今日も精神的なお話です。

「いろんな価値観があってもいいよね」というお話です。

 

アイルランドにある離島管理の仕事

ちょっとした記事があったので、ご紹介。

Wi-Fiはもちろん、電気もない。飲料水の持参を推奨…アイルランドの離島の施設管理人の仕事はいかが(Business Insider)

 

記事の内容は、アイルランドにある離島の管理人募集についてです。

電気もWi-Fiもなく、水も持参する必要があるぐらいの田舎の島で、観光客向けのコーヒーショップとかコテージを運営する仕事がある、ということです。

 

で、実際に参加した管理人2人に話を聞くと、朝から少しコテージの準備をして、午後になると観光客を迎える、という仕事だと。

そして仕事を終えると、ゆったりハイキングをしたり、泳いだり、お茶をしたりして時間を過ごしたと。

結果として、彼らにとっては「不便だったけど、最高の時間だった」、ということです。

 

この管理人の仕事は6ヶ月間ですが、「こういう生き方も、十分に素晴らしい」という一つの価値観のように思います。

すなわち、いろんな価値観があってもいいですよね、ということです。

 

何のために成功したいのか

昨日の記事でも触れましたが、「何のために成功したいのか」ということですよね。

もちろん、「大金持ちになって、地位と名声を手に入れる」というのもありでしょう。

ただ、人によっては「自然のある場所で穏やかに、安心してゆったりとしつつ、好きなことをして生きていきたい」みたいな人もいると思うんですよ。

 

そういう場合、目的をはっきりさせると、よりシンプルに実現できる道が見えやすくなるように感じます。

「それを実現するために、大金持ちになったり、地位や名声を手に入れる必要があるのか」

「今目指しているものを、本当に実現する必要があるのか」

「別の、もっとシンプルな道があるんじゃないか」

こういうことを考えてみると、もっとうまく、基礎的な戦略を設定できそうに感じます。

 

私が望む生き方

例えば私の場合、ある程度自然のある田舎で、静かに穏やかに、自分でいろんなものを作りながら、自由に生きたいんですよ。

朝は目覚まし時計とか使わずに自然に起きて、ゆったりと朝の時間を過ごして、好きにブログを書いたり制作をして、掃除とか身の回りのことをして。

で、おいしい料理を作って、午後には自然のある道をウォーキングをして、夜は余裕のある時間を過ごしつつ、質素でも手作りで豊かな日々を送りたいと。

 

そういう日常では、さして多くのお金は必要ないし、豪遊せずとも豊かさを味わえるんですよね。

ある意味、上記のアイルランドにある離島管理みたいに、「不便だけど、自然に生きられて、日々が豊かで面白い」ということもあるように感じます。

 

スマホを持たない生き方

実際、よく感じることがあるんですよ。

例えば私はスマホを持たない人だったりします。

いやまぁ本体は持ってますが、キャリア契約をしていないのでWi-Fi接続のみだし、そもそも持ち歩かないので、電源を入れることも少なくて。

 

私はウォーキングが趣味なんですが、目の前に瀬戸内の美しい海が広がっていたり、山の中で鳥たちのさえずりとか川のせせらぎを聞きつつ歩くわけです。

そんな中で、なんでわざわざスマホを見る必要なんてありませんよね。

目の前に広がる自然の方が、よっぽど美しいし、心地よいんですから。

 

「SNSを見ないでいられるほど、豊かである」という価値観

世の中では、多くの人が、休み時間とか細切れ時間にSNSを見ているじゃないですか。

それは、「SNSを多く見られるほど、豊かである」と認識しているから、見ているんだと思います。

実際、世の中の面白い画像とか、面白いネタが、その小さなデバイスにいくらでも流れてきますからね。

 

でも、「SNSを見ないでいられるほど、豊かである」という価値観もあると思うんですよ。

だって、例えば私の場合、「じゃあ死ぬまでSNSを見続けて死ねたら、死ぬ間際に『最高の人生だった!』と言えるかどうか」、「10年後にSNSばかり見ている時間を思い出して、『いい経験だった』と言えるか」と問われると、確実に「ノー」ですからね。

私からすると、「確かにSNSは、作品の告知をしたり、価値観を伝えるための手段としては使える」というものです。

それとか、人によっては「ファンや仲間との交流にSNSを使う」、「発表の場にする」、「学習のために使う」みたいに目的があれば、その目的においては十分使えるでしょう。

でも、「SNSで世の中の面白情報に触れ続けること」に、人生の多くの時間をかけたいかというと、そうではないと。

 

不便でも楽しめる生き方

むしろ、自分が興味あることに熱中したり、毎日の生活を味わったり、感動とか目からウロコ体験をしながら生きていたいと。

そこには、あまり最先端の技術は必要ないかな、というイメージです。

 

実際に、不便でも、お金をかけなくても楽しめることって多いと思うんですよ。

今は、「何千曲、何万曲も音楽を聴ける方が素晴らしい」という価値観ですよね。

でも、そういうのがなくても、例えば中古のアコースティックギターと、お気に入り曲の楽譜が数十曲分でもあれば、結構楽しめそうでしょ。

私がそうすると、きっと途中から自作曲を作り始めて、もっといろいろ楽しむと思うんですが。

 

それとか、はやりの一流映画を映画館で見られなくても、制作仲間の書いた個人小説を読んだりすることもできるでしょう。

確かにそれは、個人で書いたもので、お金もかかっていないし、クオリティも低いかもしれません。

でも、「あの人が書いた」っていう身内感覚があるだけで、少々へぼくても楽しめますよね。

それで、感想を書いて「ここが面白かった!」とか言うと、喜んでもらえたり。

そして自分の作品も読んでもらえて、互いにわいわい楽しく作れたりして。

 

「活動することも、しないことも、どちらも素晴らしい」という生き方

今は、「何かをすることが素晴らしい」って感覚ですよね。

だから、夕方だろうが夜だろうが、ばたばたと何かをしていたり、SNSを見たり、動画を見たりとせわしなく動いているわけで。

でも、「何もしないことが素晴らしい」という価値観も、あると思うんですよ。

そういう、「活動することも、しないことも、どちらも素晴らしい」という生き方です。

 

例えば私の場合、朝とか昼は、活動的にできる時間帯なので、私もいろんなブログを書いたり、本を書いたり、活動します。

そういう時間は、人生でも意味あることに費やしたいですからね。

だから、熱中できることとか、使命感を感じられるものに集中すると。

今の私の場合、「誰かのためになれる考え方とか、発想を作れればな」と思って文章を書いたりしています。

 

生産しない生き方

一方で、「ゆったりと夕方を過ごす」とか、「ゆったりと夜を過ごす」というのも、私は一つの豊かさだと思うんですよ。

不便さのある世界だと、特に夜なんて、時間が余りまくりですからね(笑

なので、夕食時にほんの少しだけお酒を味わって、その後はギターを少し演奏して歌ってみたり、好きな本をじっくり読んでみたり、月とか星空を眺めてみたり、新しい生き方や発想をイメージしてみたり、制作仲間とちょっとしたやりとりをしたりとか。

いや、私はギターは持っていないので、あくまで「例えばの話」ですが(笑

それで「今日も平和な一日だった」と、ゆったりと寝床に入るわけです。

 

で、「死ぬまでそういう生き方をできるなら、どうか」と問われると、私は「最高やん!」と答えられます。

「まさにそれが理想の生き方!」みたいな。

私の場合、「その上で、何か世の中に残せるものを作れればいいし、その部分で挑戦を続けたいな」という感覚だったりします。

 

そしてそういう生き方を実現するには、お金持ちになったり、地位を手に入れる必要はないかな、と思ったりもします。

それに、スマホを持ち歩く必要もないし、SNSをいつでも見られるようにする必要もないかなと。

最高級のフランス料理を食べる必要もないし、服も多くは必要なく、何万曲という音楽も、最先端のデバイスも必要ないと。

むしろ、そういうのにお金をかけるのは、私にとっては逆に豊かさを減らすことだと分かります。

 

まとめ

なので、「自分はこういう生き方がいいな」と分かると、よりそれを実現しやすくなるように感じます。

無理にみんなが目指すような生き方をしたり、「勝つ」とか「勝利を見せびらかす」、「自分の存在を誇示する」という必要はないかなと。

私の場合、そういうのを満たそうとして努力しても、満たされなかったんですよね。

逆に、そういう競争から離れると、ぐっと満たされて、ゆったりできるようになって。

 

そういう発想があると、昨日も触れたように、「目先の得に見えた、長期の間違い」に気づけるかもしれません。

すると、「やってもやっても満たされない行動」をやめられて、もっとシンプルに欲しい生き方を得られるかもしれません。

 

得に、不便でも自然な生き方をしたい場合、それは難しいことではないように感じます。

少なくとも、「お金持ちになる」よりかは簡単じゃないかな、と思ったりもします。

ある意味、「頑張ること」よりも、「リスクや恐怖に向き合うこと」ができれば、シンプルだし、実現可能性は飛躍的に高まるように感じます。

そういう価値観を受け入れるのも、一つの生き方かな、と思います。

 

ということで今日は、「いろんな価値観があってもいいよね」、というお話でした。

今日はここまで~。

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