今日は、昨日に引き続き、チャンスを見つけるお話をしてみましょうか。

「チャンスをもたらしてくれる人は、意外と近くにいる」、というお話です。

 

価値あるものほど、それを余らせて困っている人が多くいる

昨日、「豊かさを余らせて困っている人がいる」とか言いましたよね。

価値あるものなのに、その人にとっては余計にありすぎることで、「これ、もらってくれる人いないだろうか」、「使ってくれる人はいないだろうか」みたいに悩みを抱えている人がいる、ということですね。

私の場合、家を余らせている人とつながることで、ほぼ家賃がタダで広い戸建てに住めるようになったと。

昨日も触れましたが、他にも土地を余らせていたり、野菜や食べ物、日用品を余らせているかもしれません。

果てには役職とかポジションとかを余らせている人もいるかもしれません。

 

そういう人って、結構いるように思います。

すなわち、もらう側にとっては「価値あるもの」、「競争率が高いもの」なのに、与える側にとっては「誰か引き受けてくれる人はいないかなぁ」みたいに思うことがあるんですよ。

実はこれは、競争率が高ければ高いほど、起こりやすくなります。

いわゆる、「価値あるものほど、余らせている人がいる」ということです。

 

例えば私の場合、ゲーム制作をしていた時は、声優さんとか足りていないことが結構あったんですよ。

ちなみに声優さんを募集すると、私の手間がかかりすぎてしまうぐらい、すっごい募集が来たりします。

それぐらい「ゲームのキャラクターボイス」というのは、人気のあるポジションだったりします。

 

そんな中で、メインの声優さんは手間をかけて決めますが、一方で「ちょっとした声が欲しい」とか、そういう場合にわざわざ募集するのはしんどいんですよね。

募集も手間ですし、ネット上で捜すのも面倒で。

だから、「別の声優さんの方がよくても、しょうがないから今までの声優さんにお願いしようか」とか思ってしまうわけです。

すなわち、「ゲームのキャラクターボイス」は競争率が高いからこそ、監督である私は、そのポジションを引き受けてくれる声優さんがいなくて困っていると。

 

家だってそうだと思うんですよ。

少子高齢化で、しかも人口減社会なので、「誰か、家賃タダでもいいから、この家に住んで維持してくれないだろうか」っていう人は、多いと思います。

でも、不特定多数の人に公開すると、有象無象がたくさん来てしまって、対処しきれないわけです。

だから、「家」という価値あるものなのに、余らせてしまう、という現象が起こりえます。

 

価値を余らせている人は、近くにいる

多くの人が、「私の周囲には、そういう人はいないよ」とか思っているかもしれません。

でも、実はそういう「価値あるものを余らせている人」ってすぐ近くにいるものなんですよ。

 

ソーシャルネットワーク理論で、「6次の隔たり」という考え方があります。

これは、「知り合いの知り合いをたどれば、平均6人ぐらいで世界中の誰とでもつながることができる」みたいな考え方です。

たった知り合い6人の連鎖で、世界中の人と知り合えると。

日本人だけとかに限ったら、もっと少ないつながりで知り合えることでしょう。

 

そんな風に、実は私たちは、意外と多くの人とつながり合えるんですよ。

「価値あるものを余らせて困っている人」は、ちょっと周囲を探求すれば見つかるんだと。

今回は「家」という切り口で注目したんですが、よくよく思い返すと、過去にもう何度も「こういう家が余っている」、「家、買わないかね?」とか身近な人から言われたことがあるんですよ。

今までの私は全く気づかずにスルーしていたのに、その価値に気づいた瞬間、次々と「あ、タダで住めるような空き家って、周囲に頼ればすぐに見つかりそう」と分かるようになったという。

 

私たちは、そのチャンスに気づいていないだけなんですよね。

そして、「そんなこと言われても、家なんて買うお金はないよ」とか、「家の愚痴を聞かされて嫌だなぁ」とか思って、スルーしてしまっていると。

でも、その人たちに「私は家に住みたいです。こういう形で私に提供してくださるのはどうですか?」と、自分に合うスタイルで解決策を提案するわけですね。

すると、相手は「そういう解決策もあるのか!」と喜ぶことも多いように思います。

 

まとめ

だから欲しいものがあったら、「周囲に余らせて困っている人がいないか、持ちかけてみる」というアプローチを取ってみるといいんじゃないかとも思います。

しかも、価値が高ければ高いほど、周囲に訊いてみると。

普通は、「価値が高いものほど、人は困っていないし、簡単には与えようとしない」と思うじゃないですか。

でも現実は、「価値が高いものほど、人はもてあまして困っているし、信頼できる人ならば簡単に与えようとするもの」なんですよね。

そして、その「信頼」というのは、6次どころか1~2次程度のつながりで作れるので、簡単に作れると。

 

言い換えると、私たちはつい「こんな価値の低いものでも、もらうことができない。だったら、これほど価値が高いものなど、もらうことなどできない」とか思ってしまうわけです。

でも実際は、「価値が低いものほど、もらいにくい。価値が高いものほど、得やすい」だということです。

 

そういう風に発想転換ができれば、どーんと大きな夢を、短期間で実現できるようになるんじゃないかと思います。

しかも、努力とか一切なしで、運だけで上昇していく、という感じで。

 

とんでもないことを言っていますが、こういう考え方をしてみるのもいいかもしれません。

ということで、今日は「チャンスをもたらしてくれる人は、意外と近くにいる」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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