今日は、割り切り方のお話をしてみましょうか。
背景で写真加工を上手く使っている作品
たまには同人ゲームでも紹介してみましょうか。
今回は、背景に写真加工を上手く使っている作品を、2つほど見てみましょう。
まずは一つ目: あまてる。制作「コルヌ・コピア -不思議の住む街-」
スクリーンショット1、スクリーンショット2(窓の杜)
もちろん背景は写真加工なんですが、水彩風な処理がされていて、ゲームの雰囲気に合っていて素敵ですよね。
特にスクリーンショット2の背景とか、ファンタジックな雰囲気に合っていて、これで十分な気もするぐらいですし。
背景はだいぶ工夫されたんじゃないかと思ったりもします。
そしてもう一つ: 4th cluster制作「Campus Notes – Bill of Fare – 」
フリー版なので、ブラウザを使って、オンラインですぐにプレイできます。
いわゆる筑波大学周辺のネタを使っているという、ターゲットが超ピンポイントな作品なんですが(笑
この作品は、実在する場所が舞台なので、「実際の写真を使う」というのが一つの魅力にもなっているわけです。
筑波大生なら、きっと背景から「あの場所だー!」と分かるんじゃないかと思いますし、それが一つの面白さかなと思います。
この作品の背景は、うちのPhotoDramaticaをベースに、さらにいろいろと工夫をこらして使われているようで。
室内とか難しい素材も上手く処理していて、素晴らしいな~と思ったり。
「重要でないものは、ばっさり切り捨てる」という大胆さ
私はこういう割り切り方って、好きなんですよ。
私も昔はゲーム制作時に背景絵を発注していたんですが、背景って、普通に発注すれば相当お金がかかっちゃうんですよね。
全制作コストがあるとすると、CGがらみが1/3、背景が1/3、その他が1/3ぐらいでしょうか。
でも、それを写真加工で済ませることができれば、だいぶコストが浮くし、自分がやりたいことに集中できるわけです。
「自分の作品では、これは面白さを決める上では、さほど重要ではない」という要素は、ばっさりと割り切って切り捨てる。
そういう「選択と集中」って、大切ですよね。
まんべんなくよくしようとすると、「全く特徴のない作品」になっちゃいますからね。
力を入れる部分は入れて、捨てる部分は思い切って切り捨てると。
でも、ただ切り捨てるんじゃなくて、切り捨てた中でも雰囲気に合わせるように、できるだけ工夫をこらすと。
写真加工だろうが何だろうが、作品の雰囲気として仕上がっていれば、それ自体が魅力にもなりますしね。
まとめ
これはゲーム制作に限らず、生き方でもこういうのは通じるんじゃないかと思います。
「あれもこれも」と手を出すんじゃなくて、自分の本質を見極めて、捨てるところは捨てる。
そして自分が何をしたら満足をするのか、そこに力と時間、お金を集中していくと。
すると、結構簡単に成果を出せたりするんですよね。
ということで、今日は割り切り方についてお話ししてみました。
今日はここまで~。