今日は、精神的なお話です。

「正しく作る」よりも、「まずは楽しく作る」、というお話です。

 

「文豪ストレイドッグス」の軽いノリ

最近、「文豪ストレイドッグス」っていう作品にはまってるんですよ。

アニメ化もされているので、知っている人が多いかもしれませんが。

で、その紹介記事に、面白い内容があったのでご紹介。

本作が生まれたきっかけは朝霧氏曰く「文豪がイケメン化して能力バトルしたら絵になるんじゃないか、と編集と盛り上がったから」。

 

いいですよね、このノリ。

「そんなノリで始めちゃって、いいの!?」みたいな(笑

 

でも、こういうのが面白い出発点だと思うんですよ。

楽しいことをするのなら、軽いノリの方が動きやすいですからね。

そして、それをまじめに実現してゆくと。

 

夢の魅力とは、「ばかげた夢物語を、まじめに実現してゆくこと」

私は作家志望の方からよく問い合わせとか相談を受けるんですが、それでよく感じることがあるんですよ。

それが、多くの人が「自分の作品で間違った部分がないか、知りたい」と感じている、ということですね。

それで不安を抱えて、ミスをしてはいけない、間違わないようにしなければならない、とおびえていると。

作品の制作とか、人に喜んでもらうことって、そんなにおびえながらやることではないように思うんですよ。

 

夢の魅力ってのは、「ばかげた夢物語を、まじめに実現してゆくこと」のように思います。

よくドラマや物語でも、「民間人がロケットを飛ばす」みたいなモチーフがありますよね。

他にも、「段ボールでエレキギターを作る」とか、「割り箸でリアルなオブジェクトを作る」とか、ニコニコ動画にあるニコニコ技術部みたいなノリです。

でも遊びでやるんじゃなくて、技術や知識、人脈やお金、時間を投下して、まじめに実現を目指していく。

人はそういう人に魅力を感じて、応援したくなるものなんですよね。

 

作品作りでも、それと同じかなと思います。

作品ってのは、「正しく作る」よりも、その前に「楽しく作る」という要素があるように思います。

ただ「新人賞に受かりたい」とか、「プロになりたい」だけでは、「正しい作品(間違わない作品)」ばかりに意識が向かってしまうんですよね。

その「正しさ」ってのは、だいたいみんながやっていることなんですよ。

だから体力勝負や才能勝負になって、工夫で勝てる点がなくなってしまうわけです。

 

「正しい作品」の前に、「楽しい作品」を作ろう、という提案

だから、その前に、「楽しい作品」を作りましょうと。

すると、体力がなくても、才能がなくても、工夫次第で魅力的になって、応援されるようになります

 

その「楽しい作品」というのは、「こういう作品があったら最高やん!」という作者の夢物語が含まれているかどうか、じゃないかと思います。

「こういうのがあったら、面白いんちゃうの?」、「なんで世の中にはこんな作品がないんだ。ええい、なら自分が作ってやる!」みたいなノリですね。

そういうのは挑戦していて楽しいですし、誰もやっていないことだから使命感も感じられて、やる気が出るものです。

 

で、人はそういう作品に対して、魅力を感じるようにできているように思います。

そして、そういう作品を応援したくなると。

それはどれだけばかげたものであっても、まじめに向き合っている人を見ると、魅力的に見えてしまうものなんですよね。

 

まとめ

だからなかなかうまくいかない場合、自分がやろうとしていることに、夢を持たせることが大切なんじゃないかな、と思います。

正しい作品とか、間違いのない作品だけじゃなくて、自分なりの「こういうのが世の中にあったら、最高だろう!」みたいな情熱を含ませる、ということですね。

 

そういう部分から、工夫が生まれて、魅力が生まれるんじゃないかと思います。

そういや私も、写真加工技術では「写真を絵のようにできたら最高だろう!」みたいなノリだったり、FPSゲームでも「アニメ風なキャラのFPSがあったら最高だろう!」みたいなノリで作ってましたね~。

そしてそういう情熱があると、コアなファンができて、しっかりと応援されるんですよね。

 

ってことで、今日は「正しく作る」よりも、「まずは楽しく作る」というお話をしてみました。

今日はここまで~。

 

どうでもいい追記

本当にどうでもいいんですが、私も文豪ストレイドッグスみたいに、うちで協力してくれたスタッフさんを異能力者にして、バトル物語を作ってみたいです(笑

  • ナツメグ先生 → ホラー系な妖怪の召喚師。強力な妖怪を召喚できるけど、たまに「うわん」とか「あかなめ」みたいな役立たずも召喚する。クールなお姉さん系キャラ。
  • 漆原先生 → 空間系の幻術師。相手を幻術の世界に閉じ込めるが、間違ってよく自分も閉じ込められてしまう。動物好きで、感情表現が豊かなキャラ。
  • るーす先生 → 認知系の幻術師。術の発動に時間はかかるが、発動したら一撃必殺。強力キャラだけど、病持ちで動けないことが多い。物静かなお兄さん系キャラ。
  • 某ちょこりーたさん → 一撃よりも、数で攻撃する呪文詠唱師。短時間で瞬発的な攻撃力を持つけど、防御力が圧倒的に低い。ほんわかしている、唯一の平和的キャラ。
  • 伊菜さん → 数よりも、一撃でダメージを与える呪文詠唱師。呪文がかみ合うと圧倒的な威力を発揮するけど、よく呪文のトーンが合わずに威力を発揮しないことがある。テンションが高いボケキャラ。

……みたいな(笑

私も異能力者として参戦させたいんですが、なんかいいアイデアがなかったので、誰か適当に考えてください。

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