今日は、真面目な人向けに、心が軽くなるお話でもしてみましょうか。
だいたい、うつになるような人っていうのは、真面目な人が多いんですよ。
「こうしなきゃ」、「ああしなきゃ」と自分の意志に反するようなことばかりを背負い込んで、やりたくもないことに押しつぶされていって、そして元気が出なくなると。
もちろんうつは精神的な要因だけでなく、身体的な要因も山ほどあるんですが、今回は精神的な面について見てみましょうか。
ってことで、今日は「正しさをほどほどにすると、元気が出る」というお話です。
真面目な人ほど、「~でなければならない」に縛られている
先にも触れましたが、うつになるような人は真面目なんですよ。
なら、なぜ真面目にやってしまうのかというと、「正しくなければならない」と思い込んでいるからですね。
「周囲の人と上手くやってゆかなければならない」
「人の言うことは聞かなければならない」
「人に喜んでもらわなければならない」
「間違ったことをしてはいけない」
そういう、「~してはいけない」とか「~しなければならない」にがんじがらめになって、次第に元気がなくなっていくわけです。
逆に、自分の意志に従って、やりたい放題やっていると、うつになることはなさそうですよね。
そもそも「やりたい放題やっていながら、同時にうつになる」っていう状態がイメージできませんからね(笑
真面目な人は、「正しい」の判断基準が高すぎる
で、真面目な人というのは、「正しい」という判断基準が高すぎるんですよ。
別にしなくても許されることなのに、それを「しなければ許されない」と思っていると。
だいたい、今の人間社会で「人として、これをしてはいけません」という基準は既にできていて、それが「法律」なんですよ。
つまり、法律っていうのは、日本社会の全体が認めた「正しい」の基準なわけです。
それが一般的な「正しい」になるわけですね。
人を殺してはいけないとか、盗んではいけないとか、もしそれをやった場合には罰則があるわけです。
逆を言うと、法律で許されていることは、「あんたの自由にしていいよ」ということなわけです。
まぁもちろん、あまりにグレーゾーンを除く必要はあるでしょうが、別に「親の言うような生き方をしない」とか、「自分の生きたい道を選ぶ」と程度のことは、普通にOKなわけです。
「正しい」の判断基準を下げると、自由度が高くなる
なので、元気を出したい場合は、「正しい」の判断基準を下げるといいでしょう。
自分では「こうしなきゃ、許されない」と思っていても、法律レベルで見てみると、やらなくてもいいことは山ほどあるんですよ。
実際のところ、許されるわけです。
全ての人に好かれようとすると、しんどくなりますよね。
でも、法律では「嫌われてはいけません」なんて言ってないので、「嫌われてもいいや」と許すことで、無理に嫌な人と付き合うことはなくなるわけです。
すると、少し元気が出てくるんですよ。
「弱音を言ってはいけません」とか「泣いてはいけません」なんて法律はないので、それを「弱音を言ってもいい」、「泣いてもいい」と許すと、無理をしなくなるわけです。
だったら、また少し元気が出ると。
だったら、「年収はこれ以上でなければならない」、「こういうファッションでなければならない」、「充実して生きなければならない」、「彼氏・彼女がいなければならない」、「立派な人にならなければならない」とか、そんなのに自由を縛られるとか、もうアホらしいでしょ(笑
私たちは知らず知らずのうちに、そういう社会的な「正しい」に縛られてしまっているわけですね。
まとめ:「それでいい」と自分に許可を与えると、元気が出てくる
立派に生きなくてもいいんですよ。
弱くて、逃げまくって、自信がなくて、勇気がない、人に好かれない、うまくできない。
別にそれで構わないわけです。
実のところ、「それでいいんだ」と自分に許可を与えると、すっごい元気が出てきて、やりたくなるものなんですよ(笑
そして、やりたい放題やっていたら、いつの間にか全然弱くもなくて、逃げてもいなくて、自信もついていて、勇気もあるという状態になっているわけです。
ちょっと不思議でしょ。
普通は、「弱くていい」と受け入れたら、際限なく弱くなったり、弱いままで居続けると思うものですよね。
でも実際は、「弱くていいんだ」と受け入れると、「弱くなくなる」んですから。
この心理メカニズムが分かれば、もうやりたい放題できるようになって、元気が出て、エネルギーが溢れる状態で生きることができますから。
そういうこともあって、元気を出したい場合、「正しい」の判断基準を下げてみることをオススメします。
ということで、今日は「正しさをほどほどにすると、元気が出る」というお話でした。
今日はここまで~。