今日も精神的なお話です。
「自分でハードルを高くしないようにしよう」、というお話です。
高卒だけど会社を辞めて、独立した人の話
昨日、とある人の動画を見たんですよ。
それは、クリエイタータイプの人がどういう風にして会社を辞めて、自分の好きなことで収益を上げられるようになったのか、という流れを語ったもので。
そういうのをライブ配信できるとか、「すごいなー」と思ったりもしたんですが。
で、そこで語られていた内容が面白かったので、ご紹介してみましょう。
その方は女性の方なんですが、高校を出てすぐに就職したけれども、会社が全然自分に合っていなかったと。
で、もうつらくてつらくて、通勤の車の中で号泣していた、というぐらいで。
そしてその方は「もっと自分に合ったことで生きていきたい」と思うようになります。
そこで、「ブログでやっていけないかな?」と、ブログ活動を始めたと。
「そんなので利益にできるわけないじゃない」という反対
そんなときって、やっぱり周囲から反対されるものなんですよ。
親とか友人とか、「そんなので利益にできるわけないじゃない」とか言われたりして。
だいたい、ここが一つの大きなハードルですよね。
周囲から言われるだけでなく、自分自身も「確かにそうだよな」とか思ってしまって、やめちゃったりするんですが。
でも、その人は結構すんなりと、そのハードルを越えられていたんですよ。
じゃあなぜそれができたのか。
それが、その人の言葉で言うと、「会社やめて生きている人、めっちゃおるやん!」って気づいたことですね(笑
これが分かると、自信が得られて、どんどん進んでいけるんじゃないかと思います。
すなわち、自分でハードルを高くしない、ということです。
「独立してやっている人は、山ほどいる」という現実に気づけるか
「独立するのは難しい」とか言いますが、実は世の中に自営業でやってる人って、山ほどいます。
この現実に気づけるかどうかが大切かな、とも思います。
とても表現はよろしくないですが、その辺にいる中卒の、いかにも頭が悪そうなおっちゃんでもできることですからね。
例えば野菜を売っていたり、床屋をやっていたり、小さい自転車店をやっていたり、お好み焼き屋をやっていたり、そういうおっちゃんとかおばちゃんって、いるでしょ。
そういう人でも、収益を上げられているわけです。
なら、「あ、そういう人でもできる程度のことなんだ」と気づけば、「自分にもできそう」と分かります。
だいたい、人口の8人に1人が自営業とか社長さんですからね。
だから、ある意味自分でビジネスをすることは、少し学べば多くの人ができることです。
むしろ難易度で言うと、勉強して進学校の高校に入ったり、大学に進学したり、何かの免許や資格を取ったり、本を一冊書き上げたり、自作ゲームを一本仕上げる方が、はるかに難しいぐらいです。
成功者像を勘違いすると、難しくなる
じゃあなぜ「独立するのは難しい」と思うようになってしまうのかというと、成功者像を勘違いしているように思います。
普通の人から見ると、自分でビジネスをしている人って、なんだか「いかにもできる人!」とか、「知的で有能な人!」、「スーツをびしっと着こなしている人!」、「いつもパワフルに大きな声でしゃべる人!」みたいなイメージがあるかもしれません。
もしくは、「超一流の世界で活躍しなきゃいけない」とか、「超絶技巧で作品を作らなきゃいけない」とか思ったり。
だから、「なんかすごいことをしなきゃいけない」、「たぐいまれなる才能がないといけない」とか感じて、「自分には無理だ」とか思ってしまっているように感じます。
でも私の実感では、そういう「いかにもできそうな人」というのは、かなり少数派のように感じます。
むしろ、自分でビジネスをする人というのは、なんか地味で、ラフな格好をしていて、悪い言葉で言うと「ぱっとしない」、いい言葉で言うと「自然体」みたいなイメージだったりします。
これは特に、好きなことに熱中できる起業家や、不労所得化するのが上手いビジネスオーナータイプほど、そういうイメージがあります。
逆に、「いかにもできそう」という見た目の人ほど、サラリーマンが多いような気がします。
街ゆく人を見ていても、サラリーマンほどいつもびしっと決まった服装をして、髪型もびしっと整っていて、「私はできる人だと見せたいオーラ」みたいなものが出ているんですよ。
私から見ると、「そんなに気を張っていて、疲れないのかな?」とか、「頑張ってるなー」とか思っちゃうんですが(笑
「おもちゃを組み立てて楽しむ」という感覚
ビジネスを立ち上げたり、不労所得にするっていうのは、そういう「きらきら輝く成功者像になる」というイメージとは違うように感じます。
むしろ、「好きなおもちゃを分解して、新たに自分好みの形に組み立てて楽しむ」みたいな、地味でオタク的なノリというか。
その「おもちゃ」が「ビジネスシステム」になっただけです。
言うなれば、ビジネスシステムを組んで遊んでいる、みたいな感じですね(笑
例えば、世界一の超絶技巧な自販機を作らなくてもいいんですよ。
その辺の交差点とか、自分の家の前に、中古の安い自販機を設置するぐらいでいいわけです。
すると、それだけでもちょっとした収益になります。
おもちゃのように、ビジネスを楽しもう
で、その自販機でも、「ここはどういう人が通るだろう?」と考えると、もっと売り上げを伸ばせると分かります。
サラリーマンが多ければコーヒーを多く入れることもできるでしょうし、学校があればジュースを、スポーツ施設の通り道にあればスポーツドリンクを入れることもできるかもしれません。
朝に人通りが多いならコーヒーを、昼ならお茶を、夜なら甘いものやエナジードリンクを入れることができるかもしれません。
人通りが少ないなら、周囲には置いていないものを置くのもいいでしょう。
ちょっとした目立つものとか、特色のあるもの、特産品を扱うことができれば、なおさらいいですよね。
こういうのを考えるのって、なんだか面白いでしょ。
狙いが当たったら、「うまくできた!」と嬉しくなりますからね。
その上、買ってくれた人からは、「おいしかったです」と人から感謝されたりするんですよ。
すると、「自分が楽しんでいるだけなのに、お金を払ってもらって感謝までされて、こんなにすてきなことがあっていいのかな?」、みたいに感じちゃうぐらいです。
それは「毎日インタビューがひっきりなしに来て、多くの人からあこがれられて、光り輝く人になる」というのとは、だいぶイメージが違うと分かります。
そんな派手なものではなくて、もっと地味な、誰にでもできることです。
「ここなら、こういう戦略はどうかな?」みたいに、おもちゃの仕組みを楽しむような、そんなスタイルでいいんだと。
そして喜んでもらえて、しかもお金を払ってもらえる、というノリです。
まとめ
そう考えると、自分のビジネスを作ることのハードルが下がるんじゃないかと思います。
「収益を上げる」というのは、難しく考えないぐらいでいいんだと。
むしろ、すぐ身近な近所からでも始められる、みたいな感覚でいいんじゃないかと思います。
それは、自分の家の前に自販機を置くようなノリですね。
すると、あんまり気を張らなくても、いろいろ試してみることができるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「自分でハードルを高くしないようにしよう」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。