貴方は今、自分の人生を何パーセントぐらい、コントロールできていると実感しているだろうか?
幸せとは、「自分の人生を、自分がどれだけコントロールできていると実感しているか」で測ることができる。
100%自分がコントロールできていると感じれば最高の幸福状態になれるし、その数値が低ければ低いほど、人生に不満を持つようになる。
これは、その人が「今どのような状態にいるか」は関係ない。
どんな状態であろうとも、「自分で決めてこうしている」と実感できれば、幸福度は上がる。
実は、幸福度は、決断の量に比例する。
子ども時代に、自分で決断する機会を多く与えられた子は、成長してゆくにつれて、心理的に自立してゆく。
そして満足のいく伴侶や仕事を、「自分で選ぶ」ことができるようになる。
しかし親が「子の選択肢」を取り上げてしまうことで、その機会を得られなかった子は、自分の人生に責任を持てなくなる。
すると、自分で決められず、自分軸が育たず、他人の価値観に惑わされ、夢も持てずに、何をしたらよいのか分からなくなる。
それはすなわち、「人生をコントロールできなくなる」ということで、その人の幸福度は著しく落ちることになる。
もし幸福度を上げたい場合、小さなことでも自分で決めること、それを多くこなしてみよう。
「私『も』それにする」ではなく、「私『は』それにする」、で選ぼう。
「いつものこれ」ではなく、「今日はこれ」、で選ぼう。
大切なのは、質ではなく、量だ。
量をこなせばこなすほど、人生をコントロールしている実感が増えてくる。
そうすると、次第に自分の意志で、未来を作り上げることができると気づくだろう。
(補足)
「神よ、与えたまえ。
変えられないものを受け入れる心の静けさと、
変えられるものを変える勇気と、
その両者を見分ける英知とを」
……というのも、「人生のコントロール度」を高めるひとつの方法。