まずはこちらの記事をご覧ください。

(ブログ記事)仕事を辞めたらこうなった

危なげなタイトルですが、私が紹介するものなのでご安心ください(笑

まさにこれ!

この心理メカニズムなんですよ。

これは、「~せねばならない」という思いから解放されると、「やらなきゃいけない」という受け身の姿勢から、世の中全てが「やりたいからやる」という姿勢に変わる……ということなんですよ。

「怠ければ成功するとか、そんなの広めたらアカンやん」、「やらなきゃいけないことをやらないのなら、ずっとぐうたら怠けてるよ」とか思いますよね、普通(笑

でも実は、「怠けたい」という思いは、「~せねばならない」が生んでいるんですよ。
分かりますかね。
「何か受け身でしなければならないことがある」から「怠けていたい」になるんですよ。

これは裏返すと、全てがやりたいことになったら、100%怠けることはなくなって、自発的に全力で自分の人生をき始めるんですよ。

これは、子どもが率先してやっても効果はないんですよ。
親がやるからこそ、家族全体にいい効果が流れるというメカニズムです。
もちろん、父親も劣等感を手放せるよい素質を持っていた人であることも、大切ですが。

この家庭はこれまで、父親も母親も、「~~べき」で生きていたわけです。
父親だから働かなきゃいけない、母親だから弁当を作らなきゃいけない。
それが、子どもにも自然と伝わって、「子どもは学校に行かなきゃいけない」というプレッシャーを生んでいたことでしょう。

ですがこの場合、まずは母親が劣等感を手放して、束縛から解き放たれたわけです。
母親は「やりたくないことはやらない! そうやって生きていく!」と決めたら、父親だって「それなら俺も、やりたくないことはやらないよ」って思うでしょ。

そして父親は「嫁が好きに生きるなら、俺もやりたいことをやらなきゃ、やってられんわ」と思うものですよね。
そのとき、ほぼ間違いなく「俺は仕事に行きたいんだろうか?」と自問自答したと思います。
そこで、受け身の人生から自発的な人生に反転するんですよ。

で、父親は「みんなを食べさせるために働かなきゃいけない」という思いやプレッシャーから、「俺はみんなを食べさせるために、働きたい」という欲求に変わるわけです。
他に働く人がいなくて、嫁と子どもを愛していれば、男はそう思うものなんですよ。

だから、父親は「何もせんでええで。もっとぐうたらしてええで」と、いわば「俺に任せろ」という気持ちが生まれたわけです。

同じように、子どもも「お母さんが好きに生きるなら、僕も好きに生きるよ」と思い、その後に「僕は学校に行きたいんだろうか?」と自問自答したことでしょう。

そして「僕は学校に行くことを選ぶ。弁当がないなら、自分で作ろう」という自発的な生き方を選ぶようになったわけですね。

ここまで自分で自分の人生を選ぶ高校生とか、滅多にいないでしょ。
それだけ、多くの子どもが、「自分で人生を選ぶ」という選択肢を奪われているものなんですよね。

 

きっと、この母親もすぐに本当にやりたいことを見つけて、行動を起こしていくでしょう。
今まで以上に精力的に、元気に、パワフルに生きて、働くことができるものなんですよ。
だって、「やりたいから」で動く人は、怠ける必要がないんですから。

まぁ「お金が減らない」とかは家族のサポートがあってのことなので、独身の人や一人暮らしの人にはオススメはしませんが(笑

でも、劣等感を手放したとき、いわば「お荷物な自分」を受け入れたとき、周囲にこういう反応が起こって、父親も子どもも完璧主義から解き放たれて、「だめな自分でいいんだ」と受け入れられるわけです。

「完璧でなきゃいけない」「成長しなきゃいけない」という人ほど劣等感が強くて、幸せになれない人です。
「だめな自分でも受け入れられる」という人は、劣等感がないから、幸せになれる人です。

そして、劣等感がない人ほど、人に好かれて、お金にも好かれてゆくものなんですよね。

おそらくこの母親は、もうしばらくすると、今まで以上に人に好かれるでしょう。
そして自分にとって大好きで、かつ人を喜ばせる仕事ができるので、お金や幸せが「やらねばならない」で動いていた時よりも多くやってくることでしょう。

というのも、劣等感がある人は、自分に価値を与えたり、自分を大きく見せるために動くから。
一方で、劣等感がない人は、周囲の人に価値を与えたり、周囲の人のために動くから。

だったら、お金も幸せも劣等感がない人のところに来るものでしょ。
劣等感がある人の元にもお金は来ることはありますが、少なくとも幸せは来ないわけです。

う~ん、このメカニズム、分かりますかね?

とにかく、これは久しぶりにいい実例を見て、素晴らしいっ!と思った内容でした。(*´д`)

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