最近は時代の移り変わりについての話題が多いんですが、今日もそれについてお話ししてみましょうか。
「どんどん得る方がいい」から、「過剰なものを減らす方がいい」、という風に、価値観が変化してきている、というお話です。
「何でも得る」から「身の丈にあった状態」へ
一昔前は、「何でも得る方がいい」って価値観でしたよね。
家は広い方がよくて、家電は多い方がよくて、服や靴は多い方が素晴らしくて、みたいな感じで。
そしてそれを象徴するかのように、「お金持ち」イコール「太っている人」でした。
それは、それだけたくさんのものを食べられる財力があったからなんですよね。
でも、今では「もの」はあふれている状態になったんですよ。
すると、「身の丈にあった状態」が求められるようになってきたわけです。
家の広さも、家電の量も、服や靴の量も、「良質なものが、適度にあればいい」という状態ですね。
同時に、それを象徴するかのように、「お金持ち」イコール「やせている人」になってきました。
というのも、現代では「貧しい人ほど太っている」という現象が起きているんですよ。
実際にアメリカでは、低所得者層ほど、肥満率が高くなってますから。
これは、太る原因は炭水化物なんですが、炭水化物は安価なんですよ。
そして、加工されている食品(その極めつけがジャンクフード)ほど安価で、しかも保存が利くことがほとんどなわけです。
一方で、肉や魚などのタンパク質は、体に蓄積されないので、いくら食べても太りません。
ただ、肉や魚って、高価ですよね。
しかも、加工されていないほど、保存が利かないと。
私は最近糖質制限を始めましたが、加工なしの肉と魚、野菜を主体にするようになって、食費が1.5倍にも跳ね上がりましたから。
スーパーの半額セールとか特売を駆使するようになってそれなので、普通に買っていたら、食費は2倍ぐらいになるでしょう。
貧しい人ほど、ジャンクなものを得まくって、デブまっしぐら
食べるものと同じで、今では貧しい人ほど、そんな「ジャンクなものを大量に摂取している」わけです。
ジャンクな家電やお助けグッズがたくさん、ジャンクな服や靴がたくさん、ジャンクな情報がたくさん。
そして、家電デブ、道具デブ、服デブ、靴デブ、情報デブみたいに、デブまっしぐらなんですよ。
そういう人の家の中は、ものであふれかえっているんですよね。
一方で、豊かな人ほど「良質なものを適度に摂取している」と言えます。
この「良質なもの」というのは、「万能」かつ「環境にいい」と言えるでしょう。
「これさえあれば、いろんなケースに使える」というもので、クリーンなものを使うと。
すると、必然的に所有するものは減ってきて、スリムになるんですよね。
それは、食べ物も、家の中も同じなんですよ。
その背景には、やっぱり環境問題があるでしょう。
このまま大量生産大量消費を続けていたら、資源が持たないわけで。
「所有すればするほどいい」みたいな価値観って、言うなれば「食べれば食べるほどいい」、「デブであればあるほどいい」ってことと等価なわけです。
他にも、「所有すればするほどいい」みたいな価値観は、他者から見ると「(資源を)奪えば奪うほどいい」、「分かち合いなんか知ったことか」、「自分さえよければいい」ということですからね。
これって、私たちからすると、明らかに時代遅れな考え方ですよね。
まとめ
これからの時代は、「身の丈にあった生き方」というのができる人が、評価されるようになるでしょう。
過剰なものを欲する時代から、過剰なものを減らしていく時代になってきている、ということですね。
だから、「ブランドもののバッグを持っていない」とか、「高級車を持っていない」とか、気にすることはないでしょう。
現時点でも、そういう価値観は「ダサいな」、「古いな」って感じる人は多いと思います。
その感性は、やっぱり時代に合ってるんですよ。
大切なのは、安価でもいいので、「自分なりのスタイルに合うかどうか」、「自分らしさが表現できているか」になるんですよね。
どんなに高級なものを持っていたとしても、中身が薄っぺらい人は、「可愛そうだな」、「哀れだな」って感じますよね。
それと同じで、そんなに高級なものに囲まれていなくても、自分のスタイルや自分らしさが出ていれば、「すごい」と評価されると。
そういう価値観で動けば、より身軽に、充実して生きられるんじゃないかなと思います。
ってことで、今日は価値観の変化についてお話ししてみました。
今日はここまで~。