「断り方」で気づいたことがあったので、今日はそれについてお話ししてみましょうか。

断る時は、あっさり「やだ」と言う方がトラブルを起こさない、というお話です。

 

断る時は、あっさり「やだ」がいい

最近、断る時は、あっさりと「やだ」と言うようにしてるんですよ。

で、気がついたことがあるんですよ。

それは、予想以上に相手が「あ、そっか。なら大丈夫、別にいいや」と、気分を悪くすることもなく、あっさりと引き下がってくれるようになった、ってことなんですよね。

 

ほら、よく、何かの頼まれごとをしたときとかに、「う~ん、してもいいんだけど、でも実はね……」とか、しかめっ面で悩みながら、申し訳なさそうに弁解して断ることがあるじゃないですか。

これは、「相手に断るのが悪いなぁ。でも、はっきりと断ると相手に気分を悪くさせちゃうかもしれないから、申し訳なさそうに断るのが、相手にとって一番よい断り方だ」という考え方から起きていると思うんですよ。

でも実はこれって、思いっきり逆効果だったんですよね。

 

これは断り方のコツなんですが、すぐに「やだ」と断るときに、あっさりと、笑顔で言うようにするわけですね。

すると、相手は「どうして?」と訊きます。

そこで私は、「私には合わないから」とか、「やりたくないから」、「嫌なものは嫌だから」と、「理由を言われても、分からない」というニュアンスで、肩をすくめて答えます

だったら、相手はそれ以上追求できなくなりますよね。

「なぜ」という問いに対して、「分からない」で答えるんですから。

すると、相手は「そっか。なら仕方ないね」と答えるしかないんですよ。

 

私は朗らかに答えているので、相手も「それほど重要な用事じゃないしな」と、気軽に思えるんですよ。

そうして、相手は「あ、いいの。たいしたことじゃないから。気にしないで」と、気楽に去ってゆけると。

まぁフォローを入れるなら、私は「こういうことだったら、喜んでやるよ」という、「これが好き」というのを伝えるでしょう。

 

こうして、泥沼な断り方にはまってゆく

でも、もしここで、「実はこういう理由があってね」と理由を説明して、苦々しい顔をして、申し訳なさそうに断っちゃったらどうでしょう。

相手は、「そのできない事情を解決しさえすれば、協力してくれる」と勘違いしてしまうんですよ。

そして、「じゃあ、その事情はこうすればいいんじゃない?」とか、逆に提案してくるわけです。

こちらはやりたくないので、「でもそれじゃ、こういう別の問題があって……」とか、わざわざ別の問題を引っ張り出してきてまで、説明しなきゃいけないと。

こうして、もう泥沼のような「できない理由」のオンパレードになってしまうわけです。

 

でも、「できない理由」の中には、しょーもないものもあるんですよ(笑

「○○していて、疲れているから」みたいな。

すると、相手の用件より「疲れている」方が重要だと相手に伝わったりして、「私って、その程度だったのね」とか勘違いさせてしまうわけです。

 

さらには、苦々しそうな顔をして、申し訳なさそうに断ると、相手も「重大な頼みを断られた」って感じちゃうんですよ。

すると、相手の中で「こいつに一つ貸しができた」となっちゃうわけです。

というのも、その人にとっては、「相手がごめんなさいと、苦々しそうに謝っている」んですから。

実際は何も頼んでおらずにプラスマイナスゼロのはずなのに、相手は「一つ貸しができた」と思うなんて、めちゃくちゃな話でしょ(笑

でも、心理的にはそういう現象が起きてしまうんですよ。

こうして、「あいつは一つ、自分に対して謝るようなひどいことをした」と思ったり、「それなら次は、やってくれるだろうな。貸しがあるんだし」なんて、勘違いさせてしまうわけです。

 

まとめ

だから、結果的にすがすがしく「やだ」と答える方が、相手にとって悪い気も起こさせずに、自分も嫌なことをせずに済んで、しかも問題を起こさなくて済むんですよ。

これ、本当に効果があるので、やってみるといいでしょう。

 

ただ、ちょっとした勇気は必要でしょうけどね。

最初は「やだ」と言うとなると、「子どもだと思われないだろうか」なんて恐怖を抱くかもしれません。

でも、明るく「やだ」と、肩をすくめながら言う練習をしてみると、結構自分でも「あ、いけそう」って感じると思いますから。

 

ってことで、今日は断り方についてのお話をしてみました。

今日はここまで~。

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