最初にお知らせです。

最新作の「ストーリー作家のネタ帳」第3巻ですが、本日、修正版(10月5日版)を公開しました

概要図で4コマがありますが、あれの文字をもう少し読みやすいように、文字を太く大きく修正しています。

もし解像度の低い端末で見ている方で、「4コマの文字が読みにくい!」という方がいましたら、最新版を再ダウンロードをしてくださいませ。

最新版のダウンロードは、Amazonの「アカウントサービス」→「コンテンツと端末の管理」からできます。

 

修正箇所はその文字サイズだけなので、解像度の高い端末で見ている方は、そのままでOKです。

 

ってことで、今日の本題です。

今日は、時代の流れについてお話ししてみましょうか。

「全くの能なしからでも、何とかなる時代」ということで、お話ししてみましょう。

 

東大を出て、ミュージシャンになるのもアリ

ちょっとした記事を見つけたので、ご紹介。

東大を出た僕がなぜミュージシャン?(読売中高生新聞)

中高生向けのコラムなんですが、「東大卒のミュージシャン」が生き方について語ってます。

これが、新しい時代の感性だと思うんですよね。

 

以下で、部分的に引用してみましょう。

しょっちゅう聞かれます。
「なんで、東大出て音楽家になったんですか?」(中略)

でも、僕、中高生の頃とか、東大出て音楽家になるのが、そんなに変なことだと思ってなかったんですよ。
だって、昔から音楽が大好きだったし、これを仕事にできたら最高だって思ってたから。(中略)

もはや、音楽家になるには音大出ないといけないとか、東大出たら官僚にならないといけないとか、「夜に口笛を吹くと悪魔が来る」みたいな迷信と近いものがあります。

 

こういう感性ですよね。

「こうやって生きられたら最高やん!」というノリなんですよ。

私も神戸大学を出て、日本人なら誰もが知っているような超有名大企業に入り、そこでエリートコースを歩いていたんですよ。

でも、ゲーム制作チームを組織して、さくっと独立しましたからね(笑

 

同時に、今の時代、「こうなりたい」という強いビジョンがあれば、どんな経路からでも何とかなるように思います。

私自身、ゲーム制作やアニメ作り、本作りは全て独学ですし、クリエイティブ系の学校にも通ってませんでした。

高校から大学はずっと理系だったので、論文の書き方は少し学びましたが、文学系の「文章の書き方」みたいなものも特に学んでいません。

でもまあ、それなりにできるものなんですよ。

 

まあ確かに、基礎がある人はやっぱり強いとは思います。

特に絵と音楽については、学んで基礎ができている人は「次元が違うな」と思いますからね。

 

ただ、ある漫画家さんがこう言っていたんですよ。

「絵心がある人なら、数年しっかり学べば、誰でもそれなりに描けるようになる。

でも、そこから先に直面する『いい絵』は、学んで作れるものじゃない。

下手な人でも、輝くものは出せる」

……みたいな。

 

今では、いろんなルートがある

「こういうルートを進まなきゃ、こうなれない」というのは、もはや幻想のように思えます。

同時に、「今までこういうルートをたどってきたんだから、こうならなきゃいけない」というのも、既に過去のものになっているものです。

 

というのも、昔は「歩けるルート」が規定されていたから、その道を進むしか生きる道はなかったんですよ。

すると、「ゼロからの再出発」っていうのは、「圧倒的に不利」を意味するようになります。

だって、みんながよーいドンで、一つの道を競争し始めたら、早く走り始めた人の方が有利ですからね。

なので、「幼い頃からの英才教育」みたいなのがもてはやされていたわけですが。

 

でも今の時代、情報化によって、ルートはもうたくさん発見されてきました。

私たちは、いろんな道を進むことができるわけです。

言うなれば、昔は「大阪から東京に早くたどり着いた人が成功者」とかいう価値観だったのが、今では「山口県の瀬戸内側も気持ちいいよね。北海道もいいし、沖縄もいいよね。ハワイもいいよね」みたいに変わったと。

実際、どこでも生きられるようになりました。

今までは「東京-大阪間の直線」でしか生きられなかったのが、「日本や全世界という平面」で生きられるようになったようなものです。

 

だったら、自分の好きな場所に行けばいいものですよね。

そして、その「新たなルート」は、現在どんどんできています。

ここ10年で、今まで考えられなかったような「望む人生の送り方」が、どんどん生まれるようになりました

私自身も、そういう「新しくできたルート」を使ったことで、極めて短期間で「遊んで暮らす」を実現したわけです。

すなわち、「これをして生きられたら、最高だな」という新たなルートが、ここ10年でどんどんできるようになったと。

 

だったら、「こういうルートを進まなきゃ、こうなれない」、「今までこういうルートをたどってきたんだから、こうならなきゃいけない」というのは、もはや幻想ですよね。

この時代の流れについて行けているかどうか、だと思うんですよ。

 

この流れに気づかない場合、既に時代に合わなくなった思い込みをするようになります。

「東大に入れば安泰」

「幼い頃から英才教育をすれば、有利になる」

「作家になるには、新人賞を取らないといけない」

「みんなは若い頃から始めている。でも自分はこの歳になって始めた。早く始めた人に勝てるわけがない」

これらの思い込みは、既に過去のものになった、ということです。

 

今では、交通手段なんかたくさんあるので、どこからでも行けるものです。

目的地が見つかれば、後は今いる場所からのルートを模索すればいいだけですからね。

だからこそ、「幸せで自由な成功者」になりたい場合、ビジョンを描けて、自分なりに行きたい場所を見つけることが重要になります。

「他の人が歩く道を早く進むこと」ではなくて、「自分が歩きたい道」、「自分がたどり着きたい目的地」に焦点を当てる、ということですね。

 

まとめ

だから、今までどんなルートをたどっていたとしても、今がどんなに無能な状態でも、ビジョンさえあれば何とかなる、ということです。

そういう生き方は、工夫すればできるんですよ。

「どれだけ決まった道を早く走れるか」ではなくて、「行きたい目的地のために、どれだけ工夫して道を探せるか」が重要なスキルになる、ということです。

 

だから、私はみんなが進んでいる道からドロップアウトして、自分の道を造り出して、目的地に向かっている、ということです。

で、既に多くの成果を出してきて、どんどん目的地に近づいている、ということですね。

 

そういう「道の探し方」という発想もありますよ、ということです。

 

ってことで、今日は「全くの能なしからでも、何とかなる時代」ということでお話ししてみました。

今日はここまで~。

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