さーて、今日も質問の回答をしてみましょうか。
ブログのネタがあるって素晴らしい!(笑
ネタは随時募集中なので、何か質問があればコメント欄にでもどうぞ。
では、今日の質問です。
なぜ、人間はホモやゲイが生まれたのでしょうか?
人間の価値観=狩猟採集的な価値観+農耕的な価値観ならば、
人間はどこかで、「同姓愛に目覚める価値観」があったはずです。
ということで、今日はなぜホモやゲイが生まれるのか、というお話をしてみましょう。
なぜホモやゲイが生まれるのか
なぜホモやゲイが生まれるのか、ということについては、先天的なものと後天的なものの二種類があります。
まずは先天的なものから説明しましょうか。
人間の性別で変化が起こり始めるのは、受精後9週間後ぐらいから始まります。
それまでは、胎児は全て女性の形をしています。
すなわち、人間のベースは全て女性である、ということですね。
そこから男性が「別パターン」として派生していくことになります。
で、胎児の中で男性ホルモンが活発になることで、男性器が作られて、女性器が退化していきます。
そして、実は脳の仕組みも男性と女性とでは結構違っていて、その違いも胎児の状態から生まれます。
男性は狩りをする空間認識能力の領域が発達して、女性は脳幹やコミュニケーションスキルの領域が発達することになります。
つまり、生まれた時点で男性と女性は性器だけでなく、脳の仕組みも違っているわけですね。
ですが、胎児の状態で、上手く男性ホルモンが作られなかった場合があります。
通常なら5ほど男性ホルモンを必要とするところを、母親にストレスがかかるとかで、胎児は3ぐらいしか男性ホルモンを得られなかったとしましょう。
まずは男性器の生成を優先するので、3ほど男性ホルモンを使ってしまいます。
すると、残りの2ほどが足りなくなってしまうんですよ。
こうして、性器は男性なのに、脳の構造や考え方は女性、という人が生まれてしまいます。
女性の場合も同じで、胎児のある時期に男性ホルモンにさらされてしまうと、体は女性なのに、思考は男性的な人になってしまいます。
これは母親のライフスタイルやストレスに影響されるので、本人にはどうしようもできないことですね。
「脳の構造を今から変えろ」なんてできないんですから。
だから、ホモやゲイと言うのは、多くの場合本人の考え方ではなく、いわば先天性の麻痺とか身体障害と同列のものになります。
日本では同性婚の話題はタブー視されていて、マスコミでも取り上げにくい傾向にありますが、欧米ではすごく話題になっています。
私はニューヨークタイムズの一面を毎日見ていますが、同性婚の問題は、極めて高頻度で出てますから。
日本では、まだその辺りに対する誤解と偏見は強いように思えます。
後天的な要素
で、後天的な要素についてお話してみましょうか。
後天的な要素は、もうたくさんあるかと思います。
劣等感とかコンプレックスから生まれることもあるでしょう。
例えばあるレズビアンの人は、幼い頃に、母親が何度も再婚を繰り返していたっていうんですよ。
で、おそらく男性を信頼できなくなったんじゃないかと思います。
それで、女性を好きになるようになったと。
後は、口から女性ホルモンを摂取することでも、少しずつ「男性の女性化」が進んでいる可能性もあります。
男性も体内で女性ホルモンを微量に分泌しているので、男性ホルモンが働かなくなれば、女性的な特徴が出るものです。
例えば中年のオッサンとかで、男性ホルモンが出なくなったような人は、乳房がふくらみますよね。
あれは肥満によることもありますが、男性でも微量に分泌される女性ホルモンで、乳房が発達してしまうわけです。
で、例えば市販の牛乳には女性ホルモンが多く含まれています。
そこで、瓶牛乳一本を飲むことで、男性が一日に生成する女性ホルモンと同量の女性ホルモンを取り込んでしまうことになります。
つまり、2倍の女性ホルモンを体内に入れてしまうと。
これを、小学生の頃から毎日学校で、牛乳を飲ませているわけです。
牛乳の消費量が多い国や地域ほど、ゲイが多い、という調査結果もあるようで。
現代日本で「草食系男子」が生まれているのも、そういう後天的な理由があるからかもしれません。
そんな風に、後天的な理由もいろいろありますよと。
狩猟採集時代の性
じゃあ、狩猟採集時代の人間は、どういう性生活だったのか、というお話もあるんですが、概要だけお話しておきましょう。
いや、詳しく語ると結構官能的な内容になっちゃう、刺激の強いものなんですよ(笑
簡単に言うと、「人間のセックスは、元々コミュニケーションの一環だった」という感じです。
男性同士でも、女性同士でも、結構当たり前にするのが人間の本質だと。
「なぜホモやゲイが生まれるのか」というのはさほどおかしいことではなく、本来の人間のあり方から見れば、「なぜ男性は女性とだけ性行動をする、という発想になってしまったのか」と考える方が自然でしょう。
そこには、農耕が始まって不衛生になって、性病が発生したことに由来するかもしれません。
例えばマルティン・ルターの宗教改革時には、ヨーロッパは結構フリーセックス状態だったと言います。
ですが、ヨーロッパの一部で発生した梅毒(性病の一つ)が、数週間か数ヶ月ぐらいかで、ロシアのはるか遠くまで広がっちゃったということがあったようです。
それぐらい、性病が広がるのは早くて、かつ恐ろしいわけですね。
だから、ルターは厳しく貞操を守るように教えて、それが宗教改革と結びついたと。
これは農耕初期の時代にも当てはまったことでしょう。
元々は、狩猟採集時代には、夫婦とか家族という概念はなく、村単位で行動していました。
だから「結婚」という概念も、もちろんありません。
ですが、農耕が始まってそういう要因があることで、宗教では「姦通してはならない」とか、「一夫一婦制」という思想や制度が生まれたのではないかな、とも思います。
それは、社会を性病から守るためだったと。
まだまだあるんですが、語り始めたら止まらなくなるので、この辺にしておきましょうか(笑
まとめ
こういう風に考えると、農耕が性への考え方を大きく変えたと言えるかもしれません。
狩猟採集時代では、元々は同性同士での性行動はさほどおかしいことではなかったと。
農耕が始まってから、性病の関係で「男性と女性はひとりずつペアを組み、他のカップルや同性とは性行為をしてはならない」という常識なったんだと。
まぁ、現代でもアラブの方では一夫多妻制の国はありますが、それは性よりも、男性優位社会が生み出したことでしょう。
これも、農耕が生み出したことになるでしょう。
こう考えると、分かりやすいかもしれません。
質問、ありがとうございました。
ということで、まだまだ質問は受け付けています。
何か聞きたいことがあれば、是非どうぞ~。
今日はここまでっ。