましょうか。

「統合失調を格好良く表現すると、こうなる」というお話です。

最初に言っておきますが、全く役に立たない、中二的なしょーもないお話です(笑

 

統合失調を格好良く表現すると、どうなるのか

「変わらない現状~」でも説明しましたが、再度統合失調について簡単にまとめてみましょう。

統合失調というのは、「脳内イメージ(妄想)を、あたかも現実のように錯覚してしまう機能」のことです。

「統合失調症」という言葉は聞いたことがあると思いますが、実はこれは誰もが持っている脳機能です。

 

例えば子どもは「おままごと」とか「ごっこ遊び」をしますよね。

おままごとで言うと、「貴方、朝ご飯よ」、「いただきまーす。むしゃむしゃ」とか言って、泥団子やら小石やらを食べる振りをして、遊んでいるわけです。

ごっこ遊びで言うと、「あそこに怪獣がいるぞ! 倒せ!」とか、「悪の親玉め、これでも食らえ!」とか言って、ヒーローごっことかするものです。

 

でも、よくよく考えてみると、これは恐ろしいことですよね。

だって、現実では泥団子なのに、それを食べ物だと勘違いしているし、現実では存在しない怪獣と戦ったり、父親とか大人を悪の親玉だと思って戦っているんですから。

しかも、自分が母親だったり、父親だったり、ヒーローだと思っていたりと、「自分が実際はそうではないのに、そうなっていると思い込んでいる」わけです。

「私は火星から来た宇宙警察です」と言っている重度の統合失調症の人と、大差ありませんよね。

だから、冷静に考えると、これは恐ろしいことなわけです。

 

ですが、私たちはこういう「妄想を現実のように楽しむ」という機能があるおかげで、そういう「ごっこ遊び」とか「なりきる」という楽しみが得られるわけです。

おままごとやごっこ遊びだけでなく、小説や映画でも同じで、私たちは主人公になりきって、ハラハラドキドキしてしまうわけです。

すなわち、現実ではないことを、あたかも現実であるかのように錯覚している、ということですね。

 

こんな風に、「脳内イメージ(妄想)を、あたかも現実のように錯覚してしまう機能」のことを、統合失調機能と呼びます。

本の中でも触れていますが、「霊能者」などというものはおらず、そのほとんどが統合失調であると言えます。

もし統合失調機能がなければ、どうなるか。

おままごとをしている子は、「これ、泥団子だよ。食べられないよ。君、ちょっと頭がおかしいよ?」とか、映画を見ている人には「ただのスクリーンに映った、動く写真じゃない。なんで心が動かされるの?」とかなることでしょう。

 

統合失調度の高い人同士では、妄想を共有できる

逆を言うと、統合失調機能があることで、私たちは脳内で「妄想」を「具現化」できる力があると言えます。

さあ、お待たせしました、ここからが中二的世界観の発動です!(笑

 

統合失調度の高い人は、統合失調機能によって、脳内でイメージを「具現化」できます。

イメージを現実に映し出してしまうわけですね。

そして、そのイメージは自分だけでなく、相手に何らかの形で与えることができます

 

先に触れたように、おままごとでは、二人が同じ世界観を共有していますよね。

「これは何?」、「それはご飯」、「これは何?」、「それはハンバーグ」みたいな世界観を共有することで、ほぼ同じイメージを相手に与えることができるわけです。

ということは、おままごとみたいに、ある条件さえ整えば、「相手に自分が持つイメージを見せる」ということが可能なわけです。

すなわち、相手を自分の作り出すイメージ世界に引き込むことができると。

 

ここではイメージを作り出す側を「術者」と呼びましょう。

イメージを受ける(与えられる)側を、「受け手」と呼ぶことにしましょう。

おままごとで言うと、「これはご飯。それはハンバーグ。服はここにありますよ」と言うような、その世界観を作り、維持し、支配する役割の子がいますよね。

この子が、術者になるわけです。

で、それに従って世界観の中で生きる子が、受け手になると。

 

通常は、受け手は自発的に世界観の中に足を踏み込むもので、「もうやめる」と言えば、その世界から抜け出すことができます。

統合失調度が低ければ、自分の意志でやめることができる、ということですね。

ですが一方で、統合失調度が高い人は、術者によって世界観に「引きずり込まれる」こともあります。

すなわち、「術者はある種の人(統合失調度の高い人)を、無理矢理世界観に引きずり込む」という芸当が可能になるわけですね。

 

催眠術がありますよね。

「貴方は猫です」とか言うと、100人に1人か1000人に1人ぐらいの受け手は、本当にそう思い込んでしまう人がいるものです。

それは、統合失調度が高いから、術者によって、術者が作り出す世界観に、本当に引きずり込まれていると言えます。

それは、演技ではないんですよ。

まぁテレビの場合、番組の演出上、芸能人がそういう振りをすることもあるでしょう。

ですが実際に100人ぐらい統合失調度が高い人を集めれば、1~5人ぐらいはそういう人が出てきても不思議ではありません。

統合失調度の高い人は、現実と妄想を区別できないんですから、ある一定の率で、そういう人がいるわけです。

 

術者は統合失調度の高い人を、自分の世界観に引きずり込める

であれば、術者は、ある種の人を、自分の作り出す世界に引きずり込むことができると。

言うなれば、Fateの固有結界のようなものです。

あれは、統合失調の人たちの「壮大なごっこ遊び」だと思えばいいと(笑

で、実際に私たちはそういう世界を作り出すことができるわけですね。

 

相手に何らかのイメージを与えたい場合、「ここにこういう存在がいる」というものを、説得力を持って相手に知らしめればいいわけです。

「ここは、草が一本も生えていない平原だ」

「私たちは今、神殿の中にいる」

「ここに、両腕をなくした天使の石像がある」

そんなことを伝えれば、相手を自分の世界観の中に引き込めて、相手に「見せる」ことができるわけです。

まさに催眠術と同じなんですが、受け手は術者と、ほぼ同じようなイメージを共有できることになります。

同時に術者も統合失調度が高い人であれば、同じノリで同じ世界に浸れることになります。

 

そして術者は、名を唱えれば、それを具現化することができるでしょう。

術者が手のひらでもかざして、「ここに何があるか、分かるかね?」と言ったとしましょう。

その状態では、受け手は分かりません。

もやもやとした黒いものとか、なんかそんな意味不明なものしか見えないでしょう。

術者の様子から推測して、何か握っているようであれば、「何か、細長くて重たいものを握っている……?」とか答えるかもしれません。

そこで術者が「ほう、君にも見えるか。この剣が!」とか言うと、受け手は「剣だ!」と把握して、剣が見えるようになると。

すなわち、名を唱えれば、相手にそれが伝わるので、それを具現化できるということですね。

 

これは、受け手も同様に、術者のように具現化することもできます

「俺もできるぞ、いでよ、エクスカリバー!」とか、「我が名の下に、いでよ、闇の門番ケルベロス!」とか言って召還すると、術者も統合失調度が高ければ、それが見えるわけです。

「なに!? お前も術者だったのか!?」みたいな。

まさにごっこ遊びと同じですね(笑

統合失調度が高い人たち同士では、こういうことが可能になるわけです。

そのためには、「名を唱える」ことが必須になります。

同時に、呪文とか召還魔法では、「その名を知り、相手を引き込むように唱えること」が鍵になる、ということです。

 

もし相手がその名と存在を知らなければ、通用しません。

なので、その場合はわざわざ「このケルベロスという生き物は、うんたらかんたら」と説明する必要があるでしょう。

でも、きちんと説明すれば、適切に相手に見えるようになります。

だから、説明も大切なんですよ(笑

 

統合失調で「壮大なごっこ遊び」ができる

で、実際に戦うこともできます。

統合失調度が極めて高い人たちは、「ごっこ遊びを脳内で本当のことだと勘違いしている」と思えばいいので、イメージさえ共有できれば、何だってできます

空ですら飛べるでしょうし、相手の武器を壊すこととか無効にすることだって、イメージを共有しさえすれば可能なわけですね。

妖怪や天使、悪魔の召還、武器作成、超兵器だって、何でもありです。

そして、イメージの世界内であれば、自分も傷つきますし、血も流して、苦しみます。

「それが見えて、あたかもその苦しみが本当であるかのように感じる」わけですから。

 

また、戦いに決着がついたら、術者がイメージを解けばいいわけです。

すると、現実世界に引き戻されます。

イメージの世界では重傷だったのが、現実では全て治っていることでしょう。

それは当然で、「壮大なごっこ遊び」をしていたのと同じことですからね。

 

気になるのは、この方法では、どれぐらいまで術者は受け手を傷つけることができるのか、ということですよね。

まぁ精神的な面で言うと、いくらでも傷つけることができます。

だから、相手を廃人にするぐらいはお手の物でしょう。

精神的な負荷を与えて、ショック死させるぐらいなら、レベルの高い術者であればできるかもしれません。

 

「現実世界での受け手」に対しては、受け手に「傷がある」というイメージを残すことで、「受け手本人だけ」には傷が見えるようにできることでしょう。

第三者には見えないので、その辺を工夫する必要はあるかと思います。

ただ、その「第三者」も統合失調度が高い人であれば、受け手が「ここに傷があるんだ」と説明することで、世界観の共有は可能になるでしょう。

すると、「呪いを持っている」とか、「あの戦い以来、鎖に繋がれている」とか、そういう後遺症を残すことも可能でしょう。

すなわち、「解けない催眠術を残している」のと同じことですね。

で、現実世界でそれを癒やせば、どんな深い傷でも癒やせると。

 

そんな風に考えると、統合失調度の高い人同士であれば、剣とか魔法とかみたいな世界観を、リアルで楽しむこともできるわけです。

2次元のキャラを3次元に召還するとかも、可能でしょう(笑

まぁ実際にそこまでできる催眠術師のような人は少ないでしょうが、理論的には可能だと思われます。

統合失調を知れば「霊能者などいない」と分かりますが、一方で「催眠術師はいる」と分かるでしょう。

そんな風に、統合失調機能によって、非現実を極めてリアリティの高い現実に変換することができるということです。

 

裏を返すと、世の中にある剣や魔法の物語とか、そういうストーリーというのは、統合失調を象徴化、具現化したようなものなわけです。

それは当然で、物語は、統合失調によって生まれたものだからですね。

だから、全ての物語は統合失調の傾向を帯びて当然なわけです。

言い換えると、ストーリーライティングとは、究極を言うと統合失調を描いていることなのだと。

この辺の詳しくは、「変わらない現状~」に説明しています。

 

まとめ

こんな風に考えると、面白いでしょ(笑

物語の世界というのは、あながち全て偽りではなくて、現実世界(の中で起こる妄想内)で起きうることである、ということです。

つまり、私たちの脳にはそういう機能があるんだと。

そして私たち全ての人は統合失調遺伝子を持つので、少なからずそういう感性がある、ということですね。

 

思春期の頃に統合失調度が高くなる時期があります。

これは臨床心理科医の河合隼雄氏が言っていたんですが、「子どもはある時期に、ファンタジーや空想を必要とする」という、そんな時期があります。

誰もが思春期の頃になると、統合失調度が一時的に高くなり、ファンタジーや妄想を必要とするんですよ。

それは、正常なことなんですよ。

そして、それを私たちは「中二病」だと言っているだけです。

 

それはおそらく、その時期になると未来や人生を考えるようになる、すなわち「時間の概念」を強く持つようになるので、そうなるんじゃないかと推測しています。

この時間の概念と統合失調との関係も、新作本で説明しています。

 

私はストーリーライティング技術を専門にしていますが、物語の根源はこんな風に、統合失調に帰結するわけです。

統合失調を理解できれば、ストーリーライティングを理解できると。

それだけでなく、統合失調に起因する、日常生活の様々な苦しみも対処できるようになります。

すなわち、精神的なほとんどの問題を、統合失調メカニズムを理解して対処すれば、解決できるんじゃないかと思っています。

 

そんな風に、新作本は「現状から出る~」というタイトルをつけてはいますが、いろんな分野で応用が利くものです。

なので、無料配布もしていることですし、是非ダウンロードして行ってくださいませ。

 

ってことで、今日は「統合失調を格好良く表現すると、こうなる」というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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