今日は少し心理学的なお話で、自信を身につける方法についてお話ししてみましょう。
「周囲の未来を予測することで、自信をつける方法」、というお話です。
実際は思い切り予想を外しているのに、なぜ自信を持って言えるのか?
昨日、ちょっと面白いことがあったので、お話ししてみましょう。
私は人の兄弟構成を予想するのが好きで、性格や特徴を元に「貴方の兄弟構成はこうでしょう!?」みたいに当てて面白がっていたりするんですよ。
ミステリー作品の主人公がするみたいに、小さな情報を元に全体を推論すると。
で、先日、とある漫画家志望さんとやりとりをすることがあって、そこでも兄弟構成予想をして、見事に撃沈したんですが(笑
ここんとこ三回連続で外しているので、「うぬぬー」という感じだったりも。
で、今回は予想とは正反対だったので、「うわーっ、自信ありげに言って、外しちゃったよ! なんか恥ずかしいーっ!」となっちゃったわけです(笑
そんな風になりつつも、同時に「なんで私はこんなに自信を持って言えるんだろう?」と感じたんですよね。
というのも、その漫画家志望さんは、ちょっと控えめで、自信が持てないタイプのお方だったんですよ。
一方で私は、結構な自信家ですよね(笑
実際はいろいろ間違っているのに、なんか「絶対に当たっている!」みたいに自信を持って言えているわけです。
そこで、「なんでこんな違いが生まれるんだろう?」と感じたんですよ。
で、結論から言うと、「自分はこうなる」という予測じゃなくて、「世の中(周囲)はこうなる」と予想しているからかな、と思います。
それに合わせて、自分の動きを調整していくと。
だから、自信を持って行動できているんじゃないかな、と思います。
誰もが、山勘や直感を当てている
私の実感では、山勘や直感って、7~8割ぐらいは当たるんですよ。
これって結構な率ですよね。
実は私は、「赤信号に引っかからない人」なんですよ。
まぁ田舎だから信号が少ないこともあるんですが、趣味のウォーキングをしていても、まず赤信号には引っかからないと。
そして、私は「雨に降られない人」でもあったりします。
小雨の日に散歩をしても、散歩の時は全然降っていないのに、家に帰って2~5分後に土砂降りが始まるわけです(笑
そしてその後はずーっと土砂降りだった、みたいな。
他にも、奇跡的なタイミングは、毎日のように起きていたりします。
で、実はこういう山勘とか直感って、結構誰もが当てているものなんですよ。
ただ、「何を予測するか」で結果が大きく変わると。
「自分はこうなる」と予測すると、無意識に自己成就してしまう
運が悪い人は、「自分はこうなる」という予測をしているように思います。
ほら、「悪い予感ほど、よく当たる」とか言いますよね。
こういう人ほど「ああ、自分はこういうひどい状態になるんだろうなぁ」みたいに予測してしまうわけです。
そして結果として、無意識にその方向に吸い寄せられてしまうと。
これを心理学用語で、「自己成就予言」とも言うんですが。
他にも、よく人は「こうなりたい」とか「こうなりたくない」って言いますよね。
でもそれって多くの場合、「自分は未来にこうなる」と予測しているから、それに反発して「こうなりたい」、「こうなりたくない」と言っているわけです。
「無一文にはなりたくない」、「お金持ちになりたい」っていうのは、「私は未来に貧しくなる」と予測しているから、そう言う必要があるんですよ。
「私は未来に豊かになる」と本気で信じている人は、わざわざ「お金持ちになりたい」なんて言いませんからね。
「この仕事は嫌」とか「温泉に行きたい」と言う人は、「この仕事をずっと続けなければならない」と予測しているから、わざわざそう言うわけです。
来月に独立することが分かっていたり、温泉旅行に行くことが分かっていれば、そんなこと言いませんからね。
そんな風に、「自分はこうなる」という予測をするから、「億万長者になりたいなぁ」とか、「独立したいなぁ」、「温泉に行きたいなぁ」と思うようになるわけです。
でもその根底では、既に「悪い方向になる(もしくは居続ける)」という思い込みがあると。
だから、その根底にある思いを自己成就してゆくことになります。
「世の中はこうなる」と予測すると、工夫する余地が生まれる
一方で私の場合、「自分がこうなる」とは予測しないんですよ。
「世の中や周囲はこうなる」と予測すると。
このブログでも未来を予測することがありますが、だいたい「世の中はこうなっていく」っていうアプローチですよね。
同時に、私はあんまり、「こうなりたいなぁ」っていう発言をしませんよね。
というのも、「世の中や周囲はこうなる」と予測したなら、「なら、私はこうする」と対処するようになんですよ。
「私はこうなりたい」ではなくて、「私はこうする」になると。
予測の後に来るのは、願望ではなくて、行動なんですよ。
チャンスというのは、常に世の中のズレの中にあります。
安定している部分には、私たちが入り込めるようなチャンスはないんですよ。
安定している場所ではほとんどの人が既得権益を確保していて、もしその利権を得たければ、ある種の決まった競争に勝たなければなりません。
工夫で勝てる余地がないわけですね。
一方で、変化を捉えれば、そこにチャンスが生まれます。
「これから世の中はこう変化する」と分かれば、そこに投資するなり、狙いを定めるなりできますからね。
多くの人が既得権益に目を向けているので、変化に目を向けるだけで、そういうチャンスは取りやすくなります。
現状から出るには、「競争で勝つ」なんてまどろっこしいことをしなくても、そういうチャンスを見つけるのが手っ取り早いんですよ。
そして今の時代は、変化が大きい時代なので、そういうチャンスはいくらでもあります。
まとめ
だから、私は強い自信を持っているんじゃないかと思います。
私は「世の中はどうなるか」を予測して、7~8割は当たって、そのたびに対策をして、おいしい思いをしてきたと。
一方でうまくいかない人は、「私はどうなるのか」を予測して、何もできずに、7~8割は当たって、自信を失っていくと。
自信というのは、「何を予測するか」で決まっているわけですね。
未来を予測して、それが当たるとか、快感ですからね。
それは信号の予測とか、雨の強さとか、そういう身近なところからでもできるものです。
すると、結構「世の中にはチャンスがある。しかも、私はそれを手にできるぞ」と理解できるようになります。
なのにそのチャンスを見ることができずに、既得権益が安定した場所で競争ばかりしているから、うまくいかないんじゃないかな、とも思います。
なので、「自分はどうなる」じゃなくて、「世の中や周囲はこれからどうなるだろう」と考えてみると、いいかもしれません。
すると、自分に対処できるチャンスが見えてきて、うまくいくようになります。
それをいくつか経験すると、「自分にもできることがある」と分かってくるので、自然に自信は身についているかと思います。
ということで、今日は「周囲の未来を予測することで、自信をつける方法」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。