今日は、ちょっと珍しく、子育てについてお話ししてみましょうか。

男の子の扱い方を、私の経験から語ってみましょう。

今回のお話は長くなったので、今日と明日の2回に分けてお話しします。

 

最近は、ママさん方からの反響があったり

なんか最近、子供を持つママさん方からメッセージをいただいたり、応援してくださったりしてるんですよ。

クリエイター向けのページなのに、私としてはちょっと不思議だったりするんですが(笑

ということで、今日は今までとは少し違う導入になります。

まあ、語ってる内容はいつもと同じなんですが(笑

 

私は過去のゲーム制作でも、子供を持つママさんに制作スタッフとして入ってもらったことはあるんですよ。

というか、うちのチームは珍しいことに、シナリオ以外では女性スタッフさんが圧倒的に多いんですよね。

私の実家が食品関係の自営業で、パートも含めて働いている人は、父親以外は全員女性だったんですよ。

そういう環境で手伝いながら育ったからなのか、気がつけばうちは、圧倒的に女性比率が高いチームになっていたという。

 

子育てしているママさん方の場合、小さな仕事で少しぐらい単価が安くても、自宅で子育てしながらできるので、喜んでもらいやすいんですよ。

むしろ、小さな仕事の方が引き受けやすくて、喜んでもらえる、みたいな感じですよね。

だから、私も小さな仕事を安く発注できて、ママさん方も生活費の足しを稼げて、双方が喜べると。

 

で、ママさん方にとっては、「男の子」ってよく分からないことが多いようで。

なので、私の経験から、「男の子の扱い方」についてお話ししてみましょう。

 

ちなみに私は独身ですし、子供もいません(笑

「私の経験」というのは、「私が小さい男の子だった頃の経験」ということですね(笑

そういう「男の子の心理学」という形で、お話ししてみましょう。

 

先に結論を言っておくと、男の子には、2段階ほど「変わる時期」があります

一つが小学3~4年生ぐらいに起こる、社会性を持ち始める時期

もう一つが、高校2年生ぐらいで起こる、精神的に大人になる時期

この二つの変化を知れば、男の子が理解できて、扱いやすくなるかと思います。

 

男の子は、高2ぐらいまではアホでガキ

まずは、高校2年生ぐらいで起こる変化について説明してみましょう。

まあこれは、小学3~4年生の変化に比べるとたいしたことはないので、読み流す程度で結構です。

 

小学3年生ぐらいまでは、男の子はアホですが可愛いものですよね。

あ、小さな男の子がアホなのは、誰もが共通していることかなと思います(笑

女の子は、小学3年生ぐらいからでも、冷静に先を見越して行動できるじゃないですか。

でも男の子の場合、高校生でも、夏には学校帰りにパンツ一枚になって川に飛び込んだりだとか、打ち上げ花火で撃ち合いをしようとしたりだとか、アホなことしますからね(笑

私の場合でも、川への飛び込みは大好きでしたし、中学生でも波動拳とか昇竜拳みたいな必殺技の練習をしていましたしね(笑

 

子供の場合、女の子の方が、精神的にも能力的にも早熟ですよね。

小学生高学年~中学生辺りでは、女の子の方が圧倒的に優秀だったでしょ。

だから、例えば兄と妹がいて、二人の年齢が近い場合、その兄妹は仲が悪いことが多いかと思います。

おそらく、幼い頃には妹の方が兄よりも精神年齢的には高くなりやすいから、兄を尊敬できなくなるんじゃないかな、と思ったりもします。

逆に、兄妹の年齢が離れていた場合、結構仲がいいことが多かった気もします。

 

男の子は、高校生2年ぐらいになるまでは基本的にアホだと思っておいた方がいいかと思います(笑

上に女の子がいると、それと比べて弟の発達が遅れているように見えるんですが、男の子はそういうものなんですよね。

でも、高校2年生ぐらいから、ぐっと能力的に飛躍するので安心してください。

 

いわゆる、「元服」の時期ですね。

私自身も、その頃からようやく落ち着いて考えられるようになった気がします。

一説には、男性ホルモンには脳をぼんやりさせる副作用があって、小6ぐらいで二次性徴が始まると、一時的に深い思考ができなくなるらしいです。

実際に私も、小6~高1ぐらいの時期は、今から思えば脳はぼんやりとした思考状態だったように思います。

で、高2ぐらいから、そのぼんやりさが少しずつクリアになってきて、論理的に考えられるようになってきたと。

 

男の子は小学3~4年生ぐらいから変わり始める

で、もう一つの、小学3~4年生で起こる変化を見てみましょう。

こっちの方が、ママさん方にとっては、特に重要な変化になるでしょう。

 

男の子の場合、小学3~4年生ぐらいから母親への態度が変わってきます

それまでは、母親にとって、男の子って可愛いものなんですよ。

でも、それぐらいから急に、声をかけても返事をしなくなるし、母親をうざったがるようになるんですよね。

あれだけ可愛かった息子が急に返事をしなくなるので、不安になるママさん方も多いと思うんですよ。

ただ、これはもう、男の子では避けられないことかなと思います。

 

男の子はその辺から、社会性を持ち始めることになります。

すなわち、「家族に守ってもらいたい」というばかりの欲求から、少しずつ「他の人を守っていきたい」という思いが生まれ始めます。

いわば、「母親から助けて欲しくなくなる」という時期なわけです。

それによって、少しずつ自力で努力して、自力で他の人を守れる力を身につけて、立派な「男」になってゆくと。

 

それは、母親が嫌いになったのではなくて、「自力でできるようになりたい」という気持ちの芽生えなんですよね。

そのためには、今まで助けてくれていた母親の力を拒絶しないといけないわけです。

ここで母親が「嫌われたらどうしよう」、「どうして今までのように接してくれないの?」と思って深く干渉すると、逆効果になるんですよ。

今までのように世話をし続けると、男の子は自信を身につけられなくなります。

そうして、自分から挑戦することができなくなったり、失敗や傷つくことにおびえて、安全な場所に閉じこもるようになってしまいます。

 

なので、その時期から、少しずつ男の子への干渉を減らしてゆくといいでしょう。

そして、子どもが助けを求めた時に、必要なだけの助力をするといいでしょう。

「やって見せて、させてみて、褒めてあげれば、大人だけでなくて子どもも育つ」という奴ですね。

 

それが将来、女性を守ることができて、自発的に努力をして挑戦してゆくようになれる、立派な男の子になるんだと。

ちょっと極端に言うと、「べったりとした男の子の世話は、小学3~4年生ぐらいまで。後は食事だけ与えているぐらいで、それ以外は自分でさせるように突き放すぐらいでいい」

という感じでしょうか。

 

前編のまとめ

そんな感じで、男の子には、2段階の「変わる時期」があります。

 

第1弾が、小学3~4年生ぐらいの段階です。

この時期から母親を拒絶するようになって、社会とのつながりを求めるようになります。

第2弾が、高校2年生ぐらいですね。

この時期から思考がクリアになって、「冷静に考えられる、大人の男」になってゆきます。

 

じゃあなぜこんな変化が起きるのか、そしてどういう原理で起こるのかを、明日にでも説明してみましょう。

これを知ることで、女性の方でも、幼い男の子の心理がよく分かるんじゃないかと思います。

 

ということで、今日はここまで~。

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