今日は、精神的なお話です。
「周囲の困難を助ける」としても、モチベーションが見つかる、というお話をしてみましょう。
周囲の悩みを助けることでも、できることが見つかる
これまでも、何度か「自分の悩みをビジネスにしよう」と説明してきましたよね。
でも、なかなか自分の悩みには手をつけられないこともあるかもしれません。
そういう場合、「周囲の困難を助ける」という観点でもいいように思います。
そういう誰かを助けることをできると、やっぱりモチベーションが上がって、邁進できるんですよね。
で、今日はそういう例を2つほどご紹介してみましょう。
目が見えない犬のための、触覚バンド
最初は、目が見えない犬のために作った、触覚センサーバンドです。
見たら分かりますが、目が見えない犬でも障害物にぶつからないようにと、障害物を感じられる触覚となるバンドを作ったわけですね。
これは自作で、実際に作り方動画も公開しています。
電気的な仕掛けも何もない、とても原始的なメカニズムなんですが、バンドが目の代わりになると分かります。
言うなれば、5cm程度の視覚を手に入れたようなものです。
全く見えない世界から5cmを理解できるようになるのは、とんでもない飛躍ですよね。
原理が分かれば、どんどん応用できる
で、こういう「触覚で視覚を得る」という原理が分かれば、もっと応用ができると分かります。
例えば虫の触角とか、猫のひげみたいに、少し長めで柔らかい素材の針を身につけるのもいいでしょう。
すると、その抵抗を肌で感じることで、10cm、20cmぐらい先も感知できるようになるでしょう。
それとか、電子技術を用いて障害物検知センサーを作れば、もっと視野は広がるでしょう。
そして、例えば触覚を体の面積でフィードバックすれば、立体ですら認識できるようになると分かります。
こうやって考えると、「いろんな発展ができそう」と分かって、モチベーションが上がって面白くなりますよね。
電子制御式の義肢
じゃあもう一つ、今度は本気の技術です。
العلماء الحقيقيون الذين يجب احترامهم وتقديرهم.🌹 pic.twitter.com/zCjU2ahugZ
— الاكثر تاثيرا (@ArabicBest) August 24, 2017
両腕がない人向けに作った、電子制御式の義肢です。
見たら分かりますが、両腕がない人でも義肢でものをつかんで操作できるとか、すごいですよね。
何というか、「ファンタジーが実現した!」みたいなノリで。
誰かを助けることは、モチベーションが上がる
こういうのって、「誰かを助けることができる」と分かるから、とてもモチベーションを高くして打ち込めるんですよ。
それは、相手が喜ぶ姿をリアルに予想できるからですね。
人はやっぱり、他の誰かのためになれるなら、喜びを感じられるものです。
すなわち、周囲の困難を助けてあげることでも、モチベーションが出てくると。
例えば私の場合、「この考え方とか、こういう生き方を教えることができれば、人が喜ぶ」と感じているからモチベーション高くブログを書けているわけです。
ゲーム制作や物語の制作時でも、私は「物語を通して、心を癒やしてもらおう」、「生きる勇気を持ってもらおう」と思って作ってました。
すると、提供しているのが物語だったとしても、「自殺ばかりを考えていたのに、生きる勇気を得ました」とか、「涙が止まらなくて、心が楽になりました」という感想をいくつももらったんですよ。
即売会に出ていた頃は、「ファンです! あの作品、もう最高によかったです!」みたいに、熱心なファンが感想を伝えに来てくれたり。
医者だけが誰かを救うのではなくて、小説家でも、作家でも、漫画家でも、作曲家でも、誰でも人を助けられると思います。
作っているものを通して励ますこともできるでしょうし、自分の生き方を通して「自分のように生きられる」と示すこともできるでしょう。
そういう喜んでもらった実感があると、もう止められなくなりますから。
「じゃあ、もっといいものを作ろう」と、元気が出ますからね。
「助けられる人」が見つかると、「無駄な奉仕」を手放せる
で、そういう「助けられる人」が見つかると、「無駄な奉仕」を手放すことができます。
というのも、喜びの量で活動を決めることができるからですね。
「こんな無駄なことをしている時間があれば、あの人たちに貢献した。すると、これだけ喜んでもらえる」と分かれば、最も喜んでくれる活動に集中できます。
そしてその活動は、たいていの場合、最も生産性が高いものになります。
言い換えると、なぜ報われないのに尽くしてしまうのかというと、他に喜んでもらえる相手がいないからじゃないかと思います。
だから、「自分にはこれしかない」と思い込んで、今までと同じことを続けてしまうと。
ならば、「今とは違う人たちに、手助けをしてあげる」と考えると、新たな道が開けそうだと分かります。
自分の力を、今までとは違う人のために使ってみるわけですね。
まとめ
そんな風に、「周囲の困難を助ける」という観点で見ると、モチベーションが上がるものが見つかるかもしれません。
周囲が抱えている困難を、工夫で解決してあげるわけですね。
ひょっとすると、それは今していることを応用できるかもしれません。
上記の犬の例でも、あの触覚バンド作った人は、普段から工作が好きだったのかもしれません。
すると、「今までしてきたことが使える」と分かって、今までの生き方に意味を見いだせたりするんですよね。
そう考えると、新たな未来が開けるかもしれません。
ということで今日は、「周囲の困難を助ける」としても、モチベーションが見つかる、というお話をしてみました。
今日はここまで~。