今日は、性格分類についてのお話です。
「感情を否定しないタイプ」と「夢や目標を否定しないタイプ」がいると分かると、胸の内を打ち明けやすくなるかも、というお話です。
孤独感をどうするか
現状から出たい時とか、夢や目標に向かっていたり、苦しい時って、孤独感を持つことがありますよね。
「自分の気持ちを理解してくれる人が欲しい」とか、「自分の夢を話して、応援してくれる人が欲しい」、「受け入れられている実感が欲しい」みたいな。
そういう場合、人でも「感情を否定しないタイプ」と「夢や目標を否定しないタイプ」がいることを知るのもいいかと思います。
すると、「この人は打ち明けても否定しない」と分かって、自分の感情や夢を打ち明けられます。
そうすることで孤独感をやわらげて、受け入れられている実感を得やすくなるかもしれません。
いつもの性格分類
それを説明するために、私がよく使っている4つの性格分類(外向型と3つの内向型タイプ)を使います。
↑ いつものこれです(笑
性質としては、次のような特徴を持ちます。
- 外向型: 相手の気持ちを理解できずに、社会の歯車でしか生きられないタイプ。社会的な判断しか言えないタイプ。
- 高共感タイプ: 相手の気持ちを理解できるけど、社会の歯車でしか生きられないタイプ。相手の感情を無条件に受容しやすい。
- 境地開拓タイプ: 相手の気持ちは理解できないけど、社会のレールから外れて生きられるタイプ。相手の夢や目標を無条件に受容しやすい。
- HSPタイプ: 相手の気持ちを理解できて、社会のレールから外れて生きられるタイプ。感情を考慮した上での打開策を作りやすい。
どのタイプに何を相談すればいいのか
で、結論から言うと、次のようになります。
- 「感情」を理解して欲しい場合、健康的な「高共感タイプ」に打ち明けるといい。
- 「夢や目標」を認めて欲しい場合、健康的な「境地開拓タイプ」に打ち明けるといい。
- 「感情対処を含めた打開策」が欲しい場合、健康的な「HSPタイプ」に打ち明けるといい。
これができると、孤独感を晴らしやすくなるかと思います。
相談相手が健康的であること
細かい話に入る前に、まず大前提として、相談相手が「健康的であること」が重要になります。
というのも、人は疲れると、否定的になりやすいんですよね。
これは自分の感覚としても、分かるでしょ。
自分に余裕があれば、周囲の人を応援できたり、それだけ考える余裕があるものです。
でも余裕がない時は、嫉妬とか恨みねたみそねみ、いろんな感情が出てきて、純粋に応援できないことが多いと。
もしくは、ゆがんだ心理だとか、こじれた考え方をする場合も、否定やこじれた解決策を生みやすいでしょう。
なので、相談する相手が「健康的であること、余裕があること」が重要になります。
「感情」は、高共感タイプに打ち明ける
その上で、「感情」を理解して欲しい場合、健康的な高共感タイプの人に打ち明けるといいかと思います。
高共感な人は、健康的で余裕があるほど、相手の感情を理解して受け入れられます。
だから「こういう事情があって、私は哀しいんです。苦しいんです」と気持ちを打ち明けると、その感情がどんなにネガティブなものでも、共感性によって理解してもらえるんですよね。
つまり、「ネガティブな感情を得て自然だ」と受け入れてくれると。
そしてそれが、「ネガティブでいいんだ」という受容感につながって、安心につながります。
なので高共感タイプの人ほど、否定的な感情を打ち明けても否定しないし、感情を包み込んでくれるように思います。
例えば高共感タイプの人として、優しい系の俳優さんとかいますよね。
俳優さんとか声優さんは、感情移入して「相手になりきる」ことができるので、特に高共感タイプの人が多いように思います。
それとか、「あまり声を張り上げずに、落ち着いていて、柔らかい」みたいな人も、そういう高共感タイプが多いかなと。
なのでそういう系統の人に感情を打ち明けると、「そっか、そう感じるよね。分かるよ、その気持ち」と深く受け入れてくれそうに感じるんじゃないかと思います。
「夢や目標」は、境地開拓タイプに打ち明ける
一方で、「夢や目標」を理解して欲しい場合、健康的な境地開拓タイプに打ち明けるといいかと思います。
境地開拓タイプの人は、健康的で余裕があるほど、相手の夢や目標を理解できるし、独自な道を認められます。
だって、健康的な境地開拓タイプほど、自分自身が独自な道を歩いているものですからね。
だから、どんなに突飛なことでも、「やりたいなら、やってみればええやん」と軽く背中を押してくれます。
こういうのは、起業家とか、自由に生きている人に多いように思います。
のびのびと生きていたり、独自なことをしていたりすることが多いかなと。
例えば堀江貴文氏のような人をイメージすると分かるでしょうが、何でも「やればいいじゃん」と軽く返してくれそうですよね。
なのでそういう人に打ち明けると、「こういう夢を持っていていいんだ」と受容感を得られるかと思います。
「感情対処を含めた打開策」はHSPタイプに打ち明ける
最後に、「感情対処を含めた打開策」が欲しい場合、HSPタイプに打ち明けるといいかと思います。
「受け入れて欲しい」だけでなく、打開策が欲しい場合に有効になる、ということですね。
というのも、高共感タイプは、感情を受け入れるのは得意ですが、工夫で独自の解決策を導き出すことは苦手です。
あくまで、「一般的にはこういう対処策がある」という知識に基づいて、「こうすればいい」と教科書的に言うだけです。
そしてそういう「教科書知識を多く持っている人」ほど「専門家」と言われます。
ただし、独自な事情を持つ人ほど、高共感タイプに相談してもうまくいきません。
また、境地開拓タイプは工夫が得意ですが、相手の感情を理解できません。
例えば堀江貴文氏に感情について相談しても、彼は常に「悩むだけ無駄」って答えでしょ。
それは、彼には共感性がないから悩めないし、精神性について理解できないので、それ以外の答えができないんですよね。
そういう場合、「感情対処を含めた打開策」が欲しいなら、HSPタイプが最適というか、このタイプにしか解決できないと分かります。
HSPタイプは共感性があるので、相手の感情を理解できます。
その上で、工夫ができるので、原理を元にその人に合った独自の解決策を考慮できます。
このブログを見ている人でも、HSPタイプで「あやえもんさんの書く人間心理が面白い!」って人は多いと思うんですよ。
それは、そういう原理を知って応用することで、自分だけでなく、他の人にも独自の「感情対処を含めた打開策」を提供できるわけです。
「普段付き合いやすい相手」で自分の傾向が分かる
そして、自分にとって「普段付き合いやすい相手」を見ると、自分の傾向が分かるかと思います。
感情的に安定している人は、高共感タイプの人とよく付き合っているんですよね。
一方で夢や目標を実現しやすい人は、境地開拓タイプとよく付き合っていると。
これは裏を返すと、「感情的に安定しているけど、夢や目標が実現しない」という人は、内面で「夢や目標を出してはいけない」と思い込んでいるように思います。
同じように、「夢や目標を実現しやすいけど、感情的に不安定」という人は、内面で「ネガティブな感情を出してはいけない」と思い込んでいるかなと。
だから、付き合う相手が限定されてしまうんじゃないかと思います。
私の場合は、「境地開拓タイプとばかり付き合う」傾向
ちなみに私の大学時代は、後半になるほど「境地開拓タイプの人とばかり付き合う」という傾向でした。
だから、夢とか目標はどんどん実現できたんですよ。
でも、精神的にはだいぶ不安定でした。
それはやはり、「夢や目標を実現すること」に対して、精神的なブレーキがなかったからだろうと思います。
一方で、「弱音を吐いてはいけない」と思ってもいるから、精神的にはだいぶ不安定だったと。
でも、今思えば、「この人には、これを打ち明けても大丈夫」という判断ができなかっただけのように思います。
健康的な高共感タイプの人ほど、打ち明ければ受け入れてくれるわけです。
個別に「独自の道は怖い、不安だ」、「ダメだった、落ち込んだ」みたいな弱音を吐けると、きっと心から喜んで応援してくれたように思います。
私の場合、それを知っているだけでも、ひょっとするとだいぶ安心感は変わったかもしれません。
いやまぁ、当時は人を見る目を養っている途中だったので、当時の私に「それを理解しろ」というのは難しかったでしょうが(笑
でも、これが分かると、だいぶ精神的にも安定していたように思います。
まとめ
そんな風に、タイプ別に「受け入れやすいもの」があるように思います。
高共感タイプは感情を受け入れやすく、境地開拓タイプは夢や目標を受け入れやすい、ということですね。
で、HSPタイプは感情を含めた打開策を作りやすいと。
なので、「感情を打ち明けたい場合は、高共感タイプに」、「夢や目標を打ち明けたい場合は、境地開拓タイプに」とできると、否定されにくいように思います。
そして「感情を含めた打開策」が欲しい場合は、HSPタイプに相談すると。
もちろん、相手が健康的であることが前提ですが。
すると受容感を満たせて、安心して自分にとって大切な方向に進めるかもしれません。
ということで今日は、「感情を否定しないタイプ」と「夢や目標を否定しないタイプ」がいると分かると、胸の内を打ち明けやすくなるかも、というお話でした。
今日はここまで~。