今日は、昨日の記事の補足で、精神的なお話をしてみましょう。
未来予測が自然にできるようになると、願いが実現してゆく、というお話です。
昨日のおさらい
昨日の記事を書いた後で、「このコンセプトはいいかも!」と、一人喜んでいたりします(笑
昨日の内容を簡単におさらいしておくと、なぜ自信を持って行動できる人と、そうでない人がいるのか、というお話です。
未来を予測する直感力は誰もが持っていて、みんな結構な率で当てているんですよ。
でも、それならなぜ、自信をどんどん失っていく人と、自信をどんどん得てゆく人がいるのか。
それは、「自分の未来」を予測するか、それとも「周囲の未来」を予測するかで変わってきます。
自信を失う人は「自分の未来」を予測しています。
「私は未来に、悪い状態になる(もしくはそうはなりたくない)」と予測するから、「こうなりたい」、「こうなりたくない」という感情的な反応を起こします。
だけど、そういう悪い未来を予測しているので、自己成就予言効果によってそっちに引き寄せられてしまうと。
一方で自信を得てゆく人は、「周囲の未来」を予測しているわけです。
すると、チャンスと、そこに工夫ができる余地を見つけることができるので、「ならこうしよう」と、行動的な反応を起こすことができます。
そして未来の予測が何割か当たって、それに合わせて行動すれば、そのうち何割かはうまくいくんですよ。
すると、「自分にもできる」と感じて、自信を持てるようになると。
変化に便乗することで、現状を打破できる
で、ここから今日のお話です。
上記の内容が分かれば、「周囲に変化が起きるタイミングと、その内容」を見計らうことで、現状を打破できるようになります。
簡単に言うと、「変化に便乗すると、現状を打破できるよ!」ということです。
だいたい、「現状」では願いって実現できないものなんですよ。
だって、願いが実現できないから現状にいるんですから。
願いを実現できる方法が分かっていれば、現状になんかいないでしょ(笑
じゃあ、現状を打ち破るには、何らかの変化が起きるタイミングと、その内容を見抜けばいいわけです。
変化のポイントを見抜けば見抜くほど、変化できるきっかけが得られるようになります。
変化に便乗する例
実際に、その一つの例を語ってみましょうか。
例えば私が会社勤め時代、会社の飲み会があって、嫌でも参加しないといけないことがありました。
当時は独立に向けて全てを傾けていたので、ほとんどの飲み会は断っていたんですよ。
でも、課内の歓送迎会だけは断るわけにもいきませんからね。
そんな状況で飲み会が始まってみんな席についても、普通に帰ろうとしても帰れませんよね。
そういうとき、私は「どのタイミングなら、フェードアウトできるだろう?」と考えます。
例えば上司の一人が遅れて参加したタイミングだと、みんながそっちに意識を向けますよね。
そういうタイミングでトイレに立つように見せて、荷物を持って、最も顔なじみではない人に「ちょっと急用ができて、帰ります」と伝えるとか。
私がよく使っていた手は、一次会が終わって店の前でみんなたむろしているときに、通行人に紛れてフェードアウトする方法でした(笑
これをするには、タイミングと準備が必要なんですよ。
自分のベストな立ち位置を確認して、荷物を移動させておいて、そして立ち去るときに一人でいないといけませんし、カモフラージュをできるものを探すか、なければ用意しておく必要があるわけで。
そして最高のタイミングを見計らって、「今だ!」と、足音も立てずに、気配も消して、フェードアウトすると。
もうね、そのフェードアウトする瞬間とか、ドキドキものですから(笑
で、上司が気づいたときには、「あ、中村のやつ、いつの間にか帰ってやがる!」となると(笑
タイミングに合わせて準備して、全てのタイミングがかみ合って成功した瞬間なんて、最高に気持ちいいですからね。
そして私は、るんるん気分で家路についてました。
でも、もし変化がない状況で、私が「帰りたい、帰りたい」と言っていたらどうでしょう。
それは周囲の注意を引いてしまって、「二次会では中村を帰さないように、見張っていろ」となって、むしろ逆効果になると分かります。
変化のタイミングを見抜けないと、そういう「帰るための努力」が、逆にあだとなりがちです。
変化を見抜けば、チャンスが見える
そんな感じで、願いを実現するのは、変化のタイミングに乗るのが一番なんですよ。
「変化のないところで、何度もやる」というのは、競争になりやすい、ということです。
確かに昔のような変化のない時代では、「石の上にも三年」、「コツコツ積み上げることが大切」みたいなことが大切でした。
もし私がその時代に生きていたら、やはりそうすることをおすすめします。
でも今は、変化は山のようにある時代です。
ちょっとした工夫やアイデア次第で、何年もの「コツコツ続けたこと」を逆転できる時代になりました。
だからこそ、時系列で見た変化が大切になるわけですね。
例えば新人賞に投稿している場合で、何度投稿しても落ちると。
どんどんランクアップしているのならいいですが、今までずっとダメだったら、次もダメな率が高いですよね。
でもそこで、何らかの変化を見つけ出すわけです。
例えば別の出版社が、新たな賞を立ち上げたりだとか、新規に募集し始めたりすることがあるものです。
そういう変化にフォーカスを向けると、「新しい方が穴場だ」とか、「みんな新しい方に目を向けているから、今までの場の競争率が落ちる」とか見えてきます。
すると、そこから新たな戦略を考えていくことができます。
「今の上司が嫌で、会社を辞めたい」という場合、現状では変化を起こせないものです。
でも、そこから例えば「同僚が異動になった」という変化を見つけ出すわけです。
すると、その同僚の部課に移るとか、自分も一緒に移れるように仕向けるとか、新設の部課がないかチェックすることもできるかもしれません。
そこから戦略を作り出すことができるでしょう。
これから起こることで言うと、数年後からGoogle Glassみたいなグラス型デバイスが出てくることでしょう。
これがスマホの半額~2/3ぐらいの価格で提供できるようになると、流行になってゆくと予測できます。
なら、そこにタイミングを合わせて何か製品やソフトを投入できれば、チャンスがありそうですよね。
過去に電子書籍が立ち上がってきたときも同様で、当時は電子書籍の端末販売が先行して、肝心の電子書籍本は全然そろってなかったんですよ。
それは裏を返すと、作家にとっては競争率が低くなっていることを意味しました。
だから、電子書籍の立ち上がり時には、さほど実力がない作家でも目立てて、売れやすかったんですよね。
まとめ
で、こういう未来予測は、結構当たります。
というよりも、外れた場合の対策も考慮できるようになるんですよね。
すると、どっちに転んでもいい状態にできますし、何より防御から攻撃に移れますからね。
これは大きな心の平安をもたらしてくれるものです。
安心できて、チャンスを見つけることができて、希望を持って進められるとか、最高ですよね。
私が自信を持っていられるのは、そういう未来予測にフォーカスを当てているからじゃないかな、と思います。
だから、積極的に打って出ることができると。
未来が分かれば、誰だって自信を持てるようになると思います。
その変化に目を向けることで、現状を出られるようになる、ということですね。
ということで、今日は「未来予測が自然にできるようになると、願いが実現してゆく」というお話をしてみました。
今日はここまで~。