今日は、「他人が決める未来のお金よりも、自分が決める今のお金を優先する」、というお話をしてみましょう。
私にとっての「花は地味だけど、実を多く作る木」
昨日の話の続きなんですが、「花は地味だけど、実を多く作る木を見抜けるようになればいい」って言いましたよね。
すると、多くの人が「じゃあ、あやえもさんにとっての、『花は地味だけど、実を多く作る木』って何?」と知りたくなるんじゃないかと思います。
今日はその「花は地味だけど、実を多く作る木」を公開しましょう。
いや、公開するというほどのことではないんですが(笑
結論から言うと、これがまさに、いつも私が言っている「ファンを作る」ということです。
私は、「他人が決める未来のお金よりも、自分が決める今のお金を優先する」という価値観を持ってます。
例えば小説とかで、新人賞で二次選考を通過できる道があるとしましょうか。
一方で、一冊本を書いて、Amazonで売るなりして今月500円の売り上げを上げられる道があるとしましょう。
私の場合、どちらの未来を取るのか。
私の場合、今月の500円の売り上げを取ります。
だって、二次選考を通過したところで、売り上げは0円ですからね。
「でも、二次選考通過って、未来の可能性があるんじゃないの?」とか思う人もいるかもしれません。
「他人が決める未来」と、「自分が決められる未来」
「未来への可能性」には、二種類あります。
それが、「他人が決める未来」と、「自分が決められる未来」です。
そして、「他人が決める未来」というのは、風向きが変わればどちらにでもなびくような、不安定なものです。
一方で「自分が決められる未来」というのは、自分で選べるので、結果がほぼ確実に自分の予測通りに出せるものです。
で、「自分で決められる未来」を選ぶ、ということですね。
これは、サバンナで生きることを考えるといいでしょう。
大きな獲物を狙って、「あと少しで捕らえられたのに」、「少しずつ、大きな獲物を捕らえられるようになってきている」と、成長を実感していたとしましょうか。
でも、獲物が捕れなければ飢え死にですよね。
一方で、自分でも捕まえられる小さな獲物を捕りつつ、大きな獲物に挑戦してゆくこともできます。
狙った獲物を捕りつつ、お腹を満たしながら成長するのか、それとも逃がしつつ空腹を抱えながら成長するのか、どちらがいいか、というだけのお話です。
で、私の場合、獲物を捕りつつ成長する方がいいな、ということですね。
だから、小さくても確実に食べるものを確保して、そこから大きくしてゆくわけですね。
仮に賞を狙うとしても、取れるかどうか分からないような賞金30万円よりも、確実に取れる賞金3万円の小さな賞を狙うでしょう。
この「獲物」はお金だけでなく、モチベーションも含まれます。
「ファンに売る」というのは、その中でも最も確実なものです。
そして、ファンの存在というのは、吹いて飛ぶようなものではないんですよ。
それが安定と安心をもたらしてくれるわけです。
そもそも、ファンの数が増えれば、出版社なりどこからなりでも、向こう側から声をかけてきますからね。
私の場合、わざわざ自分から頭を下げて、お願いに行くことはしません。
自分で着実にファンを作ってゆけば、どのみち向こうからやってくるんですから。
クリエイティビティーを発揮してゆけば、わざわざ頭を下げなくても実現できる、ということです。
むしろ、そんな出版社なんかなくても、十分な実を得られるようになります。
まとめ
だから、「他人が決める未来のお金よりも、自分が決める今のお金を優先する」、ということですね。
「ファンを一人一人作っていく」、これって最高に地味な花でしょ(笑
多くの人が、この木がどれだけ実をつけるのか、知らないんですよ。
「嘘だ! そんな地味な花で、実をつけるはずがない!」と、誰もが信じないと。
そして「一気に花を大量に咲かせる木がいい」と言って、スポットライトが当たる「誰もが認める成功者像」を目指すと。
サバンナでも、「大型の獲物を仕留めるため」に狩りをするわけではありませんよね。
「美味しい肉を食べたいから、狩りをする」わけです。
なら、ウサギみたいな多少の小型動物でもいいから食べて、美味しく食べられる工夫をしつつ、腹をふくらまして満足しながら生きることだってできる、ということです。
そして実のところ、小型動物の味も、大型の獲物の味も、さほど変わりません。
「感動しました! 貴方のファンです!」というメッセージが5件来るか、5000件来るかの違いでしかありません。
「何を成し遂げたか」で人生を考えると、悲惨な結果が待ってます。
「成し遂げて成し遂げて、何も好きなことができずに、ずっと空腹で人生が終わった」なんて、まさに悲劇ですよね。
でも、「楽しみ満たされながら生きる」という道もあります。
こちらはずっと満腹になれるので、「ああ、生きていてよかった」と、最初から最後まで充実して生きられる道です。
もしそんな生き方をしたいのなら、花じゃなくて、「美味しい実」、「実を多く作る木」をしっかりと見抜けることが大切じゃないかな、と思います。
そう考えると、やっぱり「地道に一人一人を満足させていく」ってのが、「一番の遠回りに見える、一番の近道」なんじゃないかと思います。
面倒そうに見えて、一番楽な道だということですね。
ま、参考にしてくださいませ。
ってことで、今日は「他人が決める未来のお金よりも、自分が決める今のお金を優先する」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。