今日は、精神的なお話です。
「一つのことを極めるのも、ある種の楽しさがありますよね」という、楽しさを紹介するお話です。
実写にしか見えない3DCGモデル
面白いニュースがあったので、ご紹介。
実写にしか見えない3DCG美少女「Saya」が進化 「不気味の谷」を完全に打ち破る(ねとらぼ)
Sayaの2016verです(•̀ᴗ•́)。去年の発表から色々な皆さんの反応を頂きつつコツコツと改良を重ねてきました。既に動きのシステムも稼動していて秋の展示会へのお披露目に向けて制作中です、詳細は今後アナウンス予定です。 pic.twitter.com/kOGcMx96co
— Yuka:Telyuka (@mojeyuka) September 9, 2016
普通に写真かと思いました(笑
ちゃんとアニメーションもできるようで。
これも、最近紹介しているような「一つの狭い分野を圧倒的に仕上げる」という例ですよね。
3Dオブジェクトを作るのでも、動物とか、静物とか、ありとあらゆるものを作る必要はないと。
「日本人の女子高生」、「実写に近づける」という狭い領域だけでも、圧倒的に仕上げればこうなると。
で、今では「AIのインターフェースに使おう」だとか、なんかいろいろ引き合いがあるようです。
圧倒的にできさえすれば、使い道は周囲の人が勝手に考えてくれて、それでちゃんとビジネスになるんですよね。
「一つのことを極める」という楽しさ
こういう「一つのことを極める」っていうのも、ある種の楽しさがありますよね。
何というか、ドラクエでレベルを99にしようとした、あの感覚です(笑
もしくは、少し前にはやったWebゲームのクッキークリッカー(はまる危険度がきわめて高いので、リンクは張りません(笑))にドはまりしてしまうような、あの感覚ですね。
ネットゲームにはまったことがある方なら、この感覚は分かるかと思います。
なんかやたらとレベルアップを目標にしてしまって、しんどいのに続けてしまう、みたいな(笑
一つの狭い分野を極めるのも、それと同じ感覚ですよね。
例えば私の場合、ストーリープロット理論は結構長いことやってますが、そういう楽しさがあるように思います。
「この辺が改良できそう」と思ったら、ちまちまと改良していって、どんどん使えるものに仕上げていくと。
それで、改良の余地がなくなってきたら、モチベーションも落ちるので少し離れて。
そしてしばらくしたら(私の場合1年半ぐらい放置していれば)、「この辺を改良すれば、もっとよくなるかな?」とアイデアが浮かぶので、またはまると。
そんな風にして、プロット理論も少しずつレベルアップしてきたわけです。
ある種の「育てる」という楽しさ
これって、ある種の「育てる」っていう楽しさがあるように思います。
最近なら、艦これとか刀剣乱舞とか、アイドルマスター・シンデレラガールズみたいな、育成ゲームがありますよね。
そんな「キャラクターを育てる」のと同じような感覚で、作品や理論、技術を育てる、という楽しみ方です。
この楽しみ方が分かれば、例えば上記の女子高生3Dモデルでも、「おお、ここまで実写に近くなった!」と改良をするのに夢中になってしまうと。
で、ネットゲームにはまる人のように、一つの単調作業につい時間を費やしてしまう場合、こういう「狭い分野を極める」というスタイルも合うかもしれません。
そのはまる分野は何でもいいと思うんですよ。
3Dモデリングが好きなら実写風のモデルを作るのもいいですし、私のように何かの理論でも、技術でもいいかと思います。
境地開拓は、作業に対して報いがしっかりとあるから嬉しい
この「育てる喜び」というのは、自分が投下した作業に対して、ちゃんと報いがあることがいい点かと思います。
競争世界では、努力をしたとしても、その作業量に対する報いがあるわけではありません。
競争に負ければ、自分の努力が全て水の泡になってしまう、ということもありえます。
ですが、新境地開拓っていうのは、そういう要素はかなり減るんですよね。
もちろん何らかの事故や災害で努力が水の泡になることはありますが、競争相手がほとんどいない世界なので、基本的にやればやった分だけ報いがあって、成果が出るんですよ。
この「やればやっただけ報いがある」というのは、本当に嬉しいものです。
畑でも、耕してどんどん実ができて、やればやるほど実が増える。
すると、それだけで嬉しくなっちゃって、はまるんですよね。
逆に、例えばサービス残業とか、どんなに工夫をしても給料が上がらない状況とかは、やっていても報いがないので、モチベーションが落ちて当然じゃないかと思います。
人には、やっぱり「努力しただけ、報いがあって欲しい」と思う要素があるんじゃないかと思います。
で、その報いを一番得やすいのが、「新境地開拓」じゃないかと思います。
そこで活動すれば、十分に楽しく、しかも報いがあって、お金にもなるんじゃないかなと。
まとめ
そういう意味もあって、クリエイタータイプの人には、「誰もやっていないような新境地で、一つの狭いことを極める」という楽しみを持つのもいいんじゃないかと思います。
やればやるほど成果が見えるって、本当に嬉しいですからね。
それが、誰もやっていないようなことであれば、もうやればやるほどビジネスにもなるわけで。
すると、楽しみながらビジネスに展開できるんじゃないかな、とも思います。
ということで、今日は「一つのことを極めるのも、ある種の楽しさがありますよね」という、楽しさを紹介してみました。
今日はここまで~。