今日は、精神的なお話をしてみましょう。
「足りないものは、工夫や脳内補完で補えばいい」、というお話です。
「甘々と稲妻」5巻途中まで見ました
昨日紹介した「甘々と稲妻」ですが、5巻途中まで見ました。
予想通りメインプロットが発散してしまっていて、緊張感が失われていますね~。
それでも感動できるように仕上げているところが、すごいというか。
この作品は、笑顔がよくて、そして「ありがとう」という言葉が多く出てくるんですよ。
愛情が感じられて、読む側に豊かさを与えてくれる、すてきな作品ですね。
なので、優しさとか豊かさマインドを味わいたい人にはおすすめしておきます。
3巻のラストで致命的なプロットミスをやっていますが、それを踏まえても、久しぶりにいい作品に出会えたような気がします。
プロット構成に興味がある人なら、3巻のラストで何が問題なのかを考えてみるといいかもしれません。
ちなみに私は、「第3巻のラストはこうなる」と適正なプロットに勝手に脳内補完して、続きを見てます(笑
そうすることで、市販の作品であっても、自分なりに最高の物語に仕上げてから受け取るわけですね。
普通は、「他の人が作った物語は、自分ではどうしようもない」とか思いがちじゃないですか。
でも実際は、他人が作った物語であったとしても、脳内変換をすれば、自分なりに最適なものにできるということです。
足りないものは、工夫や脳内補完で補えばいい
私はこういう工夫や補完をよくするんですよ。
それで、より自分に合ったものに仕上げて、価値を高めてから受け取るわけですね。
そうすることで、自分なりに最高のものを楽しむことができるようになります。
すなわち、「足りないものは、工夫や脳内補完で補えばいい」、ということです。
私たちには、欲しいものがあるものです。
でも、すべてが完璧な状態で得られるわけではありません。
むしろ、「こんなもの」という程度のものしか手に入らないことがほとんどです。
そりゃあ、最高のものを最高の状態で手に入れられれば、まさに最高でしょう。
でも現実では、そうではないと。
それどころか、十分に豊かな家庭には生まれなかったかもしれない。
十分な愛情を注いでもらえなかったかもしれない。
信頼してもらえなかったかもしれない。
最高の家庭、最高の友人関係、最高の資産や収入、最高の才能や能力、最高の地位や名誉……それらが満足して得られないような、そんな不十分な環境で生まれたわけです。
じゃあ、その不十分な状態で、どうするのか。
「どうして最高の環境に生まれなかったんだ」と嘆くのか。
それとも、工夫をして、楽しめるものにしてゆくのか。
私の場合、工夫する方を選んだ、ということです。
外部の完璧を求めず、内部の工夫を求める生き方
ひょっとすると、「甘々と稲妻」でも、作者さんがプロットを最高のものに仕上げられれば、それが最高だったのかもしれません。
でも、作者さんだって、完璧にはできないものです。
私だって、完璧にはできませんからね。
自分よりも外部にあるものに、完璧を求めても無駄なような気がします。
外部に完璧を求める場合、私自身も完璧じゃないといけなくなります。
そういう生き方は、ちょっと疲れそうですよね。
そもそも、「完璧って何?」って話になるものです。
だいたいそういう「完璧」というのは、「自分の母親が望む価値観」になるんですが。
私は、私なりの生き方を大切にしたいと。
「自分なりの生き方」で生き始めると、「周囲は周囲なりの生き方でいい」と許せるようになります。
ならば、私はそんな「完璧」ではない自分がよくて、周囲の人やものも、完璧ではなくていいと。
そういう風に、緩くて、受け入れられる人生がいいな、ということでそういう生き方をしています。
そういう場合、周囲を変えるのではなくて、自分なりに工夫して受け入れればいいんですよ。
物語のプロット分野では、私は人よりも深い能力があります。
ならば、「作者さんの演出力」+「私のプロット能力で脳内補完」=「自分なりに最高の物語」となって、私は最高の物語を得られるわけです。
これは物語だけでなく、いろんなものに当てはめることができます。
まとめ
そんな風に、私たちは、生まれたときから最高のものを得られているわけではありません。
なら、手に入ったものを、ひらり、ひらりと身軽に工夫をして、上手に楽しんでいくのがいいような気がします。
ちょっとの工夫で、大きな満足が得られますからね。
そうやって工夫をしていくと、手元にある「こんなもの」とか「致命的な問題があるもの」から、自分が望む最高のものを作り出せるんですよ。
私は愛情に恵まれた家庭で生まれ育ったわけではありませんし、膨大な資産を持って生まれたわけでもありません。
でも、そこから工夫することで、今の豊かな状態になれた、ということですね。
最初は「致命的な欠陥があるもの」としか思えなかった材料が、ちょっとの工夫で「自分なりに最高のもの」にできたと。
そういう工夫のある生き方ができると、本当に毎日が楽しくなるんですよ。
手に入った「しょーもないもの」が、どんどん豊かさに変換されていくんですから。
この快感を味わうと、やめられなくなるんですよね(笑
ってことで、今日は「足りないものは、工夫や脳内補完で補えばいい」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。