今日は、人を見抜く方法について説明してみましょうか。

クリエイターとして発注や受注をしていると、相手が信頼できる人かどうかを見抜くことが重要になりますよね。
というのも、「できる」と口では言ってもできない人もいますし、もっと悪質な場合は逆にこちらのチームにトラブルを持ち込む場合もあるんですから。

以前に人を見抜くための人相のお話をしましたが、ネット上で依頼する場合は、実際に会うことはできないものです。
すると、メールやサイトの情報だけから、その人が信頼できるかどうかを判断する必要があります

私の周囲でも、つい最近トラブルに遭った人がいて、その人は自力で解決できる力を持っていると分かってはいても、苦しむ姿を見るのはやはり心が痛むものです。

ということで、今回はそんな、メールやサイトの情報だけで、その人が信頼できる人かどうかを見抜く方法について、説明してみようかと思います。

 

トラブルを起こすのは、「劣等感の強い人」

トラブルや問題を引き起こす人には、ある傾向があります。
結論から言うと、それは「劣等感の強い人」です。

劣等感というのは、「自分は劣っている」と強く感じている人のことですね。
だから、「自分は劣っている」に関連する出来事には、強く拒絶反応を起こすようになります。

例えば、何か問題が起こっても、「自分のせいではない」と責任を転嫁しようとします。
もし「自分の問題です」と言ってしまえば、「自分は劣っている」と認めることになりますよね。
劣等感の強い人は、それだけはできないので、責任を取れないわけです。

劣等感の強い人は、「自分が優れていることを示すため」、「人を見下すため」に動いています
だから、「楽しさを味わうこと」や「みんなを幸せにすること」よりも、「自分を誇示すること」や「人をこき下ろすこと」を重視するわけですね。

 

では、どうすれば、劣等感の強い人かそうでないかを見抜けることができるのか。
しかも、メールやサイトの情報だけで。

ここからは、そんな「人を判断する方法」を詳しく説明してゆきましょう。

 

 

判断する方法その1:「ありがとう」と感謝を言える人かどうか

その一番よい方法として、「ありがとう」と感謝の言葉を言えるかどうか、で判断するとよいでしょう。

最初の一~二回は、まぁ多くの人が使うものなんですよ。(最初ですら使わなければ、もう完全にアウトですが)

でも、例えば資料を送ってもらったり、解説してもらったり、相手が手間をかけてくれた時に、どれだけ「ありがとうございます」と言えるかで劣等感の度合いが決まるものです。

というのも、「ありがとう」というのは、感謝していなければ使えない言葉なんですよね。
感謝と劣等感は相反するものなので、劣等感の強い人ほど、感謝の言葉を使えないものなんですよ。

劣等感の強い人は、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言えないものです。
まぁ発注では「ごめんなさい」の使用頻度は少ないので、「ありがとう」を判断基準にするといいでしょう。

こちらが資料を送っても、全く「ありがとう」も何もなければ、要注意です。
逆に、ちゃんと「ありがとうございます」と多く言葉をかけてくれる人は、信頼できる人になります。

 

 

判断する方法その2:Twitterやブログの内容を見る

別の判断方法として、その人のTwitterやブログの内容を見るとよいでしょう。

そして、そこに書かれている内容が、人を見下したり、失敗をあげつらってあざ笑ったり、他人の悪口を言っていたり、不平不満や愚痴、泣き言を言っている人であれば、劣等感が強いので要注意です。

逆に、劣等感のない人は、楽しかったことや嬉しかったこと、楽しみにしていることや感謝していることなどを書いているものです。

Twitterでも、劣等感の強い人ほど、「マイナスのニュース」をリツイートします。
例えば「こんなにひどいクリエイターがいた」、「こんなにバカな人がいた」というような内容を喜んで広めます。

逆に劣等感のない人は、「プラスのニュース」をリツイートします。
例えば「こういう風にすれば、うまくいく」、「こういう楽しくて、幸せなことがある」というような内容ですね。

前者の劣等感の強い人は、「世の中をよくしよう」として悪い情報を広めているのではありません。
人を見下して、自分が「こんな奴よりも、私は優れている」というのを誇示するためにリツイートしてるわけです。

逆に後者の劣等感のない人は、人のためになろうとしていたり、自分の幸せのためによい情報を広めているわけです。
だから、「こんなに世の中はひどい」というネガティブな情報よりも、「こういうのがよかったよ!」という積極的な情報を発信するようになります。

実際に、人の陰口を言っている人は信頼されないものですよね。
だって、「この人は、どうせ自分のことも陰口を言っているんだろう」と思われて当然ですから。
悪いニュースのコメントで「こんなにひどい奴もいる」と言うのは、陰口と同じです。
だから、そういう人は信頼されなくなって当然なんですよね。

そんな感じで、悪いニュースや人を見下すような内容を書いている人は、要注意です。
逆に、よいニュースや幸せな内容を書いている人ほど、信頼できる人になります。

 

 

判断する方法その3:プロフィールを見る

プロフィール欄に、「嫌いなもの」という項目があったら、要注意です。
これは、相手のことを気遣える人かどうかの判断基準にできるでしょう。

「好きなもの」というのは、別に問題ないんですよ。

でも、人は、自分が好きなものを否定されたら、哀しくなりますよね。
「嫌いなもの」という項目は、相手がそれを読んで、もしそれが好きだったら、相手に悪い気分をさせちゃうものです。
そういう項目があるということは、「相手がどう思うか、相手の立場で考えることができていない」ということですから。

これは、一つの「相手の気持ちを推し量れるか」という人間的成熟度の指標にできるでしょう。

相手の気持ちが分かる人は、「好きなもの」だけでとどめておくものです。
まぁ「苦手なもの」ぐらいでオブラートに包んでいる表現であれば、大丈夫でしょう。

 

 

判断する方法その4:自分を卑下しない

これは私みたく発注する側のみに当てはまりますが、時に受注する側が「私なんかに依頼してくださって、ありがとうございます」と、自分を卑下することがあります。

こういう人も、劣等感が強いので注意しましょう。

劣等感が強い人は、弱者をいじめて喜び、強者にはへつらうような人です。
私は監督という立場なので、やはりそれなりに決定権のあるポジションにあるものです。
「地位に対してへつらう」ような人は、逆を言うと、「自分より弱い人を見下し、いじめる」ような人です。

信頼できる人というのは、自分よりできない人には手を差し出す、そういう人ですよね。
もちろん、無限に手を差し出すことなどできませんが。

監督だろうがデバッグ担当だろうが、本来どちらが上とか下とかいうのはないものです。
みんなが自分にできる領域で、貢献し合っているんですから。

だから、あまりに自分を卑下するような人も、要注意です。
どんなに偉い人でも、身分が低い人でも、自然体で丁寧に接して「ありがとうございます」と言うことができる、そういう人が信頼できる人ですね。

 

 

判断する方法その5:その人の交友関係を見る

Twitterなどで、その人がどのような人と仲良く接しているのかを見てみるとよいでしょう。

だいたい、「その人が普段付き合っている人で、最も仲のよい5人を平均したら、だいたいその人の思想や年収になる」と言われています。
実際、私はこれは強く「そうだな」と思うほど、「類は共と付き合う」ものなんですよね。

だから、その人が表面上でプラスのことを言っていたとしても、その交友関係を見て、その人たちが劣等感が強くて、人を見下したりしていたら、だいたいその人も同じような考え方をする人です。

仲のよさそうな交友関係まで見ると、もうほぼ間違いなく見抜けるようになります。

 

 

判断する方法その6:「色彩」で判断する

これはブログやホームページを持っている人限定ですが、色彩には、その人が持っている心理状態を強く反映されているものなんですよ。

簡単に言うと、ホームページの背景で「黒」を基調としたデザインの人は、劣等感が強い傾向にある印象が強いです。
特にブログのような、プライベートな内容を書く場で黒を基調としている場合は、劣等感が強いように思えます。

また、面積として黒と白が半々ぐらいの人は、「表と裏の顔がある」とも思います。

これは完全に私の経験則なので、まぁ信頼しなくても大丈夫です。

また、これはデザインをやっている人や、ホームページを外部に依頼して作ってもらっている人には当てはまりませんので、ご注意ください。
特にデザイン関連の人は、意図して配色をしてますからね~。

白とか、明るい色をベースにしている人は、劣等感が少ない傾向にあるように思えます。

 

 

判断する方法その7:「頑張ります」を多発する人は、頑張れない人

最後におまけとして、これも私の経験則です。

「頑張ります!」を多発する人は、すぐに頑張れなくなる人が多いように思えます。

おそらく、自分でも持続する力や、踏ん張る力が弱いと分かっているのでしょう。
だからこそ、「頑張れます」とアピールしなければならない……と感じているんだろうなと思います。

 

 

まとめ:劣等感の強い人を避けて、信頼できる人と付き合う

ここまででいろいろ説明してきましたが、劣等感の強い人は、できるだけ避けるとよいでしょう。

劣等感の強い人は、責任を取ることができないので、周りにトラブルをもたらしがちです。
私のチームでも過去に多くの問題を経てきたので分かりますが、チームはやはり人です。

そして、人生も同じです。
どんな人と手を組むかで、幸福度に大きく影響するものです。

なので、「能力が高いかどうか」よりも、「人として信頼できるかどうか」を重視するとよいでしょう。
どんなに能力が高くても、劣等感が強い人がチームにいれば、モチベーションも落ちますし、チーム内の人間関係はがたがたになりますし、デメリットの方が強すぎるんですよね。

 

私はこれまでも個性やクセのあるメンバーを率いてきましたが、「個性やクセ」と「劣等感」は別物ですからね。

ただ、劣等感が強い人なら、劣等感が強いチームに行くと、勢いが出るのも事実です。
これも、「類は友を呼ぶ」と同じですね。
でも、うちのサイトを見ているような人は、劣等感が強くても「それを何とか乗り越えたい」という人ばかりだと思うので、このサイトを見ている人にはそういうチームを組むのはオススメできなかったりします。

幸せに作りたければ、人を選ぶとよいかなと思います。

 

長くなりましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。

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