今日はいい無料配布本を見つけたので、ちょっと早めの時間帯での更新です。

哀しみの対処法について、お話ししてみましょうか。

 

「悲しみ」とのつき合い方

Amazonで、いい無料配布本を見つけたのでご紹介。(いつまで無料配布をしているのかは分からないので、もし無料配布が終わっていたらごめんなさい)

星川碧著『「悲しみ」とのつき合い方: 〜大切な人が亡くなった時に読む本〜』

 

この本では、哀しみへの対処法が、とても分かりやすく解説されているんですよ。

この本は死別をテーマに扱っていますが、小さな哀しいことでも十分に対応可能なものです。

商品紹介にある目次を見るだけでも、十分に効果があるんじゃないかなと思います。

 

で、いくつか「これは素晴らしい」という項目があったので、以下でご紹介しましょうか。

 

「溢れ出る全ての感情を紙に書く」

「感情を紙に書く」って、とてもいいですよね。

私たちはつらいときとか哀しいときって、どうしても思考がぐるぐると回って無限ループしちゃうものなんですよ。

実際に悩んでいる時とか、無限ループに陥ったことがある人って、多いんじゃないかと思います。

 

そういう時には、あふれ出る感情を紙に書き出すといいんですよ。

すると、一度書いたものはそこでストップされて、無限ループに陥らずに済むんですよね。

著者は「形式不問。支離滅裂、意味不明でOK。とにかく書き殴りなさい」と言っていて、まさにそんな感じで書くといいかと思います。

 

「安易な励ましはNGです 」

まさにこれもそうですよね。

うつ病の人に「頑張れ」と言ってはいけないのと同じですね。

 

哀しい状態っていうのは、強烈なストレスを抱えている状態なんですよ。

「泣く」というのは、ストレスを解放する働きがあります。

でも、「頑張れ」とか「誰々より貴方の方がマシよ」と言うのは、感情を発散できずに、ストレスを抱え続けることになるわけです。

言うなればそれは、「貴方はストレスを解放してはいけません。もっと苦しみなさい!」って言ってるのと同じなわけで。

 

泣きたいときは、ちゃんと泣かせてあげる。

それが本当の優しさかな、と思ったりもします。

 

「忘れるのではなく、新たな関係を紡ぐ」

これもいい言葉ですよね。

哀しい出来事は忘れるんじゃなくて、新たな関係を築くといい、ということです。

「忘れる」っていうのは、すなわち「抑圧する」ってことなんですよ。

それはその瞬間はいいんですが、後々フラッシュバックや劣等感の形になって、しわ寄せとなって出てくるんですよね。

だから、忘れるのはあんまりいい方法ではないんですよ。

 

そこで、「新たな関係」にするわけですね。

特にしっかりと泣けた後は、ストレスが解放されて、新たな関係を作る余裕ができているものです。

そこで、気分転換をするのではなくて、失ったものと新たな関係を築くと。

 

例えばお葬式とかは、まさに「死者と新たな関係を築くための場」じゃないですか。

今までは生きていた人と接していたけど、これからは死んだ人として接するようになる、そんな変化のきっかけを与えますよね。

入学式とか、卒業式みたいな、そんな「式」も、新たな関係性を築くための手段ですよね。

 

そういう「式」っていうのを利用するのもいいかもしれません。

例えば失恋したとか、恋人と別れて苦しい時は、恋人と別れる「式」みたいな場を作るといいでしょう。

友人に協力してもらって、ちょっとした場を設けるわけです。

で、相手の写真を捨てるとか、思い出のものを手放すとかして、改めて区切りを作ると。

そうすることで、「忘れる」ではなくて、「過去と新たな関係性を築く」ことができるんですよ。

 

だったら、抑圧することもなく、引きずることもなく、次の恋に向かってゆけるようになるかと思います。

これは失恋だけでなく、他の哀しいことでも使えるでしょう。

 

まとめ

そんな感じで、哀しい時にはちゃんと泣いて、感情を発散させることが大切なんですよね。

我慢したり、強がったり、自分に嘘をついたり、忘れたりするのはあんまり健康的ではないと。

 

挑戦している人は、苦しみとか哀しみは多くあるものですからね。

参考になれば嬉しいです。

 

ということで、今日は哀しみの対処法についてお話ししてみました。

今日はここまで~。

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