さすがに昨日の記事は、長文癖を発揮しすぎたかなと思ったり(笑
実はもっと細かく書けるんですけど、2回に分けるほどのものでもないし、なかなか迷うところです。
ってことで今日は、精神的なお話です。
「お金以外の報酬に目を向けると、可能性がぐっと広がる」、というお話をしてみましょう。
どうすれば、より収益を得られるのか
唐突ですが、お金って、欲しいものじゃないですか。
私はお金が大好きですし、超欲しいです!(笑
だから私たちは、「大好きなことで収益を作りたいな」とか、「それで独立できたらいいな」という願望を持っているんですが。
でも、特に最初の頃ほど、なかなかお金にしにくいものですよね。
なかなか買ってくれる人もいないし、思うように売り上げも伸びなかったり。
そういう場合、どうすればより収益に結びつけられるのか、ということです。
そこで私がおすすめするのが、「お金以外の報酬」に目を向けましょうよ、ということです。
すると、豊かさを得る可能性がぐっと広がるかと思います。
まずは「お金以外の報酬」を豊かにする、というアプローチ
実は報酬には、いろんな形があります。
経験や実績、能力、考え方、自尊心、人脈だけでなく、食べ物とか道具とかも報酬になりえるでしょう。
なら、まずは「お金以外の報酬」を豊かにする、というアプローチもあります。
例えば過去に私のチームからシナリオライターになった人の場合、彼らは私のチームを「実績を作る場」だととらえていました。
まぁ私もそういう人が欲しかったので、金銭的な報酬はほんと微々たるものにしていたんですよ。
なら、彼らはうちの同人でシナリオを担当することで、「プロに挑戦できる実績」を得ます。
うちは個人チームでしたが、そこそこクオリティの高いものを作っていたので、実績としてはそれなりにインパクトがあるものでした。
そういう実績があるのとないのとでは、説得力が全然違いますからね。
そしてその実績を持ってゲーム会社のシナリオ担当募集に応募することで、採用されて、プロになったと。
私の経験からしても、最初から「お金が報酬じゃなきゃ嫌」という人よりも、そういう風に「経験にも価値がある」ととらえる人の方が、はるかに実績を作っていました。
「お金」は一番難易度が高い報酬
実は「お金」って、いろんな報酬の中で一番入手が難しい、ハイレベルな報酬なんですよ。
言い換えると、お金以外の報酬の方が、楽に大量に得られることがほとんどだということです。
じゃあ、そもそも私たちは、何のためにお金を欲するのでしょうか。
それはきっと、「お金を使って、自分の問題を解決したいから」じゃないかと思います。
嫌な仕事をしたくないとか、嫌な人間関係から離れて自由になりたいとか、安定して食べるものが欲しいとか、心地よい家に住みたいとか、ワクワクして楽しめる毎日が欲しいとか、そういうことですよね。
なら、例えば食べ物で、野菜が欲しかったとしましょうか。
野菜が欲しいために、お金が欲しいわけです。
で、そのお金を得るために、毎朝満員電車に揺られて、嫌な上司や取引先に頭を下げまくって、ストレスをためると。
これは、「野菜が欲しい」という欲求を満たす一つの手段です。
でもよく見ると、隣の家が農家で、広い畑で野菜を作っているわけです。
そして、野菜を余らせて、困っていたりするんですよ。
なら、隣の家の人と仲良くなって、余っている野菜をもらって、「ありがとう!」と笑顔で感謝して満足してもらう、という手段もありますよね。
お金以外の手段で、自分の欲求を満たす、ということ
なら、なぜ野菜を得るために、「お金を得る」という手段に固執する必要があるんでしょうか。
「嫌な仕事の報酬で買った野菜」よりも、「隣の農家から喜んで分けてもらう野菜」の方が、楽に、大量に得られることが多いわけです。
より簡単に手に入るもので、同じように自分の欲求を解決できるなら、そっちの方がはるかに楽ですよね。
すると、農家でもらった野菜分ほど、お金を必要としなくなります。
なら、「嫌な仕事をしなきゃいけない」という問題が、部分的にも解決しますよね。
月に20万円必要な場合、それだけで数千円は解決できるんですから。
自尊心やワクワクも、お金を使わずに解決できる
じゃあ次に、「自尊心が欲しい」と「ワクワクして楽しめる毎日が欲しい」という問題があったとしましょうか。
「浪費をして見栄を張って、周囲からお金持ちだと思われることで、自尊心を得る」とか、「世界中を旅行して、毎日を楽しむ」とかいう解決方法もあるでしょう。
そういう「自尊心やワクワクする毎日」を得るために、お金を欲していると。
でもよく考えると、「自分よりも工夫をする能力がない人たちに、自分の作った工夫や考え方、作品を分けてあげる」ということもできるわけです。
すると、工夫の度合いが高ければ高いほど、彼らから大いに感謝され、涙を流して喜ばれます。
そういうのって、「自分にもできることがある」という使命感を感じられて、とても未来にワクワクできますよね。
なら、そういうことでも同様な「自尊心やワクワクする毎日」が得られると分かります。
これが分かれば、なぜ自尊心やワクワクする毎日を得るために、「苦しいことをして、お金を得る」という手段に固執する必要があるんでしょうか。
自分の余っている豊かさを他者に与えることで、喜んでもらえるどころか、時にお金ももらえたりするわけです。
楽しんで、自尊心を得られて、ワクワクできて、お金ももらえる。
すると、さらに「嫌な仕事をしなきゃいけない」という問題が、部分的に解決していきます。
特に見栄とか娯楽、ワクワクできる要素は、大きな出費になりやすいですからね。
年収1000万円でもそれを足りていない人が多いんですから、それを満たすだけで「年収1000万以上相当になる、お金以外の豊かさ」を得られると分かります。
いろんな「見えない価値」を得よう
そういう風に、いろんな「見えない価値」を得ていくことで、豊かさを増やしていくわけです。
例えばアクセス数やファンの数だって、報酬の一部です。
なぜ新人賞が欲しいのか、なぜ出版社とのコネクションが欲しいのかというと、出版社はその「アクセス数」や「ファンの数」を持っているからです。
なら、作品を無料公開したとしても、アクセス数が得られたり、ファンができるなら、十分な「見えない価値」があると分かります。
昨日も触れましたが、信長は楽市楽座で税収(お金)を減らしましたが、商業が盛んになり、結果として大きな豊かさを得られましたからね。
能力や考え方だって、報酬の一部です。
できるだけお金で解決せずに、自力でできるようになると、それがビジネスの種になります。
そういう種が、将来的に私たちの豊かさになるわけです。
まとめ
そういうこともあって、お金以外の報酬にも目を向けてみるといいでしょう。
私たちの豊かさというのは、そういうものがトータルで積み重なって構成されているわけですね。
私たちが欲しいものというのは、実はとても原始的で、シンプルなものです。
「あの車じゃなきゃダメ」とか、「あの会社の新人賞じゃなきゃダメ」、「あの第一志望の会社じゃなきゃダメ」とか、うまくいかない人ほどなんかやたらと限定するんですが。
でも実は、私たちの欲求は、もっと簡単でありふれたものばかりで解決できます。
問題や欲求には、根っこ(本質)があります。
その根っこ(本質)を的確に射抜ければ、わざわざ葉っぱを全部刈り落とさなくても、問題を解決できます。
これが分かれば、わざわざ難易度の高いお金に頼らずとも、手の届く範囲のもので解決できることが多いと分かるんじゃないかと思います。
そういうのが、クリエイティビティーなんですよね。
ということで、今日は「お金以外の報酬に目を向けると、可能性がぐっと広がる」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。