今日は、「老後」についてお話してみましょうか。

いや、このページを見ている人の年齢層で老後を心配している人はほとんどいないでしょうけど、その背後にある心理を説明してみましょう。

 

老後を心配する人って、いますよね。

「病気になりたくない」とか、「健康でいたい」とか、そんな恐怖を持っているわけです。

そして、その多くが保険会社や医療機関のカモになってゆくわけですが。

例えばツバメは、飛べなくなったら死ぬわけです。

そこで「飛べなくなったどうしよう」とか、心配しないわけです。

本来なら、「死ぬ時は死ぬ」で覚悟を決めればいいものを、不安に満ちた状態でいると。

なぜ、そんな風に過剰な心配をするのか。

 

老後を心配するのは、「今」、好きなことをしていないから

結論から言いましょうか。

それは、「今」を生きていないからなんですよ。

今、好きなことをやってないからですね。

今好きなことをやっていないから、将来、好きなことをしよう。

でも、老後に元気じゃなきゃ、好きなことができない。

もし定年までそのまま好きなことをせずに、我慢ばかりして、いざ定年になって元気な体がなかったら、もうその人生って最悪の人生でしょ(笑

「何のために生きてきたんだ」って感じますよね。

だから、老後が不安になるわけです。

ありのままの「死」を、受け入れられないわけです。

 

つまり、老後を心配している人っていうのは、「今、他人の人生を生きている」ってことですね。

「他人の願い」と、「自分の願い」が、ごっちゃになっているわけです。

「他人の願い」っていうのは、例えば、「いい会社に入る」とか、「年収を上げる」、「モテる」、「地位や名誉を得る」、「新人賞を取る」、「プロになる」みたいなことですね。

一方で「自分の願い」っていうのは、「楽しいことをする」、「満足した状態でいる」、「理解し合える人と一緒にいる」、「自分を表現する」みたいなことです。

で、「他人の願い」ばかり実現しようとしている人は、必ず老後を心配するようになります。

そりゃそうですよね、自分が満足するようなことをしてないんですから。

一方で、「自分の願い」をしっかり生きている人は、死が訪れる時は、道半ばでも受け入れることができるものです。

 

まとめ

そういうことで、老後の心配をし始めたら、「あ、私って好きなことやってないな」と気づくといいでしょう。

もし、親とかが「老後の世話をして」と言ってきたら、「今のうちに、悔いのないように、好きなことをしなさい」って返してあげましょう

わざわざ子が親の面倒を見る必要なんかありません。(好きで面倒を見たいのなら、是非面倒を見てあげるといいでしょう)

親は、面倒を見て欲しいんじゃないんですよね。

「悔いを持ちながら死ぬのが嫌」なんですよ。

 

面倒を見るだけだと、どのみち死ぬ時に悔いを持ってしまうものです。

すると、どんなに面倒を見ても、親は満足することはありません。

悔いをなくすことに気づかせることが、親の面倒を見ること以上に大切なことなんですよね。

それを理解してあげることができれば、苦しみながら親の介護をするとか、そういうこともなくなるんじゃないかなと思います。

 

ってことで、今日は老後のお話をしてみました。

今日はここまで~。

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