心理学で面白いお話があったので、ご紹介~。
ショックで眠れない本当の意味とは- 作業療法士 菅原洋平のブログ
この内容を簡単に説明すると、「ショックな出来事があった日は、眠らなければ、引きずらずに忘れられる」ということですね。
記憶ってのは、短期記憶と長期記憶があります。
短期記憶は、1日に覚えられるのはだいたい17時間ぐらい(24時間マイナス睡眠7時間)だと言われています。
寝ると脳内で記憶が整理されて、不要な短期記憶は消され、必要な短期記憶のみが長期記憶に格納されることになります。
でも、寝なければ、どんどん短期記憶は「上書き」されて、古い方から順番に消されてゆきます。
だから、試験勉強でも、徹夜とかで17時間以上やっても無駄になるわけです。
というのも、古い方から短期記憶は上書きされて、消されていくからですね。
でもこの記憶のメカニズムを利用して、「トラウマ的な出来事を忘れる(後に引きずらないようにする)」というテクニックがあると。
つまり、17時間以上起きていれば過去の短期記憶が消されるなら、「嫌なことはそれが起こってから17時間ぐらい起き続けて、その間に別の情報を入れまくっていれば、忘れられる」ってことですから。
何ともすごい逆転の発想(笑
でも実際に、「嫌なことがあった日は眠れない」ってのは、人間の脳が記憶を定着させないようにする、ちゃんと人間に備わった、正常な防衛メカニズムのようで。
だから、「嫌なことがあった日は、眠れない」で、悩む必要はないと。
むしろ、起き続ければ、後を引きずらずにハッピーになれると(笑
まぁ「17時間起き続けなさい」は極論としても、記憶は近ければ近いほど覚えているものなので、1時間でも2時間でも就寝を遅らせるのでも十分効果があるかと思います。
重要なのは、「悩み続ける」ではなくて、「映画とか何でもいいから、強引に別のものに意識をそらしながら、時間を過ごす」ことですね。
でないと短期記憶に多く残っちゃいますので。
いつかショックなことがあったら、試してみようかと思います(笑
もしくは、誰か人柱になって試してみてください(笑