昨日、未来についてお話ししたので、その関連で「時間の概念」についてお話ししてみましょうか。
「時間の概念」を変化させると、挑戦できるようになる、というお話です。
「時間感覚」を変えると、動き出せる
私は「時間の概念」を結構強く持っている人なんですよ。
時間の流れを意識する人、ということですね。
私はよく、人生がどうのこうのとか言いますよね。
それも、「人はいつか死ぬ」っていう未来が見えるから、ついつい人生について語ってしまうわけです。
私が早々に独立して、好き放題して生きてゆけたのも、「このまま惰性で人生を終えたくない」っていう思いがあったからでしょう。
だから、嫌なことはさっぱりとやめて、好きなことに挑戦できたのだろうと思います。
すなわち、「未来をしっかりと考える」ことで、変化を起こせるわけです。
一方で、「未来を考えない」ことでも、変化を起こせますよね。
未来を考えなければ、「今」に集中できるので、今やりたいことに打ち込めるものです。
すると、回り道とか迂回ルートでも、スムーズに進めるようになるんですよ。
だから、「未来を考えすぎる」ということをすると、結局のところ「今に集中する」にたどり着いちゃうんですよね。
未来を考えすぎても、全く考えなくても、結局は「今」が大切になると。
一番動き出せないのが、2~3年後、もしくは5~10年後に漠然とした不安を持ちつつ生きるスタイルでしょうか。
その状態ではまったら、現状からは抜け出せないんじゃないかな、とも思ったりもします。
必要な時間感覚は、時代によって変わる
「時間の概念」ってのは、時代によって必要な幅が変わるんですよね。
変化が激しい時期は、あんまり未来を考えても意味ないわけです。
逆に変化がない時期は、未来は予想しやすいので、未来を考えれば考えるほどいいと。
今までの時代は農耕をしていたので、変化は少なかったんですよ。
だから、「石の上にも三年」、「軒の雨だれ、岩をも穿(うが)つ」、「地道な努力が大切」、「将来のために、今から頑張る」みたいなことが言われていたわけですね。
でも、今のような変化が激しい時代は、そういうのはもう合わないんだと。
「いい悪い」という次元ではなくて、ただ単純に、「時代に合うか合わないか」、というだけなんですよね。
特にクリエイティブなことをしている人たちにとっては、どんどん変化が大きい時代になるものです。
だったら、「未来を考える」とか「考えない」とかじゃなくて、「時間の概念を変化させる」という変化そのものの方が大切のような気がします。
ずーっと5~10年後ばかりを考えるのではなくて、時には集中的に死ぬ時ぐらいの長い目線で見ると。
時には今しか見ないと。
時には数万年規模の流れでも見ると。
私の本でもよく、「人間の歴史は500万年で~」とか言うでしょ。
それぐらい、ダイナミックに時間の概念を変えて、いろんな視点から「今」を捉え直すわけです。
すると、自分の本質とか、人間の本質が見えてくるんですよね。
「あ、こうやると自分は喜ぶんだ」みたいな。
まとめ
人生に変化を起こしたい場合、そんな風に「時間の概念」を変化させるといいんじゃないかな、と思ったりもします。
私はこういうのはすぐにできる人なんですが、私以外の人が簡単にできるかどうかは分かりません(笑
時間の概念の強さは、私が今まで見てきた中では、だいぶ先天的な要素が強い気もしますしね。
ただ、クリエイティブな人は、時間の概念は強い人が多いものです。
時間の概念は、統合失調機能の裏返しですからね。
特に物語を作っているような人は、統合失調度が高いからこそ、物語を作れるわけで。
だから、結構簡単にできるんじゃないかと思います。
ってことで、今日は「時間の概念」を変化させると、挑戦できるようになる、というお話をしてみました。
今日はここまで~。