私がこれまでの人生を振り返って運がよかったと思うことに、「人生の夏休み」を取れたことがあると思うんですよ。
これは、旧制作チームを休止して、何となく「ちょっと『人生で夏休み』を取ろう」と思ったんですよね。
私は質素な生活をする人なので、運がいいことに、しばらくは生きていけるだけの蓄えはあったので決断できたんですが。
「しばらく働くことはやめて、自分の人生を見つめ直してみよう」と思ったわけです。
で、その「人生の夏休み」、いわゆる数年のセミリタイアというやつですが、それを取るのは人生でも大きな転換点になりうると思うんですよね。
実際に私はその期間に、「自分は人生で何をしたいんだろう」と問いかけ続けたんですよ。
それで、自分についても、世の中についても、いろんなことを気づくことができたんですよね。
それが今の私を形作っているわけで。
あのときの経験は、私の中でも相当大きなポイントだったと、確信を持っているほどインパクトがあった期間でしたね~。
30歳前後の頃っていうのは、占星学では「サターンリターン(土星回帰)」と言って、人生での節目になることが多いらしいです。
実際に就職して仕事も順調にいくようになって慣れてきたぐらいで、そういうことを考えられる余裕ができる頃なのかなとも思います。
(なので、仕事を何度か変えたり、結婚して生活環境ががらりと変わった人は、もう少し遅くなったりすることもあるかと思いますが)
で、もし「もっと新しい世界を知りたい」と思うのであれば、そういう時期や節目に「人生の夏休み」を取ることを考えてみるのがいいんじゃないかと思います。
そのときに、できるだけ長期の休みを取るということですね。
やっぱり仕事をしながらだと、考えられないんですよ。
最低でも1ヶ月、できれば2年ぐらい、休みを取れるといいかなと思います。
そういう「人生の夏休み」ですね。
なんか、「夏休み」ってだけで、ワクワクするでしょ(笑
少し毎日の「当たり前」から離れてみて、そういうワクワク感が、人生を新たな次元へと連れて行ってくれるんですよね。
実際、旅行に行って帰ってきた時とか、旅行に行く前とは全然意識が違ってることとかありますよね。
「仕事ばっかりじゃなくて、もっといっぱい旅行して、人生を楽しまなきゃ!」とか思うものです。
でも、日常にずーっと居続けたら、その感覚さえ麻痺しちゃうわけで。
まぁサラリーマンであったり、家族や子どもを持っていたら相当きついとは思いますし、それはほぼ「今の仕事を辞める」と同義になるとは思います。
そういうこともあって、ほとんどの人は「難しい」と思うでしょうが、もしそういう変化の節目に立った時、少しこの内容を思い出してみるといいでしょう。
ひょっとすると、新しい展開が生まれるかもしれません。
……ということで、無茶を言っているのを承知で、ちょっと提案してみました。(=▽=)